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本 ・電子書籍 (411ページ)
感想・レビュー・書評
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山梨が生んだ名バイプレイヤーのマキタスポーツの自叙伝的小説。
自分は特別と思い、山梨を出て東京での生活が始まるが、なかなか上手くいかない。
気付くと、結婚、娘が生まれ、焦りながら、もがく。
でも、上手くいかない。
どのようにして、マキタスポーツになっていくのか、もちろん色々はしょられているだろうが、最後は山梨で、お父さんとそっくりと言われ気付くのだ。背伸びしても分不相応なことをしても上手くいかない。
したいことより、求められることをやるのだ。
と勝手に自分は解釈した。
テレビに出ている2枚目ではない俳優さんや、中年になってから売れた芸人さんを観ていると妙に感心してしまう時がある。なれるか分からないのに、何年間もバイトしながら、親に反対されたろうに、心配されたろうに、そんなの振り切って、やり続けたからこそ、今テレビ映っているのだ。
私が観ていない、劇場や舞台でも、ライブハウスでも売れようと頑張っている人たちがいるのだ。そのような人達のお陰で、エンターテイメントが成り立っているのだ。
人気という、曖昧模糊としたものを求めて、好かれようと、振り向かれようと努力し続けることは、並大抵の精神力ではやっていけないと思う。一生内申点を気にする中学生みたいなものじゃないかな?
話は逸れたが、そんなエンターテイメント業界にいる人達に関心を持っていこうと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
①初読 2024/12/21
著者プロフィール
マキタスポーツの作品





