熔ける 再び そして会社も失った (幻冬舎単行本) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • ■ Before(本の選定理由)
    前作に続いての、特捜に逮捕された経営者の独白本。

    ■ 気づき
    ギャンブルに一次戻ったり、フェラーリのコレクション・西麻布での芸能人との交友に言及したり、前半はメッセージがよく分からなかった。後半は大王製紙の経営陣を巡る憎悪劇で、めちゃめちゃ面白かった。

    ■ Todo
    著者の大王製紙・佐光氏(後任経営者)への怨み・つらみ・不義理への告発が物凄い。こんなもの出版して良いのか、身内でやってくれと思ったが、かくも人間は皆んな欲深いものだ、と妙に納得してしまった。

  • 親の七光りのギャンブル依存症クズという印象でしかない。
    発端は自分で作ったのに、やれ謀反だなんだのと自分のことを棚に上げて良い身分だなぁと。
    バレなければ何やっても良いんだろみたいな厚顔無恥さが窺い知れる。
    取ってつけたような安倍元総理の話も「俺ってすごいんや!」って言いたいだけの話。
    金があろうがなかろうがクズはクズなんだと思い知った。

  • 「溶ける」と続けて読んだが
    事件後、完済したとはいえ会社の金に手を出して
    ギャンブルをして
    自分の仕事の武勇伝を書かれても全く共感できない
    自分の株を売って資金にしたくないのが見え見え
    当時の社員の気持ちを聞きたいものだ
    あと会社経営の裕福な暮らしぶりを自慢されてもなー

    ギャンブルからの転落人生だけの話だけに
    して欲しい

  • 読み応えがあった作品だった。
    前作も読んだはずだがなぜか記録していなかったが、続編となる本作も非常にハッとされられた興味深い描写が随所で見られた。
    父である井川高雄氏の言動、そして安倍元総理の言葉。さらには「ほとんどの人間は他人の人生を生きている」という言葉がフーコーの言葉だったのだという発見。何とも重苦しくも、反面爽やかな読後感だったね。

  • 前回よりはやや落ちるが面白い。

  • 元大王製紙の井川意高の自伝。

    以前の『熔ける』はギャンブル中毒の怖さについて扱っているが、今回は自身が招いた大王製紙のお家騒動についての話がメイン。
    身から出た錆感はあるものの、今回の話の方が内容的には興味深かった。

  • 前作の補完…というより愚痴回かな?

    また手出したんか?!と思ったけど案外あっさり辞めれてて、当時も通えるだけの身の自由があったらあそこまで借金しなくて気が済んだのかな?

    まあ、もう推測でしかないし、どうにもならんしで。

    さよか…て感じでした。

  • 喜連川まで面接に来てくれたときの父も、幼いころの父とまるで変わりなかった。それでもお父さん、こんな遠くまで息子の顔を見に来てくれてありがとうございました。子どもがそのまま大人になったような正直な父が、心から愛おしく思えた。

    この一文が一番心にきた。

  • 7/4読了

  • YouTubeでこの本を執筆した背景を語られており
    お母様が井川家がどうしてこうなったのか伝えてほしい、ということで2作目を書いたと言われてた
    それもあってか、社内の内紛についてかなり詳しく書かれています

    個人的に1作目より好きでした
    特に、亡き父がどんな人で、晩年どう過ごしたかが印象深かった

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著者プロフィール

1964年、京都府生まれ。東京大学法学部卒業後、1987年に大王製紙に入社。2007年6月、大王製紙代表取締役社長に就任、2011年6~9月に同会長を務める。社長・会長を務めていた2010年から2011年にかけて、シンガポールやマカオにおけるカジノでの使用目的で子会社から総額約106億8000万円を借り入れていた事実が発覚、2011年11月、会社法違反(特別背任)の容疑で東京地検特捜部に逮捕される。懲役4年の実刑判決が確定し、2013年10月から2016年12月まで3年2カ月間服役した。著書に累計15万部のベストセラーとなった『熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録』(双葉社、のちに幻冬舎文庫)のほか、『熔ける 再び そして会社も失った』『東大から刑務所へ』(幻冬舎)がある。

「2023年 『熔ける日本の会社』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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