一汁一菜でよいと至るまで(新潮新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • (2023/138)タイトルの通り、料理研究家の土井善晴さんが「一汁一菜でよい」という提案に至った自身の遍歴。正直、ボンボン的な有利なスタート位置からの遍歴にあまり興味は持てなかったが、最後の「一汁一菜でよい」という主張に説得力を持たせるバックボーンとして必要だった。国外出張続きですっかり自炊をしなくなってしまったけれど、味噌汁中心の一汁一菜(汁飯香)の食事を作りたくなった。多分、細胞レベルで身体が欲している。

  •  いつもの図書館の新着本リストの中で見つけた本です。
     著者の土井善晴さんは料理研究家として有名ですが、私はNHK料理番組「きょうの料理」に出演していた御父様の土井勝さんの印象が先に立ちます。あの土井勝さんの息子さんといったイメージです。
     本書は、その善晴さんが大切にしている「一汁一菜」というコンセプトに行きつくまでの過程をモチーフにしたエッセーであり、彼の“半生記”でもあります。
     読み終わったとき、善晴さんは御父様とはまた別の山頂に至ったのだろうと感じました。

  • ふむ

  • 日常の食事は「一汁一菜」で大丈夫、との主張にたどり着くまでの自伝的著書。お父様である土井勝氏の料理への向き合い方、ご本人の海外や有名店での料理修行を経て、「おふくろの味」でもある家庭料理に原点回帰するまでの軌跡を追うと、この結論に深く納得できます。もう食事づくりに悩む必要はない。

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著者プロフィール

1957年大阪生まれ。料理研究家。十文字学園女子大学特別招聘教授、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員、甲子園大学客員教授。スイス・フランスでフランス料理、味

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