薫る花は凛と咲く(4) (マガジンポケットコミックス) [Kindle]

  • 講談社 (2022年9月9日発売)
4.13
  • (3)
  • (3)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 83
感想 : 5
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

本 ・電子書籍

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 杏子が金髪の理由
    杏子は凛太郎と同じタイミングで金髪にした。
    凛太郎が金髪にしたいと言い出した少し前のこと。
    凛太郎は「もういいんだ。もう全部やめる。
    友達作ろうとすることもやめる。頑張ることもやめる。
    全部俺が悪いんだよ。もう全部諦めるよ。」と笑いながら涙をこぼした。

    杏子はその顔が忘れられなくて、
    金髪にしたいと言い出した凛太郎が接客業である家のことを気にしそうだから、
    自分が先にしちゃえば気が楽になるかと思って金髪にしたのだった。

    みんなでテレビゲームをやる。
    期末試験の話になり、薫子が「みんなで勉強会しない?」と提案。

    勉強会
    凛太郎、薫子、昴、翔平、朔、絢斗の6人でファミレスにて勉強会。
    朔は昴ができなかった桔梗の問題を解く。朔は教え方が下手

    夏休みに向けて
    凛太郎と翔平は今回も赤点回避することができた。
    担任は夏休みに向けて今年の夏全力で楽しんでこいと言う。

    一方、桔梗では担任(女)が
    「我が桔梗学園の名に恥じぬ行動を。カーテンの向こう側には決していかぬよう。」と圧をかける。
    薫子は期末試験も1位キープできた。


    放課後、凛太郎の集団をたまたま見つける薫子。
    薫子も昴含めた学園の友達といる。
    「千鳥の人たち放課後遊んでばかりで将来のこととか考えてるのかな?」
    あの人たちっていつも楽しそうだよね。いいなぁ…やだ、何言ってるんだろ。
    とクラスメイトがこぼす。

    凛太郎も薫子を見つけた。
    翔平が凛太郎に和栗さんと付き合ってるのか聞いてきた。
    付き合ってないけど、好きなことは認める。
    凛太郎は気持ちが3人にバレてることを知り、薫子にもバレてるのか心配になる。

    付き合うって何?
    凛太郎たちはクラスメイトでボウリングに来た。

    凛太郎は付き合う意味ってなんだ?と考える。
    別に俺は和栗さんが笑ってるところ見るだけで十分なんだけどな…。

    2人になったタイミングで凛太郎は絢斗に
    「付き合うってどういうことだと思う?」と聞いてみる。
    絢斗は「よくわかんない!」「意外とみんな分からないまま付き合ってるのかもよ!」
    凛太郎が感情を表に出すことが増えてきて嬉しいと伝える。
    凛太郎も3人のことを信頼してると伝えた。

    夜、薫子から謎のLINEスタンプがきた。

    スタンプは誤送信だった。
    凛太郎は薫子とのLINEしながら、翔平たちとのグループLINEもして、
    夏休みどうするか和栗さんに聞いて。とやりとりが続き、
    結局、凛太郎、翔平、朔、絢斗、薫子、昴のグループトークをつくった。
    夏休みやりたいことを言い合って楽しくなる。

    薫子の誕生日
    昴から凛太郎に個別で「薫子、今月22日が誕生日です。」とLINEがきた。

    薫子の誕生日に何をあげるか悩む凛太郎。
    好きなものケーキしか知らない、まだなにも知らないと思い知る。
    知りたいと思う。

    母親に美味しいケーキ屋ないか相談したら、
    凛太郎が自分でつくれば?と提案される。
    お父さんに教わりながら作ればいいのよ。


    凛太郎はパティシエである父親にケーキの作り方教えてほしいとお願いする。
    ケーキに込める想いは食べてよかったって喜んで笑ってほしい。

    薫子は学校でみんなが誕生日祝ってくれると言うが、
    昴が機転を利かせ22日は私の都合がつかないから、
    23日にしてほしいと頼み、クラスメイトとのお祝いは23日になる。


    昴が凛太郎に「薫子、22日大丈夫だと思う」とLINEして、
    はじめて約束はしてなかったことに気づく凛太郎。

    急いで薫子に「22日、少し時間とってもらうことできますか?」とLINE。
    「渡したいものあるから、持ってく」とLINEして気合いをれる。
    薫子は昴が誕生日を凛太郎に教えたと気づく。
    喜び、薫子が喜んだことを昴も喜ぶ。

  • お母さんの「優しいあの子……」という想いに涙して
    しまう。
    母子家庭かと勘違いさせてしまうほど父親が出てこな
    いと思ったら、ケーキオタクだったのね。
    薫子のお誕生日、どうなるでしょう。

  • 4巻は3巻までほどの盛り上がり(波乱)はなく、ストーリー的には薫子の誕生日前まで。
    お嬢様学校の桔梗と底辺高校の千鳥が対立してるのは単純に生徒同士の対立かと思っていたけど、どうやら桔梗の先生が千鳥を敵対しているっぽく、更に伝統を重んじているようでもあり、だから桔梗側が(一般家庭で特待生の)薫子に対して目を付けてるのでしょうか?逆に薫子は桔梗のどこに惹かれて進学したんだろう?
    そして朔の千鳥には似合わぬ秀才ぶりや、絢斗の底の見えなさ(特に3巻での意外な一面)もまた垣間見えたり、更にはやっと?凛太郎の父親が登場したりと細かく見ると色々ありました。凛太郎の兄はいつ登場するのかしら?
    しかし凛太郎がだんだんヒロインに見えてくるのは私だけだろうか…

  • やさしさ、不器用さ、相手を想う気持ちが溢れています。
    心を閉ざした凛太郎が、自分の心に素直になっていく。
    あふれる想いを時には素直に、時には恥ずかしながら伝えていく薫子。
    昴の成長も、男たちも一緒に打ち解けあい、成長していく姿。

    幸せがどんどん溢れ薫るステキな物語です。

全5件中 1 - 5件を表示

三香見サカの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×