みどりのゆび (岩波少年文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 子どもの頃から気になりながらも読んではいなかった。結構保守的だったのか主にイギリスの本ばかり読んでいたので。
    この本も、予想通りフランスらしい子ども向けの本だった。
    (フランスらしいとは?詩と哲学がある、て感じかな。大人から子どもへの視線を強く感じる、のもあり。あと子どもは一人だけ、ほかはほぼ皆大人。)
    翻訳は安藤次男、原作に相応しい訳文。
    あと、挿し絵がとても素晴らしい。
    結末、チトは誰だったのでしょう?の答えは、そう、ここまで来たらそうするしかなかったのかな。

    チトの周りの大人のひとり、かみなりおじさんという人、いちどチトをひっぱたいたし、声がでかくて威圧的で規律に厳しいのだけど、そんな彼が、実はチトを愛していてチトから離れることなんてできないし会うのを禁じられるのは耐えられない、と書いた後、「大声でどなる人のなかにはときたまこういう人がいます」てのがいいね。

  • 参考になった

  • 子供の頃の本の読み直し。
    ハッとするフレーズの連続。

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