六人の嘘つきな大学生 (角川書店単行本) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • 就活━人生を決める一大イベント。
    ある企業のグループディスカッションの中で起こる事件。
    数年たって、その事件の真相を知るために関係者を尋ね歩く。
    当時の関係者の告白、
    当時の人事部長の告白は衝撃だった。
    私も就活について、これでその人がわかるなんて人事の人はすごい、優秀なんだなと尊敬してたけど、そりゃそうだわと、変に納得しました。
    わかるわけない。別の面接官は私の感性とか言ってる。
    でも私個人も、もし自分が人事だったら、感性です!!
    それくらい、学生は不安定な環境におかれるから、こんな悲しい事件が起きる。
    企業側との温度差もすごい。
    スリリングに話が展開して目が離せず、先に進むのが楽しみすぎて、昼休憩にまで、続きを読みました。
    私は読書は断然、紙派ですが、持ち運び面とかいつでもどこでも読めるという電子書籍に初めて感謝

  • いやあ、面白かった
    このやめられないというのが、読書の楽しみ
    すっかりはまってしまった

    ずっと読みたくてやっと手元に

    終活
    ここを通らなければならない学生
    なんか胸が痛い

    伏線が張り巡らされていて
    もう何が何やら

    学生六人 みんなクズ?
    いいえ

    次々明らかになっていく真実
    構成がうまいなあ

    ラスト、いいな
    ほわっと本を閉じることができました

    ≪ 噓をつく 企業と学生 社会まで ≫

  • 初めて読んだ、この感じ。
    何度もどんでん返しを頂きました。
    ハラハラの臨場感もあり、頭の良さも感じ、
    葛藤や好きの気持ち、「えーそうなる?そうくる?どうなるーーー?」どっぷりと、のめり込んでしまいました。
    最後の最後まで大満足です。

    感動ものが好きだった私には新鮮でした。
    朝倉さんの本、もっと読みたいと思いました。
    さらにスペシャル版のドラマとかでみたいなーー、テレビ局の方よろしくお願いいたしますーー(≧∇≦)b

  • USJで乗り物待ちの中読了
    犯人探しに没頭
    就活面接ってやっぱそうだよなって共感。
    これが現実ミステリー

    • ひまわりさん
      読んだ場所が素敵です。usjの待ち時間って、長いですもんね。
      待ち時間の使い方に読書、いいかもしれないと気づきました。
      読んだ場所が素敵です。usjの待ち時間って、長いですもんね。
      待ち時間の使い方に読書、いいかもしれないと気づきました。
      2023/07/09
    • ganglionさん
      コメントありがとうございます

      経験上、スマホゲーや漫画だと周りに怒られるけど、小説や電子書籍は逆に静かにしてくれるのでおすすめです
      コメントありがとうございます

      経験上、スマホゲーや漫画だと周りに怒られるけど、小説や電子書籍は逆に静かにしてくれるのでおすすめです
      2023/07/09
  • これぞエンターテイメントのお手本です。読みやすい文体、小気味いいほどのテンポ、読み手の意表を突き続けるプロット。読み手は面白いように作者の手のひらで転がされ続け出口に立つとさわやかな気持ちになっている。それほど痛快な娯楽サスペンスでした。

  • 人気IT企業の採用試験に最後まで勝ち残った六人の就活生たち。
    最後のグループディスカッションに臨んだ彼らを待っていたのは、それぞれを貶める罠。
    犯人はこの中にいる。

    巧妙な仕掛けがいくつもあって、こうだと思ったことが次々と裏切られていく。
    最後の最後まで目が離せない展開だった。

    ただ"犯人"の動機には、ちょっと納得できない部分もあり、、、え?それでここまでやる???
    という感もあったので星一つ減で。

  • 騙しあいの就職活動。
    全員善人なのか。
    それとも全員悪人??
    犯人が分かりそうでなかなか分からない展開にラストまで一気読み。
    殺人が起きるばかりがミステリーではないんだなぁ~。
    就活中の方は疑心暗鬼になるから読まない方がいいかも。笑

  • 【月の裏側の様に、人の本質とは不透明な物】

    成長企業、スピラの最終選考に残った6人の就活生の中から一人の内定者を決める為に、罪と嘘が暴かれる物語。

    今の時流を掴んだ憧れの会社。
    根拠の無い自信と不安を抱いた仲間達。
    そこで働く為の条件。
    内定に相応しい一人を自分達で決める事。
    トリガーとなるそれぞれの過去の悪事を綴った封筒。
    仲間はライバルとなり、熾烈な蹴落とし合いが始まる。
    嘘つきな学生と嘘つきな企業との意味の無い情報交換。
    それが就活の本質。
    その一面だけで人を判断するのは愚かな事。

    それを理解して洞察力を養っていくのだ。

  • こんなにも著者に思考を操られることって…ある?笑
    1部の閉鎖空間でのピリピリした探り合いと、
    2部の、こちらの思考がジェットコースターのように二転三転と振り回される展開がすごい…!
    とんでもないジェットコースターミステリー。

    Audibleの3ヶ月無料期間が終わりそうなので駆け込みで聴いた。

    犯人を推理しながら読み進めて、
    あの人だ!と思ってもそれが何度も覆される…
    著者に思考を操られてる感覚がとっても不思議。
    そしてまさかの最後はウルウルきた。

    主人公が立教大学の設定なのも個人的に熱い(同窓生)
    でも、推しは森久保!!!

    舞台化、映画化も決まっていて、
    先日“リーディングアクト”っていう、演出込みの朗読劇を観に行ってきたけど、最高やった。
    読んでて、これ絶対に舞台向きだよなって思ったんよ。
    運良く公演後の出演者トークで、原作者の浅倉さんのお話も聞けたのが良かった。

    映画も楽しみすぎるーーー。
    2024年公開予定?という噂を聞いた。

  • 有名企業の採用のための最終選考に臨むこととなる6人の大学生が、課題とされた6人だけのディスカッションで起こるある事件から展開するミステリー系のお話。
    事件が起こるまでは、就活生のまどろっこしい展開が続くが、事件後は心理戦による犯人探し、更なる真相究明、真の6人の内面と目まぐるしく展開する。
    スカッとまではしないが、読後は気持ちよく終われる良作。
    個人的には『月』の表と裏側の話が、他人と接する際の良い教訓なのではないかと思った。

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著者プロフィール

1989年生まれ、小説家。関東在住。第十三回講談社BOX新人賞Powersを『ノワール・レヴナント』で受賞しデビュー。『教室が、ひとりになるまで』で推理作家協会賞の長編部門と本格ミステリ大賞の候補作に選出。その他の著書に『フラッガーの方程式』『失恋覚悟のラウンドアバウト』『六人の嘘つきな大学生』など。

「2023年 『六人の嘘つきな大学生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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