一汁一菜でよいと至るまで(新潮新書) [Kindle]

  • 新潮社 (2022年5月18日発売)
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  • 本 ・電子書籍 (185ページ)

感想・レビュー・書評

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  • エッセイ
    丁寧な語り口ときれいな日本語で、優しい気持ちになれました。

    ハレの料理とケの料理を分けて考えれば良いと思うと気が楽になります。
    自分が食べる分には具沢山お味噌汁があれば充分ですもんね。

    でもいつまでも自分は成長期だと思っている夫と、本当に成長期の息子には納得してもらえないんじゃないかなぁと思ったり・・

  • (2023/138)タイトルの通り、料理研究家の土井善晴さんが「一汁一菜でよい」という提案に至った自身の遍歴。正直、ボンボン的な有利なスタート位置からの遍歴にあまり興味は持てなかったが、最後の「一汁一菜でよい」という主張に説得力を持たせるバックボーンとして必要だった。国外出張続きですっかり自炊をしなくなってしまったけれど、味噌汁中心の一汁一菜(汁飯香)の食事を作りたくなった。多分、細胞レベルで身体が欲している。

  •  いつもの図書館の新着本リストの中で見つけた本です。
     著者の土井善晴さんは料理研究家として有名ですが、私はNHK料理番組「きょうの料理」に出演していた御父様の土井勝さんの印象が先に立ちます。あの土井勝さんの息子さんといったイメージです。
     本書は、その善晴さんが大切にしている「一汁一菜」というコンセプトに行きつくまでの過程をモチーフにしたエッセーであり、彼の“半生記”でもあります。
     読み終わったとき、善晴さんは御父様とはまた別の山頂に至ったのだろうと感じました。

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著者プロフィール

1957年大阪生まれ。料理研究家。十文字学園女子大学特別招聘教授、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員、甲子園大学客員教授。スイス・フランスでフランス料理、味

土井善晴の作品

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