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感想・レビュー・書評
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狂人日記 著者ギ・ド・モーパッサン,出版日 1949/6/1
淡々と書き綴られた元高等法院長の日記の中に、誰しも持っているかもしれない「狂気」が描かれている。
戸籍があるから殺人がある、生き物は生かすことと殺すことを生業としている。いつも殺している。そのような人だったから殺人者の気持ちを理解できたのだろう。
1949年にモーパッサンが人を描いている。
生き物の中には殺すことによる快楽がある、血を見る快楽がある、苦しむ人を見る快楽がある、痛めつける快楽がある。高等法院長であっても同じ。そんなことを今の21世紀で言っていたら人権無視となる。しかし人の本性なのかもしれない。
モーパッサンはとんでもないことを考えるひとだなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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