たとえとどかぬ糸だとしても: 7【イラスト特典付】 (百合姫コミックス) [Kindle]

著者 : tMnR

• 一迅社 (2021年1月18日発売)

感想・レビュー・書評

[セブン牛乳パックさんの感想 · 2023年1月7日]

全ての点と点が結びつき、ついに完結。
ウタが薫離さんの所へ戻り話をした中
ついに玲一に話を切り出した。

2巻で浮気説なんて思っていた所
そんな単純な話ではなかった。

今でも離沙子のことが忘れられない玲一は
もう亡くなってしまった薫離さん母の言葉が
忘れられずに薫離さんと夫婦関係を持つことになった
とのことだが、そんな曖昧な関係ではやはり
続くわけがなく真実を知った薫離さんは別れを決意。

ウタが薫離さんを思う気持ちは変わらないが
それは前より辛く重くはなくなり
新しい大学生活で色んな世界を知る。

それでも薫離さんへの変わらない気持ちに
愛おしさすら感じるウタを見て
決してハッピーエンドと言える
結ばれた恋の終わりではないが
とても素敵な作品でした。