ほねがらみ (幻冬舎単行本) [Kindle]

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  • 幻冬舎
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感想・レビュー・書評

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  • Web小説サイト「カクヨム」で話題になった作品の書籍化。

    怪談を集めるのが趣味の「私」がであった2つの実話怪談。
    2つの話に共通点を見つけた私はこの話が同じ話であることに気づく。
    更には怪談の登場人物が実在していることを知り、この怪談が作り話ではないことを知る。
    ということは、聞いただけで祟られるという話を聞いた私は・・・・?
    そして私の周りに起こる怪異。
    私は怪異を止めるため、怪談の真相を知るために怪談発祥の地へと踏み込んでいく。

    全体の感想としては、前半は「残穢」で中盤が「ぼぎわんが来る」で後半が「クトゥルフ神話」っぽい。
    面白かったんだけど、ラストの展開が飛躍し過ぎな感じかな。
    途中で出てくるいろいろな伏線が回収されてないのも消化不良な感じ。
    ラストさえきちんとしたオチを付けてくれれば満点だったんだけど、惜しい。

  • 様々な土着信仰や文献を挙げ物語を展開させる。
    文章だけでかなり不気味さを醸している。

    語り手が死んだのに語り手の目線で物語が進行する
    これを本書では稚拙な手法と揶揄しているので結末を期待したが・・・

    とはいえ、結末が気になり一気に読み進めてしまった。

    エンドロールでは音が外れ、オルゴール調のラデツキー行進曲が流れていることでしょう・・・



    ずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずず

  • 怪談収集が趣味の主人公が出会ったある実話怪談をきっかけに主人公の周辺が徐々に怪異に侵食されていくホラー。
    一見別々の怪談が実は繋がっていて、ルーツを辿るとある一族の信仰していたモノにたどり着く…三津田信三の『怖い家』シリーズや小野不由美の『残穢』と雰囲気が似ている。(冒頭でも三津田作品について述べられている)
    知ってしまうと障りが起き、主人公の精神や周囲の人まで蝕んでいく後半部分が怖くて気持ち悪い(ホラー的にいい意味で)

  • 話としては好きだけど日ユ同祖論出てくると冷めちゃう

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著者プロフィール

東京都生まれ。2020年、カクヨムにて発表した中編「ほねがらみ‐某所怪談レポートー」がTwitterで話題となり、書籍化決定。21年、同作を改題した『ほねがらみ』でデビュー。古今東西のホラー映画・ホラー小説を偏愛する。

「2023年 『聖者の落角』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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