- 本
感想・レビュー・書評
-
以前、雨穴さんのこの話をYouTubeで見た時は、あの間取り図が実際にあるものだという前提で聞いていたので、それに対しての推測も恐ろしく感じたものだった。
勝手な話だけど「フィクションです」と言われてしまうと、探っていくうちに判明していく真実に対して、こじつけ感が強くて、とたんにつまらなく感じてしまった。それでも最後まで読んでいる(オーディブルなので聴いてたんだけど)のだから、つまらないは言い過ぎか。
過去に起こった悲劇から始まる因習に絡め取られた人間たちの愚行が背景にあるのだが、こういう話を読んでいつも思うのが、短くない年月の間に反旗を翻す者が今までいなかったのだろうかという疑問。まあ、それを言ってしまうと横溝正史の世界観とかも全否定になってしまうよね(金田一は好き)。
なんていうか、あの変な間取り図が前提にあって、あれに物語を付けていったから、かなり無理のある話になったのかなという印象。 -
中盤までは図面を見ながら、おかしなところを考えるのは面白かった。結末にかけては複雑な話になりついていけず、興味が薄れてしまった。
-
不思議な世界の話。間取り好きとして惹かれて購入したものの、間取りに関する展開は少なく、ミステリーが主題。惹き込まれる文章で面白く、1日で読了してしまった。
-
一時期有名だっただけあって、面白い話だった。
できれば、間取り図のミステリーをもっとたくさん見たかった。 -
第6回生駒市長杯ビブリオバトル市内中学生大会で紹介された本です。
2021.12.23
著者プロフィール
雨穴の作品






...
言ってしまうと、何世代も前に遡る過去からの因縁というやつです。カーは『火刑法廷』しか読んだことないですが、怪奇な感じは好みでした。横溝正史にも似てるかな。雨穴さんの作品もそっち方向を目指したのかなとは思いましたが、いかんせん風情がないというか、ルポタージュを読んでいるような感覚でした。
怪談で風情といえば、岡本綺堂が浮かびますけど、それは読みました?
あとルポルタージュといえば、小池壮彦。...
怪談で風情といえば、岡本綺堂が浮かびますけど、それは読みました?
あとルポルタージュといえば、小池壮彦。
ルポルタージュなので好みはわかれますけど、自分は好きなんですよねー。
ただ、最近のは(年齢的な意味で)枯れてきた感があるので。
昔の、「怪奇探偵」とか言ってた頃の方が面白い気がします。
岡本綺堂は他でもおすすめされてたので興味があります。小池壮彦は知らないですね。ノンフィクション作家ということでしょうか。
...
岡本綺堂は他でもおすすめされてたので興味があります。小池壮彦は知らないですね。ノンフィクション作家ということでしょうか。
映画もそうですけど、本もまだまだ知らない作家がたくさんいますね。生きてるうちに読みきれるかな(笑)。