忌木のマジナイ 作家・那々木悠志郎、最初の事件 作家・那々木悠志郎シリーズ (角川ホラー文庫) [Kindle]

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  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • 那々木悠志郎シリーズ第3弾。
    作中作形式の作品大好き!!!!⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅   )⁝


    『ナキメサマ』『ぬばたまの黒女』『忌木のマジナイ』の3作品の中で、1番面白かったです!!

    当然、前2作ありきの話なので、読む時は刊行順をおすすめします。

    あと、1番怖かったのもこの作品かも…(^▽^;)

    夜、就寝前の布団の中で読んでいた時「ちょっと…今はもう読むのやめよ…」とスマホ置きました。
    その後しばらく眠れませんよね…(-_-;)
    やはりホラーは夜読むと抜群の効果を発揮します(^ω^;);););)

    作中作形式で、作品と現実が交互に繰り返されます。

    作家那々木悠志郎の指名により担当となった久瀬古都美は、休暇で実家に帰り、那々木の未発表である作品の原稿を読み始める。

    この話の主人公は、小学生の男の子。
    深山部町の七不思議のひとつ、緑地公園の『呪いの木』
    この木の根本に写真を埋めると写っている人の所に『崩れ顔の女』が現れる……。

    ありましたよねぇ。
    都市伝説のような話。
    小学生は、信じますよね…。
    私は信じて、夜眠れなかった事何度もあります笑

    この作中の話の描写がまた……:( ; ´꒳` ;):コワイ

    最後まで気が抜けないという所が、阿泉来堂先生の作品の特徴でしょうか…。

    ホラーミステリはこれだからやめられない⸜(˶ ˆ꒳ˆ˵)⸝





  • 一気に読んだ。思ったのと斜め上の”最初の事件”だった。そして、那々木先生は那々木先生だった。

  • 一気読み!休む事も惜しいくらい、先が気になって読み切ってしまいました。
    那々木先生の未発表の小説と同時進行する展開が面白い。同じ怪異が一見何故?という人物に襲いかかる。
    これはきっとそうだよね?と予想しつつも、体験済みといえど「小説」であるところから、ピースが少々改変している事で惑わされもする。
    そんな中で謎が多数に散りばめられ、終盤に全てを繋げていく展開はいつもお見事。
    やっぱりそうかーっ!という気持ちの良さがありました。
    相変わらず襲われるシーンなどはこんな目に遭うのは嫌だなぁと思わせるホラーたっぷりも健在です。
    ミステリアスなままの月子さんや、安良沢くんが好きです。男の子の不器用さが愛しくもなるものでした。

  • シリーズ化は嬉しい。
    ここで、那々木先生の過去が少々明かされたのだが。
    起こった怪異と事件については、あまり・・・なのだが、怪異を信じるしかなくなったという経緯は、なかなかな面白いと思った。
    単作シリーズとして、この先、明かされていくことが楽しみだ。

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著者プロフィール

北海道出身、在住。『ナキメサマ』(受賞時タイトル「くじりなきめ」)で第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞〈読者賞〉を受賞し、デビュー。他の著書に『贋物霊媒師 

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