- 本 ・雑誌
- / ISBN・EAN: 4910077070317
感想・レビュー・書評
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対談2件どちらもおもしろかった。李琴峰氏の「彼岸花が咲く島」もう一度読みたかったけど、他に読むものがたまっているので断念。その他いつもの連載横尾忠則氏、綿矢りさ氏作品読みつつ、西村賢太氏のページが出てきてしばらく呆然と見つめてしまう。この連載は途中からになってしまったので今までスルーしてたんだけど、あと1話で完結だったと何かで読んで、他の作品はけっこう読んでたからいろんな意味で無念。同年代だし、「苦役列車」をはじめどーしよーもなくも憎めない人物作品、好きだったな。合掌。
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國分功一郎×若林正恭
差別は良くないって認識が広く共有されてることと、多様性が認められていることはイコールではない。
結局、足並み揃えない人を村社会的に監視し合ってるだけ、という。
鋭く的確な言葉であふれた対談だった。 -
こういった雑誌(雑誌というのも畏れ多いが...)を買うのは初めてだったので、上手く評価と感想できるかわからない。とりあえず、書いてみることにする。
なぜ私が本誌を購入したのか。それは「椎名林檎論ー乱調の音楽」(北村匡平)を読むためである。
以前から、北村氏が椎名林檎の楽曲について評論していることは知っていたものの読む機会がなかった。ところが、今回から『文學界』に新しく連載されることを耳にして購入した次第である。
また、本誌では國分功一郎氏と若林正恭氏の対談や李琴峰氏の「彼岸花が咲く島」なども、それぞれ面白いものであったが、ここでは省略する。
自分なりに「椎名林檎論」を読んで、感じたことを 大雑把に 簡潔に 書いてみる。
本稿では、主に『正しい街』『歌舞伎町の女王』『丸の内サディスティック』の3曲、つまり、椎名林檎のファーストアルバムに収録されている曲であり、最も愛好家の中でも人気の高い曲を評論している。3曲とも、「歌詞」「楽曲」「歌詞と音楽の共鳴関係」「歌唱表現」の観点から過不足なく評論しており、とても興味深いものであった。
普段から聞いている“音楽”をここまで評論されてしまうと、愛好家である・なしに関わらず、より一層椎名林檎の音楽をリピートしたくなってしまうといっても過言ではない。
最後に1つ。
私は芸術評論文を読むことが初めてであったが、本稿は、そういった類いのものを初めて読む人にも優しく読み方を教えてくれる先生のような存在であり、北村氏が執筆した他の評論文も読んでみたくなるようなものでもあったと思う。 -
リレーエッセイ「私の身体を生きる」島本理生さんによる第一回目のそれがとても良かった。本文中に出てきた「ひとはなぜ服を着るのか」(著:鷲田清一)もそのうち読もう。
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芥川賞受賞の「彼岸花が咲く島」を読むために手に取った。
でも、「椎名林檎論ー乱調の音楽」(北村匡平)が凄かった。椎名林檎が音楽界で高く評価されていることは感じていたが、その初期作品について歌詞から発声まで深く掘り下げて分析し絶賛している。新連載とのこで、まだまだ続くのだろう。
その他、オードリーの若林の知識欲に驚かされる対談や、西村賢太(合掌)、綿矢りさから横尾忠則、宮本輝までなんだか濃い内容で圧倒された。 -
2021年上期芥川賞受賞作「彼岸花が咲く島」を読んだ。テーマはわかるものの、登場人物たちの架空の言語(方言?)による会話に最後まで馴染めず、物語に没頭できなかった。そこに芸術性を見出しての受賞なのかもしれないけれど。
(D) -
椎名林檎論: 乱調の音楽
著者 北村匡平
について読んだ
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価値観は時代とともに変わっているけど、性については変わることがない
本当の「平等な社会」とは何なのか
その時はその時に考える、現実逃避してるようだけど、時には楽観的になることも大事だと思った
2021/6/27 ☆4.0 -
若林 國分対談
文藝春秋の作品





