お味噌知る。 [Kindle]

  • 世界文化社 (2021年10月29日発売)
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感想・レビュー・書評

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  • 熱心に読んだのは一部分だが、おかげで野菜出汁をとれるようになった。人生変わったかも。

  • 体を温めるのに最適な汁物。特に味噌は発酵食品で健康の要であり、まずは味噌汁を作ることから始めようというのが本書です。例えばパンと合わせる味噌汁など自由な発想のレシピが満載で、気負わずに料理できそうです。

  • 土井さんとその娘の光さんによるレシピ。味噌汁だけに特化したレシピ本だから、本来自由なお味噌汁だけに、組み合わせのバリエーションを見せることと、季節感、そして暮らしのコンセプトまで考えてみようというもの。頭の整理としてすごく、おおそうか、、、と思ったのが、油炒めのお味噌汁とフレッシュなお味噌汁というふうにまずは考えてみるというもの。お味噌汁とは、味噌を溶かして作るスープというのが正直な認識だったので、具の方をまず考えてみる。投げ込み汁は、香川の味噌煮込みうどんのことだと知った。お味噌とうどんの相性は最高だろうな。あとは、しっかり油で炒めた具を入れることで味噌汁が主菜に近づいていく。ああ、粕汁が飲みたいなと思ったりもする。アメリカで粕汁を味わうことはないだろう。とにかく、お味噌汁をしっかり作る時間、簡単だけど、この10分間が、健康を支える肝なんだろうなと思う。大切にしないといけない食事。戦場で、味噌を舐めていた戦国時代。死んだら、もう家族へは会えない、そのプレッシャーの中で、味噌が人を支えていたんだろうから。また、ハレの日には、お雑煮を食べる。これも、各家庭で全く異なっているので興味深い。当たり前のものが、そうでない。結婚などで感じる面白さの一つだろうか。白味噌仕立てのあん餅のお雑煮が四国高松だそう。関西は白味噌仕立てのクリーミーなもの、関東圏はおすましを使う。土井さんらしい言葉やコンセプトが多く入っているので、自然や食材を大切にしている感じが伝わってくる。共著の娘さんも料理の道に進んでいたんだなと思いつつ、本を書くにはネタと経験がまだまだないんだろうから大変だったろうなと想像してしまった。これもまた、娘の今後のことを考えたお父さんの優しさなんだろうけど。

  • 基本に帰ろうと思って読んでみたら、基本に帰れるだけではなくて、その先の広がりもあった。まさにお味噌「知る」。

    他にもかぼちゃや赤ピーマンは種はワタを取らずに煮る(食べるときに除く)であったり、オクラの塩もみは不要であったり、
    餅入り、納豆汁のところで「煮干しも干しエビも入れましたが、両方入れなくてもいいです。入れすぎました、もったいない」なんてあったりと、
    「あ、それでもいいんだ」とハッとさせられるところがたくさんあります。

  • 信者なので買うわけだが、もはや出汁もいりません、という過激派。

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著者プロフィール

1957年大阪生まれ。料理研究家。十文字学園女子大学特別招聘教授、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員、甲子園大学客員教授。スイス・フランスでフランス料理、味

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