スーパーカブ 7 (角川スニーカー文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 終わっちゃうのが寂しかった7巻目。珍しくこういうタイプの小説を読んだ。長いけどでも全然長いと感じない内容だった。娘にも大きくなったら読んでほしいな。

  • コミックとアニメがまあまあ面白かったのと、Kindleで安くなってたので1巻から購入。1冊ずつ評価していくのがいいのだろうけど、もうここまで読んじゃったし。まとめての評価と言うことで。

    最後の方は斜め読みだったなー。巻を重ねるごとに面白くなくなっていく。何が面白くなくなっていったかと言えば、登場人物がどんどんエキセントリックになっていったところだろうか。メインキャラクターの小熊、礼子、椎あたりはもちろんのこと、端役もとことんエキセントリック。そこまでエキセントリックにする必要ある?まともな人間がいない世界なの?

    更にひどいのは、小熊の人格。これ、感情移入できないキャラを敢えて作ってる?「中身はおっさんの女子高生」とかって言ってる人もいたけど、おっさんですらないよ。一言で言うなら「クソ野郎」だよね。常に周囲の人間を見下して、欠点探し粗探しだけをやり続けて、心のなかでは常に悪口を言ってる。こんな人間、クソ野郎としか表現しようがないわ。

    自分の欠点や粗は棚に上げて、他人をこき下ろすしかしないってどうよと。そんなの絶対態度や表情に出るし、絶対に友達になりたくないタイプの人物。

    にも関わらず、小熊の周囲には人が集まってきて、更にやたらと小熊を評価してる。おかしいでしょ。あんなの、礼子にも絶対愛想つかされるでしょうよ。椎があんなにつきまとうのもおかしいし。みんな、頭のネジが2〜3本取れてんちゃう?

    普段は「鬱陶しい」とか「付き合いたくない」とか「めんどくさい」とか散々罵倒しといて、いざ自分のメリットの有るときや興味のある時だけはホイホイと呼び出したり付いていったり。それに付き合う礼子や椎はめっさいい友達やん。にも関わらず「悪友から友を取った関係」みたいなことを言うとか、人間として終わってんでしょ。

    そして恵庭慧海だけやたらと神格化されている不思議。あれも完全に意味不明。傍から見てたら、完全にヤバいやつでしょ、慧海も。世の中を分かってないお子ちゃまが遊び散らかしてるだけ。本気でやろうと思ってんだったら、高校生になったらとっとと家出ろよ、せめてバイトしろよっていうね。

    そんなのを読ませる小説じゃない、バイクの小説なんだ、って言い分もあるかもしれない。だったら徹底的にバイクの話を書けばいいやん。人間関係を書いてるからおかしくなる。バイクの話に徹底的に振るんだったら、それはそれで成立してると思うよ。でもそうじゃないもんね。だからクソみたいな主人公が出来上がるんだろうなぁ。

    小熊は作者の理想像みたいなもんなんだろうかね?個人的にはかなりやべーやつ、って認定になっちゃうけど。

    あと、「1年そこそこであそこまで技術が上がるとかありえない」「シノさんこき使いすぎ」などなど、現実的に有り得ない点を指摘している人もいるけど、所詮フィクションだからね。気にしたら負けだと思う。

    そもそも、高校生が奨学金だけで一人暮らししてる時点で有り得ないからね。奨学金舐めんなよ。貸与型でもそんなにもらえへんって。

    僕も貸与型奨学金を高校2年からもらってたけど、月33,000円とかだよ。30年近く前だから、状況は違うだろうけど、でも倍になるとか有り得ない。33,000円なんて、家賃払えるかどうか、ってレベル。仮に5万円もらってたとしても、家賃に3万払ったら、残り2万円。小熊みたいなレトルト生活してたら絶対に無理。レトルト食品は1食100円くらい。それだけで3食300円が30日で9,000円。主食を加えたら12,000円とかそれくらい。更に光熱費やらスマホ代やらでどう考えても生活破綻しとる。小熊の生活レベルを維持しようと思ったら、生活保護とか受けなあかんよ。

    大学生活にしても同様。町田の平屋一戸建てが、なんぼ古くて葬儀場や墓地の近くだとしても、あれだけの土地があったら月5万で収まらんでしょ。大学生の日本育英会の奨学金はそれこそ5万とかやで。家賃だけでオーバー。いくらバイク便で稼いだから、と言っても、あんだけの散財をして大丈夫とは思えない。

    事故ったときの保険の対応とかも僕の経験からするとズレてる部分あるし、諸々有り得ないだらけなんですよ。

    だから、いちいち細かいことを気にしてたら負け。「フィクションなんだから」「そういう世界観なんだから」って思わないとね。

    でも、主人公がクソ野郎で周囲の人間もエキセントリックな人間ばかり、ってのは、小説としての魅力を大きく減衰させるので、どうかと思う。

    いっそのこと、スーパーカブが存在するファンタジー小説だったらもう少しなんとかなったのかもね。

    ここまでよく読んだ。8巻はセールになってないし、これ以上読むのはしんどいのでやめよう。コミックはどうしようかなー。。。アニメはシーズン2が作られたら見ようかな。

  • 大学生編スタート。
    高校で終わりかな、と思っていたので、続いたことにびっくり。
    礼子や椎がほとんど出てこないことも、びっくり。でもまあ、自分もそうだったわ。
    東京での新生活。小熊が新しい人間関係を築いていく。椎曰く、小熊は寂しがりだそうで。さすが椎ちゃんよく見てたね。寂しがりだけど不器用で、人間関係に臆病な小熊が、居場所を作っていく。家という物理的なものと、サークルという人間関係と。
    驚きがもう一つ。愛車が変わること。そのうち乗り換えるだろうな、とは思っていたけど。

  • 小熊のスペックの高さは防御力の高さ故だと思っていたので、本人が自覚していたのが嬉しい。

  • ついに始まりましたね~テレビアニメ。
    こちら小説7巻では今までとは違う感じでストーリーが進んだような気がします。
    大人に近づく小熊の心境の変化のせいでそう感じたのか。
    大学生活。
    なかなか面白い感じの登場人物も出てきて。
    自分も大学生の頃、趣味を持ちこんなサークルに入ってみたかったなぁ~。

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