- Amazon.co.jp ・電子書籍 (108ページ)
感想・レビュー・書評
-
これは濃い口!!濃いぃ文章が体になだれ込んでくる!これから心に残りそうな家族小説!
前作「推し、燃ゆ」や「かか」を超える濃いぃ文章でめちゃくちゃ身体の中に物語が入ってくるし心を揺さぶられる!!ページ数にしたら数ページやのに長編読んだくらいの心のブルンブルンっぷり!!やっぱり読書っていいものやなぁ〜!!
心に響く家族小説 ★★★★★
文学の凄さを実感 ★★★★★詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分の重荷になるものは全て捨てて自分の為の生き方を選択できる者もいれば、自分以外の人との繋がりに縛られて生きる者もいます。特に自分を縛るものが家族であれば捨てるという選択は簡単に出来るものではないと思います。脳梗塞で半身に後遺症を残し酒におぼれる母や、教育熱心ではあるけどキレやすく暴力をふるう父という平穏とは言い難い家族環境。兄はそのような家族を捨てて自分の人生を歩みますが、うつ病になりながらも両親を捨てて家を飛び出すことはできない妹は対照的です。祖母の葬式を機に母が提案した車中泊を通して、家族と向き合いながら今までとこれからを考える旅。様々な事を思い出す中には父に暴力を振るわれたこともあるものの、果たしてそこまで不幸だったのか。思い出による美化もあるかもしれませんが、確かに愛されていた記憶もありました。そして「私の親でもあり子でもある」と両親もまた子供から愛されることを必要としていたと認識し抱え込む生き方を決意する。それは家から出た兄の生き方とどちらが正しいかというものでもなく、それぞれの選び方が違うだけだったということだと思います。車中泊旅行の最後の大喧嘩の後には、妹は奇妙な車中泊を続けることになってしまいましたが、意外と今までとは違った平穏が訪れた家族。それは家に居続けるでも、家を飛び出すでもない、ほんの少しの距離感の変化でしたが、何かが変わっていくような希望を感じられたと思います。
-
ただの天才か…
親であり子ども、その通りだなと思った -
文が歳の人にはちょっと読みにくいです。
-
正直期待をしすぎた。
淡白な内容で時間が進むのがゆったりしているから私には刺激が足りなかった。