4 Focus 脳が冴えわたる4つの集中 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 学びが多かった。読み返し、実践し自分のものにする。
    ひとえに集中といっても4つの種類があり、それを意識(認知)して使い分けることで、脳のパフォーマンスは向上する。

  • 「集中した脳の状態」と集中状態の作り出し方「超集中」と言えるまでの集中力の高め方をまとめた本。
    科学的な根拠に基づく形で、脳と集中力の関わりについて解説されている。

    著者は「脳×教育×IT」にまたがった事業を手掛ける会社の代表。
    ➔最新の脳神経科学を学び、その知見を人の成長のために活かす仕事。

    経歴)
    日本の高校を中退後、米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の神経科学学部を飛び級で卒業。

    <プロローグ>
    ●誰でも、何歳からでも集中力は育むことができる
    UCLAを卒業できた理由。
    ➔集中力をうまく使いこなすことができたから。

    それぞれの場面で適切な集中状態を作り出す。
    ➔能力以上の力を発揮できる。

    集中状態の作り方や高め方には法則性がある。
    ➔何歳からでも集中力を育む事ができる。

    ●集中力のしくみと高め方の4ステップ
    ①集中力のしくみを解き明かす。
    ②集中状態の支えとなる心理的安全性の作り方を学ぶ。
    ③4つの集中モードを知る。
    ④集中状態の質を高めていくエナジーシステムを理解する。

    集中力を高める。
    ・記憶力
    ・思考力
    ・発想力
    ・想像力
    ➔最大化し、幸せにもつながる。

    「自分の感覚とは違う」と感じるところ。
    =差分

    「差分人認識」
    脳が差を感じ取った時。
    「どうすれば差はうまるだろうか?」
    「埋める必要があるだろうか?」
    「埋めるといたらどうすればいいだろうか?」
    ➔可能性について検討する。

    差分がある=脳が学習状態に入る。
    「なんとかしよう」
    「解決しよう」
    ➔働き始める。

    本書の内容が自分の常識と一致しない。
    ➔学び、成長するチャンス。

    自分にとっての成長とは何か?
    ➔根本的な疑問を持ちながら読み勧める。

    <序章>
    ●不可能を可能にする「創造的な集中」
    挫折せずにUCLAへのサバイバルレースに挑めた理由。
    決断の原動力。
    ➔「好奇心」と「集中力」
    ・脳について知りたいという好奇心。
    ・可能性を信じ、やるべきことに没頭する集中力。
    ➔高校中退からUCLAへの編入を実現できた。

    ※好奇心と集中力は科学的に深く結びついている。
    ➔脳神経科学的な事実。

    何かをやりたい。
    好奇心が高まっている状態。
    ➔脳内でドーパミン分泌。

    「ドーパミン」
    快感や多幸感を得る、意欲を作ったり感じたりする、運動調節に関連する、といった機能を担う脳内ホルモンの一つ。

    ドーパミンが前頭前野に働きかける。
    ➔集中力が高まる。

    ドーパミンが海馬、扁桃核に働きかける。
    ➔記憶定着効率、学習効率がアップする。

    好奇心を持って学ぶ。
    ➔集中力は自然と高まる。
    「無駄なことはないから何でも学んでやろう」
    =マインド

    「好奇心ドリブン」の集中。
    ➔心の赴くままに進む学びの世界。
    =他の誰とも違う学びが得られる。

    脳神経学からみた集中力。
    ➔幅広く、奥深さをもった力。

    <第1章 「集中できる脳」が人生を豊かにする>

  • 広く、狭く、と内部、外部の軸で4つの集中に区分けしている。どの集中タイプにもっていくかに意識的になることでより己の思考がコントローラブルになりそうかなと思った。

  • 「集中」っていう言葉で自分がイメージしてたことがかなり限定的なものだったんだなと気づきました。
    ぼーっとしてるとすぐ眠くなるのが嫌で、勉強とかスポーツとかに集中することが好きだった私は、何か新しいことを覚えるための集中と、じっくり意識的に考えるための集中だけを「集中」って呼んでたけど、(この本であげられてる4種類の集中のうちの)それ以外の2つもたしかに「集中」だな。
    ある概念によってイメージする内容が実際よりも狭くて固いものになってしまうことはよくあると思うから、ある概念を頼りに考えを進めるときは気をつけないと、と思いました(本の内容の関係ないけど)。

  • 1,本の要約やまとめ
    脳を集中状態に持っていく方法が学べる本。
    神経伝達物質や、心理学的用語なので勉強したい人におススメ。
    いろいろなアクションが具体的に描かれているのも実践しやすくとても良いと感じた!

    2,アクション
    心理的危険性を抱えたら〇〇をする。というルーティーンを作っておく。また、笑うことも良いことである。笑うことは脳内にβエンドルフィンという神経伝達物質を生み出し、実際に心を穏やかにする。「笑う門には凛とした心」

  • 『Brain Driven』が気に入ったので、読んでみた同じ著者の集中に関する本

    集中している状態を4つに分けて考えるというのが面白い。
    本を読んだり、仕事や勉強に打ち込んでいる状態を「入門集中」
    うんうん唸って、課題解決のために思考したり、記憶の出し入れをしている状態を「記銘集中」
    ゲームやスポーツでゾーンに入っている状態を「俯瞰集中」
    所謂セレンディピティが起こる、シャワー浴びてるときとか、歩きながらとりとめもないことを考えいる状態を「自在集中」と定義されている。

    一般的には「自在集中」以外をまとめてざっくり「集中」と呼んでいるが、分けて認識することでそれぞれを高める方法を効率良く実施できる。

    例えば、「入門集中」を高めるためには得たい良い結果を事前に思い浮かべるとか、「記銘集中」(記憶定着)を高めるためには少し先の展開を考えながら物事に臨む等それぞれの場面に応じた最適化があります。

    あるあると思ったのは、「自在集中」で良いアイデアを得るためにはそれまでに、そのことについて「記名集中」で徹底的に考えておくことで、これは私も良く回答が出ないような問題はある程度考えた後に、あえて対象から離れて歩いたり、走ったり、単純作業をすることで利用しています。

    逆に、よくわからなかったのは「俯瞰集中」で、パターンやルールを覚えこむことでゲームなどでもデフォルトモード・ネットワークによる素早い処理が出来るようになるということが書かれていました。ただ、私の場合「frotnite」1年ぐらいやってますが、セントラル・エグゼクティブ・ネットワークがバンバン働いていて、ゾーン的な状態には入れていないですね。

    以前読んだ、森博嗣著 『集中力はいらない』では、「入門集中」のことを「集中力」、「記銘集中」と「自在集中」の一部を合わせて集中力よりも重要な「分散力」と定義していました。ちょっと分け方は違いますが、どちらも集中とは何ぞや?と考えたときに一般的な定義は現実に即していないという結論に至っているので、この本を読んで面白かった方は読んでみられると良いかと思います。

    集中を4つに分ける前段で、集中を高めるためには心理的安全性、自律神経の正常さ、対象に対するポジティブな感情が必要と言うことが書かれていました。そういえば、めちゃくちゃな成果を出す人ってこの辺りがそろってる気がしますね。

    逆に言うとそもそも、仕事やりたくねぇわ。興味ねぇわぁ。と思っていると集中も出来ず、成果も出ないというお話

  • 集中力をコントロールできるようになりたいので読んでみた。
    適宜ポイントがまとめられているので、とてもわかりやすい。

    「ポジティブな記憶ドリブンがモチベーションを高めてくれる」が、私達にはネガティビティ・バイアスがあり、無意識でいるとネガティブなことばかりに注意を向けてしまう。
    日頃から「快」の感情に注意を向け、意識し、味わうこと。覚えておきたい。

    4つの集中モードを行き来することで、思考が深まったり、アイデアが生まれたりする。

    イチローのように切り替えのトリガーになる動作を作っておくことで、集中モードに入りやすくなるらしい。何か考えなければ。

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著者プロフィール

青砥瑞人(あおと・みずと)
株式会社DAncing Einstein代表。日本の高校を中退。米国大学UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の脳神経科学学部を飛び級卒業。脳の知見を、医学だけでなく人の成長に応用し、かつAIの技術も活用する、NeuroEdTechとNeuroHRTechという新しい分野を開拓。同分野において、幾つもの特許を取得する脳神経発明家。新技術も活用し、ドーパミン(DA)が溢れてワクワクが止まらない新しい学び体験と教育・共育をデザインすべく、株式会社DAncing Einsteinを2014年に創設し、Founder CEOも務め、学校、企業、学生、先生、社会人、などの垣根を超えた人の成長とウェルビーイングのデザインに携わっている。著書に『Brain Driven』(ディスカバー21)『HAPPY STRESS』(SBクリエィティブ)『4 Focus』(KADOKAWA)などがある。

「2021年 『最新の脳研究でわかった! 自律する子の育て方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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