Weの市民革命 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • アメリカはミレニアル世代やZ世代といった比較的若い世代が人口の多数を占めている。これは日本の超高齢社会とは真逆の傾向で驚く。
    若い世代は、従来の資本主義が掲げてきた大量消費・大量生産的な価値観を嫌う。なぜなら、環境や人道的な負荷が高すぎるからだ。そして道徳的で持続可能な新たな価値観を広げようと様々に活動を展開している。

    私は物を買うときは、「コスパ」を考えたり「レビューが高いか」といったことくらいしか調べていなかった。だが、その商品がどのような工程で作られているか、環境への負荷がどれくらいかなど、もう少し視野を広げることが大事だと思った。

    個人的に、世の中無駄な商品で溢れかえっていると思う。素材にこだわるより、まずは必要最小限のもので暮らしてみる。最小消費・最小生産にすれば環境負荷はずっと軽くなるし、出費の総量が減るので環境に大きな負荷がかかるような安価な商品に手を出す必要もなくなる。
    最初は景気が落ち込むと思うが、適応していくしかない。

  • 個人の自由よりも世界全体の人種の拡大といった、平等の追求が共同責任とするような市民運動を行うWeが起こす現代の革命を説明する本。

  • 消費者としての購買/不買で企業や社会を変えることができる。また、従業員の幸せと企業利益の相関が発見されたことで、従業員アクティビズムも注目されている。一方、個々人の活動だけでは温暖化は抑えきれず、抜本的なシステムの改革が必要である。身近なところから取り組むことと、身近なところからの取り組みを通して社会全体を変えていくことが必要で、いままでにないWeへ個々人(I)の意識が変容している時代である。

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著者プロフィール

ニューヨーク在住歴20年。政治経済や社会問題から、ファッション、ライフスタイルまで幅広いトピックスについて執筆する。著書に『ヒップな生活革命』(朝日出版社)、『ピンヒールははかない』(幻冬舎)、翻訳書に『テロリストの息子』(朝日出版社)。www.sakumag.com

「2018年 『My Little New York Times』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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