競争の番人 内偵の王子 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 着物カルテル
    二重三重に仕掛けられた伏線

    白熊新しい同僚が知り合いの犯行を隠すために証拠改竄
    経産省の役人が弟の違法カジノ、ヤクザとの癒着を隠蔽するための姑息な邪魔立て

    小勝負の母親は未婚の母。父親は妊娠がわかると逃亡、今は最高判事だか最高裁判事。この程度という気持ちで司法試験を受けた。

    お人好しで損ばかりしてる母親とかぶる白熊のために世話を焼いたっぽい

    白熊は中央に戻り、鹿児島での同僚も一緒。

  • 気持ちとしては3.5くらい。

    石山くん次作も出て欲しいですね。

  • 白熊ちゃん奮闘記、第二弾。
    ドラマと同じような内容かなと思って読み始めたら、
    どっこい!全然違う物語だった(ほっ。)
    暴力団や殺人、なかなかのハードボイルド。新川さんの原作はこんなに面白いのに。ドラマはちょっと残念だったかな。
    でも第三弾も期待できそう。
    楽しみにしています。

  • 楽しく読める。公務員なのに、楽しそうに見えることが不思議。

  • 九州支社転勤後の着物業界の活躍を描いた話し。
    地方の事情とか本部と支部の事情とか1人の中間管理職がいろんな事業で雁字搦めになる感じとかよくありそうなテーマが取り上げらえていて読み応えがあった。
    最終的な結論は意見が分かれるかなと思うところもあり、それはそれでこの話しの1つの魅力なのかなと思った。

  • 前作の終わりで九州に異動になった公正取引委員会の白熊楓シリーズ。第ニ作は和服業界がターゲット。相変わらずちょっととっぽい一方で、馬鹿力は健在。そして小勝負は出張の形で登場。

    網の目のように広がる社会構造の中に組み込まれて悩める白熊、まだまだシリーズは続きそうですね。
    確かに、「悪くないって思える日もある」それで良しとすべき時もあるよな。

  • シリーズ2

    シリーズ1は、いかに公取委が弱小官庁であるかが強調されてたけど、今回は地方事務所の悲哀。

    そして、楓と、スーパー秀才小勝負勉との絡み合いも再び。

    面白かった

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著者プロフィール

一九九一年生まれ。アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身、宮崎県宮崎市育ち。東京大学法学部卒業後、弁護士として勤務。第十九回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、二〇二一年に『元彼の遺言状』でデビュー。他の著書に『剣持麗子のワンナイト推理』『競争の番人』『先祖探偵』『令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法』などがある。

「2023年 『帆立の詫び状 てんやわんや編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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