剣持麗子のワンナイト推理 [Kindle]

著者 :
  • 宝島社
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感想・レビュー・書評

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  • 短編より長編の方が新川帆立さんの良さが出る気がする。

  • 1つの話のボリュームがそう多くないので隙間時間に読みやすい。新川帆立さんの作品の描く女性は、現状に迷いながらも仕事に誇りを持って働く人が多くて励みになる。

  • 文章の運び、好きだな。すごく読みやすい。

    綾瀬はるかが頭の中で勝手に動いてくれる。楽しい。

    ただ、ドラマとは全然違う方へとストーリーが展開していき・・・不穏な感じで終わる。

    続編あるよね。

  • 「元彼の遺言状」事件で関わった弁護士のクライアントを引き継いだ麗子。

    本来の仕事のほかにやっかいな事件が次々と舞い込み
    徹夜続きの毎日

    一晩で事件が解決する短編と、それが最後にひとつにつながる形式。
    読みやすいが、多少 消化不良な気分も残る

  • お金にならない仕事はしないと言いながら、なんだかんだ一般人相手の依頼を聞いてあげる剣持先生の夜通し推理を読める短編集!

    人間味が増して、タフで稼げて優秀なめちゃくちゃ魅力的な剣持先生のお話、プチ推理もあって楽しかった

  • 文字通り凄腕弁護士剣持麗子が一夜で事件を解決してしまう連作5編。
    が、そのどれにもどことなく違和感が残り読書もその度にしばし中断。
    単体ではそれほどでもない疑念が次第にその深度を増してゆく。
    続編があるならばこれからが大変楽しみな一冊。

  • 剣持麗子シリーズ、気楽に読めて、いい。

    でも帆立さん、もう少し“濃いめ”のお話も期待してます!

  • シリーズ第3弾の剣持は、眠らない。

    「剣持麗子」シリーズの第三弾。

    やっぱり、「いい人」じゃん、と思う。

    そして、故村山弁護士の業務を引き継いだり、
    クライアントの犬の面倒をみたり、
    また、別の件で、クライアントの家の床下に
    もぐりこまされたり、と、
    一体、何やってんの、結構、お人好しなんだ、とも思う。
    ま、大山淳子さんが描くところの、猫弁ほどのお人好しではないが。

    だが、そういう受け取り方は、間違っているというか、
    剣持に失礼なのか。

    作品の中で剣持も言う。
    「他人に何が分かるというのだ」と。

    人間は、そもそも多面なのだ。
    善いことをしながら、悪いことをする。
    その反対も、またしかり。

    剣持も、幾つもの顔を持っている。
    だから、「お人好し」の面が出てきても、
    別に驚くことはない。

    この作品が、第一作より好きだなぁと思うのは、
    新しく登場する警官、橘がなかなかのぶっ飛びキャラだからだ。

    第一作目では、剣持のキャラに圧倒されたが、
    今作は、キャラの面では、剣持も橘に食われている。
    だからか、剣持がかなりまともに見える。

    今回は、眠らない街、新宿を舞台に、
    まあ、眠らずに動き回るタフな剣持が見られる。

    黒丑の背後にあるものにしても、
    謎は解明されているわけではないから、
    また、同じ人物たちの活躍が見られるのだろうと、
    期待度は、ぐんぐん上がる。

  • 安定の読みやすさ!
    スラスラ読めました!倒産続きの彼女から続けて読破^ ^
    最後はそれぞれの結末が知りたかったなぁ〜
    面白かったけど!

  • シリーズの中でずば抜けて面白かった。今までのも笑いの要素はあったけど、これを読んで、新川さんはお笑いが好きなんだなと思った。弁護士とホストたちのやりとりとか弁護士のドッヂボール大会とか、読んでて堪らなかった。それでいてラストはしっかり怖くて良かった。笑えて怖くてちょっと切ないってのが新しいなと思った。

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著者プロフィール

一九九一年生まれ。アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身、宮崎県宮崎市育ち。東京大学法学部卒業後、弁護士として勤務。第十九回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、二〇二一年に『元彼の遺言状』でデビュー。他の著書に『剣持麗子のワンナイト推理』『競争の番人』『先祖探偵』『令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法』などがある。

「2023年 『帆立の詫び状 てんやわんや編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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