日航123便 墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る (河出文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • youtubeで関連の動画を見たので。

    ①国でいえば、ずっと主権や国益を失い続けている状態といえよう。それでは戦後の政治はまったく機能してこなかったということになってしまう。(p100)
    ☆当時の運輸大臣は、この著者(青山さん)と話をしたとき、「日本はアメリカの言いなりだからね」といったらしい。この事故?にアメリカが関係しているのだろうか。しかしながら、国にとって都合の悪い情報は隠されるのは今も昔も同じ。むしろ、昔のほうがSNSなどもなかったし、隠しやすい状態ではあったと思う。

    ②その赤い破片(ミサイルの痕跡)を消すこと、それを最優先にして人命救助は後回しにした。(p171)
    ☆当時の証言によると、123便にはオレンジ色のものが飛行機のおなかのあたりにくっついていたらしい。青山氏はこれが知られないように隠ぺい作業をしたのではないかと推測している。(推測というのもはばかられるほど、様々な証言を集めている。)

    いやいや、本当になんだこれと思いながら読みました。この夏一番の衝撃だったかも。
    毎年夏になるとこの話が繰り返されるけれど、かわいそうだったなという感想しかもっていなかったことが恥ずかしい。被害にあわれた方同士が結束しないように日航側が働きかけているなんて言う話もチラリと書かれていて、声を失いました。この関係の話は様々本が出ているようなので、また読んでみたい。

  • あまりの闇の大きさに衝撃を受けた。
    COVID19関連で、真実を明らかにしない今の日本政府の体質と同じ。何も変わっていない。
    もしかすると今の自分たちも同じような行動原理に従ってしまっているかもしれない。

  • 電子書籍。本屋で平積みされていて気になっていたのでKindleのセールもあり読みました。書かれている通り、我々一般市民には情報として流されていない様々な事実があり、それをもとにすると、事故ではなく事件である。。。という見方ができるということかと。恐ろしいことにこの国(この世界なのか?)では、そういったことがまかり通ってしまう。ある意味メディアも同罪であり、昨今の報道の在り方も「そんなに偏ったので良いのだろうか?」と疑問に思うことがある。この本の著者も最大限「断定」まではいかないように書く配慮があるのか、「~ではないか」調の表現が多いが、合理的に考えればそうであろうという極めてまっとうな意見を主張している。しかしながら、だからこそ、今一つ推測の域を出ていないことが気がかりな点なため、★3つ。
    とにかく、浮かばれないのは、墜落直後に救援できていれば、助かった大勢の方々ということ、またこの「事件」を風化させてはいけないということを強く感じた一冊だった。

  • 日本の航空史上、最大・最悪、そして最後にすべき「大事件」の真実。

    それは衝撃を持って報道された。
    日航ジャンボ機123便が群馬御巣鷹の尾根で墜落事故を起こし、520名もの犠牲者を出したと言うのだ。
    事故原因として推定された圧力隔壁の損傷に関しては、当時から疑義が呈されていた。
    数々の陰謀論が囁かれる中、海上自衛隊の護衛艦によるミサイル誤射は、状況証拠的にも最も蓋然性が高いと推察される。

    異変発生直前の副操縦士の「オレンジエア(オレンジ色の飛翔体)!」というボイスレコーダーの記録、乗客による相模湾上での飛翔体の写真撮影、同地点での低空飛行の目撃情報、墜落前からのF4ファントム2機と123便との邂逅、機長による早すぎるスコーク77の発信、そして異変発生地点の海底160mに眠る未調査の垂直尾翼片。状況証拠は多岐にわたる。

    これらは否定し得ない事実である。
    犠牲となった520柱のために真実の解明を望むのみである。

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著者プロフィール

元日本航空国際線客室乗務員。国内線時代に事故機のクルーと同じグループで乗務。その後、官公庁、各種企業等の接遇教育に携わり、専門学校、大学講師として活動。東京大学大学院博士課程修了、博士号取得。

「2022年 『JAL裁判』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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