- Amazon.co.jp ・電子書籍 (225ページ)
感想・レビュー・書評
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学びが多かった。読み返し、実践し自分のものにする。
ひとえに集中といっても4つの種類があり、それを意識(認知)して使い分けることで、脳のパフォーマンスは向上する。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
広く、狭く、と内部、外部の軸で4つの集中に区分けしている。どの集中タイプにもっていくかに意識的になることでより己の思考がコントローラブルになりそうかなと思った。
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「集中」っていう言葉で自分がイメージしてたことがかなり限定的なものだったんだなと気づきました。
ぼーっとしてるとすぐ眠くなるのが嫌で、勉強とかスポーツとかに集中することが好きだった私は、何か新しいことを覚えるための集中と、じっくり意識的に考えるための集中だけを「集中」って呼んでたけど、(この本であげられてる4種類の集中のうちの)それ以外の2つもたしかに「集中」だな。
ある概念によってイメージする内容が実際よりも狭くて固いものになってしまうことはよくあると思うから、ある概念を頼りに考えを進めるときは気をつけないと、と思いました(本の内容の関係ないけど)。 -
1,本の要約やまとめ
脳を集中状態に持っていく方法が学べる本。
神経伝達物質や、心理学的用語なので勉強したい人におススメ。
いろいろなアクションが具体的に描かれているのも実践しやすくとても良いと感じた!
2,アクション
心理的危険性を抱えたら〇〇をする。というルーティーンを作っておく。また、笑うことも良いことである。笑うことは脳内にβエンドルフィンという神経伝達物質を生み出し、実際に心を穏やかにする。「笑う門には凛とした心」 -
『Brain Driven』が気に入ったので、読んでみた同じ著者の集中に関する本
集中している状態を4つに分けて考えるというのが面白い。
本を読んだり、仕事や勉強に打ち込んでいる状態を「入門集中」
うんうん唸って、課題解決のために思考したり、記憶の出し入れをしている状態を「記銘集中」
ゲームやスポーツでゾーンに入っている状態を「俯瞰集中」
所謂セレンディピティが起こる、シャワー浴びてるときとか、歩きながらとりとめもないことを考えいる状態を「自在集中」と定義されている。
一般的には「自在集中」以外をまとめてざっくり「集中」と呼んでいるが、分けて認識することでそれぞれを高める方法を効率良く実施できる。
例えば、「入門集中」を高めるためには得たい良い結果を事前に思い浮かべるとか、「記銘集中」(記憶定着)を高めるためには少し先の展開を考えながら物事に臨む等それぞれの場面に応じた最適化があります。
あるあると思ったのは、「自在集中」で良いアイデアを得るためにはそれまでに、そのことについて「記名集中」で徹底的に考えておくことで、これは私も良く回答が出ないような問題はある程度考えた後に、あえて対象から離れて歩いたり、走ったり、単純作業をすることで利用しています。
逆に、よくわからなかったのは「俯瞰集中」で、パターンやルールを覚えこむことでゲームなどでもデフォルトモード・ネットワークによる素早い処理が出来るようになるということが書かれていました。ただ、私の場合「frotnite」1年ぐらいやってますが、セントラル・エグゼクティブ・ネットワークがバンバン働いていて、ゾーン的な状態には入れていないですね。
以前読んだ、森博嗣著 『集中力はいらない』では、「入門集中」のことを「集中力」、「記銘集中」と「自在集中」の一部を合わせて集中力よりも重要な「分散力」と定義していました。ちょっと分け方は違いますが、どちらも集中とは何ぞや?と考えたときに一般的な定義は現実に即していないという結論に至っているので、この本を読んで面白かった方は読んでみられると良いかと思います。
集中を4つに分ける前段で、集中を高めるためには心理的安全性、自律神経の正常さ、対象に対するポジティブな感情が必要と言うことが書かれていました。そういえば、めちゃくちゃな成果を出す人ってこの辺りがそろってる気がしますね。
逆に言うとそもそも、仕事やりたくねぇわ。興味ねぇわぁ。と思っていると集中も出来ず、成果も出ないというお話 -
集中力をコントロールできるようになりたいので読んでみた。
適宜ポイントがまとめられているので、とてもわかりやすい。
「ポジティブな記憶ドリブンがモチベーションを高めてくれる」が、私達にはネガティビティ・バイアスがあり、無意識でいるとネガティブなことばかりに注意を向けてしまう。
日頃から「快」の感情に注意を向け、意識し、味わうこと。覚えておきたい。
4つの集中モードを行き来することで、思考が深まったり、アイデアが生まれたりする。
イチローのように切り替えのトリガーになる動作を作っておくことで、集中モードに入りやすくなるらしい。何か考えなければ。