悪役令嬢の中の人【特典SS付】 (一迅社ノベルス) [Kindle]

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  • 悪役令嬢が強火担でヤンデレ。
    入れ替わってしまった本来の悪役令嬢が中からずっとエミを見つめエミの記憶を共有し、両親にも愛されて来なかった自分が初めて愛されるということを知り癒やされ、エミに感謝して幸福を願うのに断罪された瞬間に意識を手放したエミと入れ替わって復讐していく話。
    とにかくエミだったらどうしたか、エミが築き上げた評価を落としたくない、と何もかもエミを中心にしか考えてないのが凄い徹底してる。会話させてあげて欲しいわと思ってたら最後に少し会話できていて良かった。
    ゲームヒロインに落ちていった攻略対象たちの理由が「嫉妬が心地よかったから」というのがね、遠慮なくやっちゃってください姐さん、と思ったわ。
    でもゲームヒロインほどのザマアは描かれてなかったような気が?
    エミが娘として産まれてきたらどれだけ偏愛するんだろうと不安だったけど、案外ちゃんとお母さんしてて良かった。めっちゃ子離れしてないけど(笑)

  • ゲームの悪役令嬢に転生したエミ。
    ゲームとは違って、幼い頃から共にいた、婚約者に恋をして、幼馴染みや義弟とも仲良く過ごしてきた。
    ところがゲームのヒロイン「星の乙女」が登場したとたん、エミは追い詰められていく。
    とうとう公の場で、婚約破棄を言い渡され、更に「星の乙女」の命を狙ったと冤罪で断罪されたエミはショックで意識を失った。
    そんなエミの中で、ずっとエミを見守っていた本来の悪役令嬢レミリアが目覚める。
    冷たい家族に孤独を感じていたレミリアは、エミのレミリア推しの記憶に救われていた。
    エミを追い詰めた彼らを許さない。
    レミリアの復讐が始まる。

    エミならこう行動するはず、とお人好しで純真な令嬢を演じつつ、彼らを追い詰めていくレミリアがカッコいい。周囲が良い感じで操られていく様子もニヤニヤする。
    幼馴染たちや王のクズっぷりに対して、魔王がヘタレなのも楽しい。
    ただ、淡々とト書が続くので、漫画の原作には良さそうなんだけど、何か物足りないなあ。

  • コミカライズから続きが気になって読んだ。小説はわりとさっくり描写されていることも多いのだなとしみじみした。
    アンヘルが共感を示した部分が、レミリアに取って一番響くポイントだった、というところが個人的には好きです。

    最終的に自分の力で全部救っていくつよつよレミリア様、エミの愛を知ったからこその強者、という雰囲気が一貫していてずっと好きです。

  • エミならどう思うか、エミならどうするか。それをベースに考えているレミリア。「悪役令嬢」らしいことも心の中では考えているけれど、周りから見るといい人に見えるのが面白い。レミリアを見ていると、エミが転生したのも意味があったんだな。と思えた。エミが眠りについてしまうほど傷ついたと思うと悲しいけれど。ヒロインだから自分が世界の中心のはず。と疑いもなく信じ込んでいるのは怖くなるほどだったけれど、アンヘルを味方につけたレミリアには敵わないと思えるのは嬉しくなる。番外編で他の人の視点の物語が読めるのも楽しい。

  • 番外編含め読破。悪役令嬢の性格が良い。
    何がいいって、根は悪役令嬢のままでサドなところが(笑)
    そして魔王の魔王らしからぬ天然なところが(笑)

    完結しているのは嬉しくもあり残念でもあるけど、たまに番外編が読めたらいいなと思う。

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