- Amazon.co.jp ・電子書籍 (156ページ)
感想・レビュー・書評
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■ Before(本の選定理由)
前作に続いての、特捜に逮捕された経営者の独白本。
■ 気づき
ギャンブルに一次戻ったり、フェラーリのコレクション・西麻布での芸能人との交友に言及したり、前半はメッセージがよく分からなかった。後半は大王製紙の経営陣を巡る憎悪劇で、めちゃめちゃ面白かった。
■ Todo
著者の大王製紙・佐光氏(後任経営者)への怨み・つらみ・不義理への告発が物凄い。こんなもの出版して良いのか、身内でやってくれと思ったが、かくも人間は皆んな欲深いものだ、と妙に納得してしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「溶ける」と続けて読んだが
事件後、完済したとはいえ会社の金に手を出して
ギャンブルをして
自分の仕事の武勇伝を書かれても全く共感できない
自分の株を売って資金にしたくないのが見え見え
当時の社員の気持ちを聞きたいものだ
あと会社経営の裕福な暮らしぶりを自慢されてもなー
ギャンブルからの転落人生だけの話だけに
して欲しい
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読み応えがあった作品だった。
前作も読んだはずだがなぜか記録していなかったが、続編となる本作も非常にハッとされられた興味深い描写が随所で見られた。
父である井川高雄氏の言動、そして安倍元総理の言葉。さらには「ほとんどの人間は他人の人生を生きている」という言葉がフーコーの言葉だったのだという発見。何とも重苦しくも、反面爽やかな読後感だったね。 -
前回よりはやや落ちるが面白い。
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元大王製紙の井川意高の自伝。
以前の『熔ける』はギャンブル中毒の怖さについて扱っているが、今回は自身が招いた大王製紙のお家騒動についての話がメイン。
身から出た錆感はあるものの、今回の話の方が内容的には興味深かった。 -
喜連川まで面接に来てくれたときの父も、幼いころの父とまるで変わりなかった。それでもお父さん、こんな遠くまで息子の顔を見に来てくれてありがとうございました。子どもがそのまま大人になったような正直な父が、心から愛おしく思えた。
この一文が一番心にきた。 -
7/4読了
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YouTubeでこの本を執筆した背景を語られており
お母様が井川家がどうしてこうなったのか伝えてほしい、ということで2作目を書いたと言われてた
それもあってか、社内の内紛についてかなり詳しく書かれています
個人的に1作目より好きでした
特に、亡き父がどんな人で、晩年どう過ごしたかが印象深かった
著者プロフィール
井川意高の作品





