日本語の大疑問 眠れなくなるほど面白い ことばの世界 (幻冬舎新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 国立国語研究所に寄せられた日本語に関する疑問・質問に研究者たちが作成した回答を纏めたもの。QA形式。

    副題に「眠れなくなるほど面白い言葉の世界」とあるが、取り上げている質問がぱっとしなくて、あまり読む価値なかったかな。

    もちろん、中にはなるほどと思うQAもあったのだが、「「あのー」や「えっと」が多い人は話し下手なんでしょうか」、「これまでの絵文字・顔文字とLINEのスタンプでは何か違うのでしょうか」、「何でも略してしまうと、正しい日本語が失われてしまうのではないでしょうか」、「海外にもキラキラネームはありますか。漢字のない国ではどうキラキラさせるとでしょうか」など、どうでもいい質問も多くて…。これらを選んだ編者のセンス、どうなんだろう。

  • 日本語の大疑問 眠れなくなるほど面白い ことばの世界。国立国語研究所編。日本語は不思議がいっぱい。だからこそ日本語は素敵で魅力がある。それをわからせてくれる国立国語研究所の研究者のかたがたの日ごろの研究活動に心から敬意を表します。他の言語を学んだり使ったりすればするほど日本語の大疑問が浮かんでくる。日本語は奥が深い。だから日本語を研究する国立国語研究所の研究者のようなかたがたが存在しているのかもしれません。

  •  日本語は難しいのか?難しいと言われるプレステージというものがあるということから「日本語は難しいでしょ」と言いたくなる心境は間違いなくある。しかし、難しい面と優しい面と音声、文法、語彙、表記などの各方面からは考え方は分かれるようだ!
    この他、「あのー」「えっと」が多い人は話下手とは限らない。おじいちゃん言葉は本当にいるのか。略語が生まれる傾向。敬語と思ったら意外に失礼な言葉遣い。など興味深く、成程と気づかされる話題の数々だった。電話に出るとき、「佐藤ですが…」というのは何故など、何げなく使っている背後に、微妙な彩ともいうべき、日本語のルールを見事に会得しているのだという凄い事実に感動した。日本語が英語に取り入れられた外行語はある辞典では378ありも参考となったし、一番参考にしたいのは、外国人になれた人の相手の話を使うときの有効な方法4つ、これはぜひ有効活用したい。
    ➀相槌をたくさん打つ。②「分かりました、なるほど」など相手の話を理解したことをはっきり示す」③「~ですね」など繰り返し確認。④相手が困っていたら積極的に助ける。

  • Audiobook にて。
    英語学習や世界史に関する本を読む中で、日本語にも目を向けてみたく読んでみた。
    目的どおり、世界の他言語と日本語の比較が多くあってわかりやすかった。
    普段何気なく使っている日本語を改めて解説されるのは面白かったが、わかっていることを改めて言語化されるだけなので新しい発見とは言えず、その点は仕方ないものの評価は普通。

  • 国立国語研究所のメンバーがQ&Aで回答した、日本語の使い方、文法についての大疑問。
    相手にお願いするときに、お書き下さいというとなぜ失礼な感じがするのか。主語を明らかにしない日本語において、話者を主語とする「お書き頂けますでしょうか。」とすれば、依頼主の能動的な行動を促すことなく、話者の行動としてお願いが記述できるという説明が秀逸。

  • ■「ポライトネス」とは「言葉で表される対人配慮」という意味。人間関係に遠い関係と近い関係があるように、言葉にも遠い言葉と近い言葉がある。敬語は遠い言葉、いわゆるタメ語・ため口は近い言葉の典型。ヒトはそれらを人間関係に応じて使い分けたり、それらで人間関係を変えたり(調節したり)する。
    ■日本語は当初は文字を持っていなかった。文字は言語を記録するために後から誕生したもの。日本語に限らず、どの言語も最初から文字を伴っていたわけではない。
     現在地球上に存在する言語の数は諸説あって3000とも5000とも、或いは6500、8000とも言われている。一方で文字を持たない言語は400程度と言われており、文字を持たない言語の方が圧倒的に多いことが分かる。
    ■昭和24年までに使われていた難しい字体をやめて、簡単な事態を使うようにと内閣が国民に告示したのが「当用漢字字体表」である。「当用」というのは「当面用いる」という意味で実は漢字字体の使用をやめさせるということも視野に入れての名称である。それというのも有識者の中に「漢字の習得に膨大な時間を費やすことが学習の妨げになる。その結果諸外国に後れを取る」と考える人がいた。
     この考え方は戦前からあり、古くは幕末に前島密が「漢字御廃止の議」で提唱したことが知られている。

  • 最近の若者言葉は・・・などとぼやくだけでなく、日本語に関する様々な疑問に対して、国立国語研の研究者達がかなり真面目に回答してくれます。「チコちゃんに叱られる!」の日本語限定バージョンみたいなものかな。自分がすることに「・・させていただく」的な言い方が増えてきてイヤだと感じてきたのだが、ちゃんと理由があるようだ。
    回答者には日本語を研究するドイツ人研究者などもいて、「ドイツ語の名詞に性別などがあったりするのが面倒なだけだと日本語を学んで思った」と言う様な発言があったりする。言語の構造と思考には当然関係もあって興味深い。

  • 普段、使っている日本語もよく考えると不思議なことがたくさんある。国立国語研究所に寄せられた日本語に関する疑問や質問に関係者が答えたものだ。





    国立国語研究所とは何ぞやと思った。1948年に国立の研究所として設立された。設立目的は「科学的な基礎研究」であって、正しい日本語の番人ではなかった。




    元号が平成から令和に代わってもう3年になる。その新元号「令和」について、言語学的には予想通りだったと回答している。言葉のリズムからしてこれまでの伝統を踏襲しているそうだ。






    元号の韻律構造には特徴がある。250近くに及ぶ言号を調べると、約7割が2+2(長長)の構造だった。2+2の元号の大半を見ると、慶応、大正、平成など強弱強弱のリズムを持っていた。






    2+1の元号に関しても、明治や昭和のように強弱強の構造を持っていた。





    過去の元号は構造的な偏りを示しているので、平成に続く元号も同様の構造を持つものではない過渡予想がついたそうだ。





    まさかリズムから元号をひもとくとは思いもしなかったので驚いた。





    そう言えばこの前「日本人のお名前」というNHKのテレビ番組で「省エネルック」が話題になっていた。今回の本でも偶然取り上げていた。





    1979年に第2次石油危機が起こったときに、大平内閣によって通産省(現在の経済産業省)が提唱した「省エネルック」だが、流行することなく終わった。





    それに比べて、「クールビズ」は、今ではすっかり定着している。




    その違いは何かと言うと、「省エネ」は直接的すぎる表現で、「○○ルック」は聞き覚えのある古臭い感じがした。「クール」は、涼しい、格好いいと言う意味があり、しかも「ビズ」はまだ日本でそれほど使われていなかったので、鮮度の違いが差を生んだようだ。






    言葉の沼にはまると奥が深いので、どんどんはまって抜け出せなくなる面白さがある。

  • 思ったより雑学寄り。

  • 日本語についての質問に国立国語研のスタッフが答えるという大変面白い内容でした。日本語話者をもう60年近くやってきているのだけれど、しらねがった、ということも多ございました。こういう本は好きなので同じような内容のも多いんだけど、本屋さんで見かけたらつい買ってしまうのですよ。

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