赤と青とエスキース [Kindle]

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  • PHP研究所
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感想・レビュー・書評

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  • ブクログのお友達のレビューをいくつもみていて、是非読んでみたいと思っていた「赤と青とエスキース」。
    レビューでは青山美智子さんの本はどれも間違いがないと。
    青山美智子さんの本自体がはじめて。

    で、この本 とってもよかった。
    構成もよくって、すごく良い作品に仕上がっている。
    登場人物もすごく良い人ばかり。
    それぞれの人物像がしっかりしていて、エスキースを中心に語られる最後の章はしみじみとその中に引き込まれました。
    とてもよい作品、作者と出会えたと思います。
    これから青山さんの他の作品も読んでいきたいと思います。

    • 松子さん
      いるかさん、はじめまして(^^)
      いいね、ありがとうございます♪
      フォローしあえて嬉しいです!
      ちょうど昨日、ブク友さんの赤と青のエスキース...
      いるかさん、はじめまして(^^)
      いいね、ありがとうございます♪
      フォローしあえて嬉しいです!
      ちょうど昨日、ブク友さんの赤と青のエスキースの感想を読んでいて、この本読んでみたいなぁと思ってました。
      いるかさんの感想の中にも、青山さんの本はどれも間違いがないと書いてありやっぱり読みたいと改めて思いました(^^)
      どうぞよろしくお願いします♪
      楽しく本の情報交換ができたら嬉しいです♪
      2022/05/21
    • いるかさん
      松子さん こんばんは。

      お返事が遅くなり、申し訳ありません。
      不慣れで、コメントに気が付きませんでした、本当にすみません。

      地...
      松子さん こんばんは。

      お返事が遅くなり、申し訳ありません。
      不慣れで、コメントに気が付きませんでした、本当にすみません。

      地球っこさんにも誘っていただき、私も涙活 是非ご一緒させてください。
      情報交換ができる、この場所がありがたいです。
      どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
      2022/05/23
  • おもしろかった。
    青山美智子さん、なんかもうちょっと強すぎる。外れがなさすぎる。
    少しづつ繋がりのあるお話しが、最後にぴったりとハマる。こうなったらいいなと思いながら読んでいたものが、一つの取りこぼしもなく、きっちりと掬い上げられている。ほんとうに隙がない。
    しばらく青山美智子さんの時代は続きそうだ。

  • 青山さんらしい温もりのある物語。
    短編集であるが、1つの絵画(エスキース)で繋がっていて、エピローグで伏線回収。
    こんなところで繋がっているんだと意外性もあって楽しんで読めた。

  •  一日で一気に読み終わりました。
     前半は正直、なぜこの本が評価が高いのかなと思いながら、読み進めました。しかし、最後の「エピローグ」で見事に回収され、さすが青山さんと思いました。すっきりとした、温かい気持ちになりました。
     構成と題がとてもマッチしていて、おしゃれだと感嘆せずにはいられません。

  • はじまることは終わること。終わることははじまること。
    人生を振り返り、大切なものを見つめ直し、ありふれた日常にちゃんと感謝して、ちゃんと感じて過ごしていきたい。

  • 「エスキース」とは、素描、下絵、素案、概要を意味するフランス語。

    オーストラリアのメルボルンに留学中の女子大生・レイは、現地に住む日系人・ブーと恋に落ちる。
    交際に慎重だったレイだが、ブーから「期間限定の恋人」との提案を受け、恋が始まった。

    レイの帰国が間近に迫ったある日。
    ブーは、画家志望の友人ジャクソンの家にレイを連れていく。

    「エスキースならば」との条件付きで、創作が始まる。

    連作短編集の随所に、この「エスキース」が登場し、重要な役割を果たす。

    絵画は、創作者の手を離れて、たくさんの出会いを紡いでいく。

    そこに連なる思いが幾重にも重なり合って、思いもかけない新たな出会いが始まる。

    「二度読み必至」との出版元のコピーに偽りなし。

    Amazon Audible にて聞く読書。

    「聞く読書」のAudibleのサービスを利用し始めてから3年間。

    はじめて、一度聞き通した作品をすぐにもう一度最初から聞き直した。
    活字の本を手に取っていたとしても、きっと同じことをしていただろう。

    初めて読み・聞いた時にも。
    二度目を読み・聞き通した後にも。

    二つの異なる、そして圧倒的な感動が味わうことができた。

    素晴らしい絵画と、美しい物語が、心を揺さぶる大きな感動を、生きる力を与えてくれる。

  • 2021年11月作品
    <金魚とカワセミ>
    今、1豪ドル=97円なんだと思いながら、子のため、銀行にに向かう。
    企業業績は良くても、物価高で私の財布はカツカツです。(泣)
    <東京タワーとアーツ・センター>
    額縁の話が仕事の流儀と重なり、ちょっとジンときた。
    <トマトジュースとバタフライピー>
    漫画の話が諦めないことの大切さに感動
    <赤鬼と青鬼>
    猫は自分の性格行動に似ているので憎めない。
    猫カフェ行くくらいならいいけど、飼うとは躊躇いがある。犬は中大型犬を飼っていたけど子供育てるくらい健康に神経使うのでもういいかな思いなながら。

    <全体>
    時系列でなくてもいいかな。
    読みながら、やはりネームが気になっていました。
    日本人に聞き取りやすい英語を話す外国人は少なく、いつも??に。
    東南アジアで水が「ワター、ワッター、オワッタ」にしか聞こえず、なぜ、レストランの食事中「オワッタ、オワッタ」の片言日本語使うのか?と思ったくらい空耳でした。
    ストーリーはミステリーでないのでわざわざパズルにしなくても、魚の骨でよかったような気がしました。
    <東京タワーとアーツ・センター>と<トマトジュースとバタフライピー>が良かったので男女のストーリーで終わるのはちょっと残念な結末かな。思い出としてで充分だった余韻が残る作品でした。

  • 「こうやって繋がってたのか〜!」と、最後にびっくり。
    もう一度読み返して、繋がりを見直したくなる一冊。

    でも、ブーはレイとずっと一緒にいたいなら、なぜ結婚という形を選ばなかったんだろうと気になった。

  • 赤と青をモチーフにした話。あっと驚く真実。この作者は、本当、人に優しい。

  • エピローグで全てが繋がり、
    驚きと温かい気持ちで満たされた。
    「運命の仕掛け人は、どこにいるかわからない。」
    本当にそうだと思った。

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著者プロフィール

1970年愛知県生まれ。横浜市在住。大学卒業後、シドニーの日系新聞社で記者として勤務。2年間のオーストラリア生活ののち帰国し、上京。出版社で雑誌編集者を経て、執筆活動に入る。第28回「パレットノベル大賞」佳作を受賞。デビュー作『木曜日にはココアを』が、第1回「宮崎本大賞」を受賞する。『お探し物は図書室まで』で2021年「本屋大賞」2位に、『赤と青とエスキース』で2022年「本屋大賞」2位に選ばれる。他の著書に、『鎌倉うずまき案内所』『ただいま神様当番』『月曜日の抹茶カフェ』『マイ・プレゼント』(U-ku氏との共著)『月の立つ林で』『リカバリー・カバヒコ』等がある。

青山美智子の作品

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