花束は毒 (文春e-book) [Kindle]

  • 文藝春秋
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感想・レビュー・書評

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  • 最初は淡々と脅迫文の送り主を探偵と依頼主が探していく感じでした。しかし、送り主がわかってからの話の展開が「えっ⁉えっ⁉えっー!!」と二転三転してびっくりしました。ラストは、自分なら、、、どうする?と考えてしまいました。
    そして、読後は、誰にも信じてもらえないという絶望と虚無感。欲しいものは必ず手に入れるという執着に気持ちが重たーくなりました。

  • 評価4.2
    audible 3500円 11時間11分 kindle 319ページ
     半分ほど読んだが まだ今後の予想がつかない。本当に犯罪を犯したのだろうか?最後はどうなるのだろうか?一つ心配なのは警察が 落し物 ぐらいの証拠で逮捕までするだろうか?本当はもう少し 物的証拠があるのではないだろうか、という疑問が拭えない。最後の最後に 物的証拠があったんだということで 真壁 が やっぱり 犯人だというのはやめてもらいたい。婚約者の素性も気になる。
     真壁の確信犯は考えなかった。婚約者の復習かとおもった。ただDNAは反則。最初から気になっていた。一つ疑問は前の彼女の手紙はどこから?
     真実はかなりどんでん返しでかなりびっくりしたし予想外。隠すべきか話すべきか?そこは話すべきだろう。読後感はあまり良くない。
     この探偵で続編が読みたい。

  • 序盤の学生時代のエピソードが一番面白い。
    現代編に移ると、丁寧な探偵の聞き取り描写が語られるのだが長すぎる。ラスト10ページくらいまで延々と話が進まずにたるい。
    最後のオチはどんでん返しだが。

  • 考えながら読んでたせいか、早い段階で閃いてしまった。〇〇系の話が大好きなので理由も理解出来た。
    ラストの問いかけが凄くいい!私ならどうするだろう。このモヤモヤ感がたまらない。

  • 怖ぇ~っ!!後半からなんとなく犯人がわかってはいたけど、改めて真実が明かされると「執着」の怖さにゾクッとしました。真壁の人生を思うとこの先、犯人が伝えられようが隠されようが可哀想すぎます。ただ、一目惚れされただけなのに、その一目惚れされた相手が「執着」の塊で真壁を手に入れたいが為に罪を被せ、周りに誰もいなくなり、孤独になった時に救いとして現れるとか、怖すぎます。ただ彼の知り合いに正義の塊の木瀬がいたから真実がわかった訳ですが、木瀬はちゃんと真壁に話すのかな?彼の性格なら、、、話しそうですよね。

  • タイトルにある、花束も毒も出てこないけど、読み終われば、このタイトルが全然合わない訳でもないから絶妙だなぁと思いました。
    ずっと名前だけで登場して来ない彼女に警戒してたけど、予想出来ない斜め上のエンディングでした。
    幸せなのか、そうでないのかは、この先2人が決める事なのですかね。だから作者は書かなかったし、事の本質はそこでは無いとしたんでしょう。

  • 婚約が決まった彼に届いた「結婚をやめろ」という脅迫状。後輩の木瀬が彼の身を案じて、知り合いの探偵に依頼する。

    4年前の事件は果たして冤罪だったのか。手紙の差出人の正体は。ラスト50ページは怒涛の展開。そして木瀬の出した結論は。

    どおりで人物描写が偏ってるわけだ、納得。ジャンルとしては、イヤミス?ライトホラー?次回作はぜひ、件の人物からの視点で長編を書いてほしいですね。

  • 騙されまいと意気込んで読んだがまんまと騙された。

  • ホンタメのあかりんが紹介していました。
    てっきり第三者のストーカーか被害者の関係者か大学時代の友人が犯人かと思いました。

    実際、大学時代の友人のうち1人がすごく幻滅して嫌っていたからその人かと・・・。
    犯人は主人公や探偵と会話はなく真壁さん越しにしか知ることができなかったから疑いませんでしたよ。

    それにしてもなんでお父さん示談したんや・・・。

  • こんな終わり方するの?
    結婚を間近に控えた真壁の元に、「結婚をやめろ」との脅迫状が届く。
    真壁が医学生時代に家庭教師をしていた木瀬と探偵・北見が犯人探しに乗り出す。
    とても読み易くゾッとする話でとても面白かった。

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著者プロフィール

1980年イギリス・ロンドン生まれ。2013年、第14回講談社BOX新人賞Powersを受賞した『霊感検定』でデビュー。15年、第22回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞した『記憶屋』は、シリーズ累計35万部を超えるベストセラーとなる。その他の著作に『SHELTER/CAGE』『黒野葉月は鳥籠で眠らない』『301号室の聖者』『世界の終わりと始まりの不完全な処遇』『ただし、無音に限り』『響野怪談』がある。

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