シャーロック・ホームズとシャドウェルの影 クトゥルー・ケースブック (ハヤカワ文庫FT) [Kindle]

  • 早川書房
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感想・レビュー・書評

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  • ※ネタバレ無し

    原典の事件をうまく絡めつつ、クトゥルー神話の神話生物が休みなく登場し飽きさせず一気に読めた。
    原典の事件を知っておくと、本当に内幕は神話生物なのではないか、と思わせるほどに巧みにクトゥルフ神話が混在している。

    このシャーロックホームズは理知的な分析に基づいて鮮やかに事件を解決すると言うより、自ら怪異に近づき冒険者として振る舞う。後手に回りやすい、ワナにはまるスリリングなキャラに馴染めるか、が面白く読めるか分かれるかも。私は冒険者、探求者ホームズは楽しく読めた。
    また原典より短慮でケンカっぱやいワトソンもアクティブで好きになれた。一夏のサスペンスホラーアクション小説(推理小説ではないです)として読んでみてはいかがでしょうか?

  • シャーロック・ホームズとクトゥルフ神話の悪魔合体。広く人口に膾炙したワトスン博士が著した事件録は「ある話から注意をそらすためのもの」だったと告白するところから始まる。
    どちらも好きな俺は大いに楽しめた。ホームズもワトスンも聖典とは性格が違うように感じるが、それもスパイスの一つと思えるのは上手いなーと思う。

  • タイトルにもある通りクトゥルー神話のコズミックホラー的要素を混ぜ込んだパスティーシュ三部作の一作目。
    正史とされるエピソードは偽りであり、彼らは旧神・旧支配者との戦いに身を投じていた…というストーリー。
    理性と論理を是とする世界観にオカルト的要素を融合させる試みは、字面のおかしみに対して想像以上にうまくいっていた。

    原作からの逸脱が多く、ホームズを題材としなくても良いのではないかと感じる瞬間もあるが、それによって余計に原作への愛がにじみ出る感覚もある。

    原作に比べてホームズは向こう見ずで思慮が浅く、ワトスンは短気でガサツな性格に見えるところが、気になる人は気になりそう。

  • シャーロックホームズとクトゥルフ物。気味悪さの描写はかなり薄め。ホームズとワトソンの出会いの話でもある為かホームズが若々しい。冷静とはいいつつもどこか血気盛んで経験が足りてない感じが冒険譚としてはワクワクを盛り上げている。ホムワトの関係性も良い。

  • ホームズのパスティーシュ作品。原典と同じような純粋な推理小説ではなく、『シャーロック・ホームズ対ドラキュラ』、あるいは『シャーロック・ホームズの宇宙戦争』のように、クトゥルー神話の神話的生物という非科学的な存在とホームズが戦う内容になっている。ただ、原典の要素を丹念に落とし込んでおり、両方が好きならたまらない作品。続刊が楽しみ。

  • シャーロックホームズシリーズはあまり知らない上にクトゥルフもあまり知らないけど、楽しめました。
    バディ物はキャラクターの掛け合いもたのしいです。

  • クトゥルー・ケースブック三部作開幕、艶やかな表紙にCTHULHUの文字!これは買うでしょ▲1880年ロンドン、ワトスンは怪事件を追う探偵ホームズと出会う。事件の背後に古き神々! ふたりは深淵へと足を踏み入れ▼アフガン帰還兵として『緋色の研究』スタートのしっかりパスティーシュ。冒頭からSAN値がやば目なこの男、凡百のワトスン博士と異なり著作の大半は捏造だと独白。ロンドン近郊を舞台に、ホラーは浅めの作りで一見さんも大丈夫、続きが気になること請け合いです。続巻の翻訳出版を是非お願いしますよ早川さん(2016年)

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