- 本 ・電子書籍 (354ページ)
感想・レビュー・書評
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3.3
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とても読みやすくて心地よい安定感
今読むと動機や人間関係など既視感満載だが、現代の我々にそう感じさせる元になった名作の一つと思うと敬意しかない
ちなみに刑事と検事が当たり前のように捜査に、協力して事件解決はテレビドラマでは最近多いがリアル現代日本でも普通なんだろうか -
文体が古く外国の小説のため、若干読みにくいが、後半のスピード感は素晴らしい。
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ファイロ・ヴァンスの第三作で、影響力大きい古典的名作です。カナリア事件から2か月、NY53番通り東端イーストリバー畔に建つグリーン家の屋敷で長女が銃殺された。当初は物取りの仕業だと思われるも、それは大いなる惨劇の幕上げに過ぎなかった。旧家もの館ものの走りだと思って読んだのですが、それほどスリラーめいておらす、ドロドロもしていません。舞台が大都会マンハッタン島だからでしょうか。いつもよりシリアス展開で心理学的理論はおとなしめ、殺人防御率を気にしない迷探偵ぶりで、いつもの3人の会話は楽しいです。(1928年)
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さすがに古すぎて文学史的意義しか感じなかった。その後の作品に比べて警察の捜査や警備がいい加減すぎるし探偵が推理を始めるのも遅すぎてイライラが溜まる。先天的犯罪者気質や精神異常を指摘するだけで犯行理由を説明したことになっているのは、作品の歴史的背景として仕方ないかと思う。
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