資本主義だけ残った――世界を制するシステムの未来 [Kindle]

  • みすず書房
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  • 共産主義が潰えて現代世界における唯一の経済システムとなった資本主義について考察した本で、現代の資本主義の形として、欧米や日本で見られる民主主義、個人の自由などが結合したリベラル能力資本主義と、中国などの国家主導型の政治的資本主義の二つを挙げています。
    中国や欧米に関して指摘している点はなるほどなと思わせるものがありました。
    個人の原子化と商品化という事象は今後生きていくうえで意識しておかないとなと思いました。

  • 米国のリベラル能力資本主義と中国の政治的資本主義

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著者プロフィール

ルクセンブルク所得研究センター上級研究員、ニューヨーク市立大学大学院センター客員大学院教授。ベオグラード大学で博士号を取得後、世界銀行調査部の主任エコノミストを20年間務める。2003-05年にはカーネギー国際平和基金のシニア・アソシエイト。所得分配について、またグローバリゼーションの効果についての方法論的研究、実証的研究を、Economic Journal, Review of Economics and Statisticsなどに多数発表。邦訳書『大不平等』(2017)『不平等について』(2012、以上みすず書房)。

「2021年 『資本主義だけ残った』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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