忌木のマジナイ 作家・那々木悠志郎、最初の事件 作家・那々木悠志郎シリーズ (角川ホラー文庫) [Kindle]
- KADOKAWA (2021年12月21日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (318ページ)
感想・レビュー・書評
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那々木悠志郎シリーズ第3弾。
作中作形式の作品大好き!!!!⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅ )⁝
『ナキメサマ』『ぬばたまの黒女』『忌木のマジナイ』の3作品の中で、1番面白かったです!!
当然、前2作ありきの話なので、読む時は刊行順をおすすめします。
あと、1番怖かったのもこの作品かも…(^▽^;)
夜、就寝前の布団の中で読んでいた時「ちょっと…今はもう読むのやめよ…」とスマホ置きました。
その後しばらく眠れませんよね…(-_-;)
やはりホラーは夜読むと抜群の効果を発揮します(^ω^;);););)
作中作形式で、作品と現実が交互に繰り返されます。
作家那々木悠志郎の指名により担当となった久瀬古都美は、休暇で実家に帰り、那々木の未発表である作品の原稿を読み始める。
この話の主人公は、小学生の男の子。
深山部町の七不思議のひとつ、緑地公園の『呪いの木』
この木の根本に写真を埋めると写っている人の所に『崩れ顔の女』が現れる……。
ありましたよねぇ。
都市伝説のような話。
小学生は、信じますよね…。
私は信じて、夜眠れなかった事何度もあります笑
この作中の話の描写がまた……:( ; ´꒳` ;):コワイ
最後まで気が抜けないという所が、阿泉来堂先生の作品の特徴でしょうか…。
ホラーミステリはこれだからやめられない⸜(˶ ˆ꒳ˆ˵)⸝
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一気に読んだ。思ったのと斜め上の”最初の事件”だった。そして、那々木先生は那々木先生だった。
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一気読み!休む事も惜しいくらい、先が気になって読み切ってしまいました。
那々木先生の未発表の小説と同時進行する展開が面白い。同じ怪異が一見何故?という人物に襲いかかる。
これはきっとそうだよね?と予想しつつも、体験済みといえど「小説」であるところから、ピースが少々改変している事で惑わされもする。
そんな中で謎が多数に散りばめられ、終盤に全てを繋げていく展開はいつもお見事。
やっぱりそうかーっ!という気持ちの良さがありました。
相変わらず襲われるシーンなどはこんな目に遭うのは嫌だなぁと思わせるホラーたっぷりも健在です。
ミステリアスなままの月子さんや、安良沢くんが好きです。男の子の不器用さが愛しくもなるものでした。 -
シリーズ化は嬉しい。
ここで、那々木先生の過去が少々明かされたのだが。
起こった怪異と事件については、あまり・・・なのだが、怪異を信じるしかなくなったという経緯は、なかなかな面白いと思った。
単作シリーズとして、この先、明かされていくことが楽しみだ。