方舟 [Kindle]

著者 :
  • 講談社
4.00
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感想 : 334
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感想・レビュー・書評

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  • スゴい小説を読んでしまった...!
    どんでん返しがスゴいと評判の事で、文庫化やKindle Unlimitedを待たずに読んでみました。最初は淡々と、だが着実に時間が無くなっていく感じが凄く怖く、そして壊れていく人間模様がとてもリアルだったと感じました。
    そして犯人の正体を暴く解決編では、翔太郎が論理的に真相を明らかにし生け贄を決めるという華麗な展開が待っていたが、その部分があまりにも非情で、しかも犯人の思うつぼであったところがとても恐ろしかった。そして主人公の柊一にだけ真実を告白するところ、その瞬間に全てが絶望に変わるというのはとても驚いた上に、全てが犯人の掌の上であった事が明らかになるのを、探偵の敗北=死であり、かつ犯人の判明≠生け贄という構造に一気に変わる瞬間がとても怖く、恐ろしいと思いました。
    同じテイストであろう、十戒も読んでいきたいです。

    この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
    越野柊一:榎木淳弥
    西村裕哉:山下大輝
    絲山隆平:村瀬歩
    絲山麻衣:石見舞菜香
    野村さやか:安済知佳
    高津花:高橋李依
    篠田翔太郎:細谷佳正
    矢崎幸太郎:高木渉
    矢崎弘子:三石琴乃
    矢崎隼人:河西健吾


  • 先程アップしたレビューからの追加レビュー。
    autumn522akiさんの『方舟』のレビューにやられました‼︎‼︎
    これから方舟を読まれる方、akiさんのレビューを読んでから、読後、もう一度akiさんのレビューを読むと『ん⁉︎…んあぁぁー‼︎‼︎』ってなります。笑
    どうしよっ、方舟よりakiさんのほうが面白かったかもっ
    akiさん、ありがとーーー‼︎(≧∀≦)

    ーーーーーーーーーーーーーーーーー(*´ー`*)

    PayPayで支払うと25%還元されるっていうんですよぉ…、お買い得だったんです…、
    なので買ってしまいました…。
    『方舟』と『十二国記ガイドブック』笑

    夕木春央さん『方舟』
    タイムラインで毎日、次々とあがってくるレビュー。
    『凄い!』「眠れない!』『衝撃のっ!』
    毎日見てたらやっぱり我慢出来なかったぁ
    _:(´ཀ`」 ∠):

    先程読み終わり、ふぅぅぅー落ち着いた!
    なるほどっ、これか!これなのかっ!

    読んでる間、怖くてずっと首や腕がぞわぞわしてた。息するのを忘れてたり、深く吸ったり吐いたり。
    このハラハラ感…、くせになりそうです(^^)

    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      松子さん、おはようございます(^^)
      いつもありがとうございます。

      きょうは、お礼のコメントしたいと思いました。
      この『方舟』の松子さんの...
      松子さん、おはようございます(^^)
      いつもありがとうございます。

      きょうは、お礼のコメントしたいと思いました。
      この『方舟』の松子さんのレビュー、
      そして、皆さんとのコメントのなかでのわからなかったことの、その謎がやっと解けました。

      感動する仕懸け…とは?、豪華すぎるオマケ?…等

      それは方舟を読まないことにはわからない事でしたから
      それが気になりすぎて忘れられませんでしたね、良かった~
      そして今回、読後にやっとやっと
      わかりましたよ。
      akiさんの「極上のオブラートに包んだレビュー」
      なるほど~
      「あ〰️そういうことか〰️!!」
      ってなりました―(>_<)

      松子さんのレビューが、
      なかったら見逃してしまったかもしれません…。
      松子さんのレビューがなかったらずっとあとに読んだ事もあって
      忘れてしまったかもしれません……
      方舟を読む楽しさが2倍でした!!
      ありがとうございましたっ!!

      松子さんの、レビューは、
      いつもあったかくて、優しくて
      楽しくて、癒されて
      大好きなのです~

      松子さん、年末年始は、体調崩されたり、試験もあったり大変だったんですね…。
      まだまだ、無理なさらずにお過ごしくださいね。
      そして今日は、雪のようですし
      あったかくしてお過ごし下さい!

      これからもどうぞよろしくお願いいたします。
       ありがとうございました!!
      2023/02/10
    • 松子さん
      ちーにゃさん、嬉しいコメントありがとうございます(^^) こんな素敵なコメントを頂き、こちらこそ、
      ありがとうございます!

      方舟楽しかった...
      ちーにゃさん、嬉しいコメントありがとうございます(^^) こんな素敵なコメントを頂き、こちらこそ、
      ありがとうございます!

      方舟楽しかったですよねっ。方舟もakiさんのレビューも、共感できて嬉しいですっ。
      方舟で衝撃を受けたあとに、さらにakiさんのレビューで衝撃をうけて、…、
      もう↓こんな感じでしたよねっねっ
      ∑(゚Д゚)→Σ(゚д゚lll)→_| ̄|○パタリ

      私もちーにゃさんの楽しさや感動やお人柄の伝わってくるレビュー、楽しみに読ませて頂いてます(^^)
      これからもどうぞよろしくお願いします。
      2023/02/10
    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      松子さんお返事 ありがとうございます (^^)

      方舟を読む前から
      松子さんのおかげで
      もうひとつ謎解きが、待っているような感じがしていて
      ...
      松子さんお返事 ありがとうございます (^^)

      方舟を読む前から
      松子さんのおかげで
      もうひとつ謎解きが、待っているような感じがしていて
      とても楽しみだった本でした~

      方舟、読んだあとと、akiさんのレビューと、ダブルの衝撃を受けて

      松子さんの顔文字表現のように
      そんな感じになりました~w
      松子さん 面白すぎ 最高です ♪

      松子さんのコメントも楽しくて嬉しくなりました。
      いつもありがとうございます。

      こちらこそこれからもどうぞよろしくお願いします~(^^)
      2023/02/10
  • 評価4.7
    audible 11時間15分
    kindle 309ページ
     地下の構造物に閉じ込められる。若者7人と家族3人という殺人が起きるには酷な組み合わせ。その上生き残るには生贄も一人必要。地震で脱出できなくなる状況はなるほどとは思ったが、誰かが犠牲になることやその予想される死に方にゾッとして読み手が進まない。こういうのは大体尻すぼみでいい解決作なく終わっていくことが多いといらぬことまで心配になる立ち上がり。
     作中でも述べられているがこの状況で殺人をする意味は全く分からない。逆に犯人は脱出の経路を秘密に知っているのではないかなどこちらが期待してしまう。最終的に誰も助からないかもしれないという点で通常のクローズドサークルとは異なりどうしても解決ルートが思い浮かばない。 
     本作の名探偵役のショウタロウの名推理で犯人を突き止めることはできたがあまりにも動機が弱い。この動機でこれだけの行動力は理解しがたい。まだ何かあるのかもと期待しながら最終盤へ。 
     経過中常識的な発言で魅力的に写った犯人の正体も残念だったが確かにこの役目は冷静でサイコな彼女にしか果たせないか。一旦はそう思いかけただけに最後の彼女の告白はめちゃくちゃビックリ。殺人の動機も彼女の恐ろしさも思い知らされる。良い解決にはならないと心配していたが予想を遥かに超える読後感の悪さは衝撃。

  • 地下密室 タイムリミット
    現代しか通用しないアリバイ推理
    最後のどんでん返し 
    この衝撃を味わうためにミステリ小説読んでいることを再認識

  • 2023年本屋大賞ノミネート作品。
    う〜ん。設定はよくある系。ストーリーもよくある系。
    また読み返すかといったらもう大丈夫と答える、言わば買って読むほどでもない本。ネタバレはしたく無いので、初見は先が気になって読み進めていて楽しめる本であるということだけは伝えたいです。

  • 置かれた状況にたいして登場人物の心理描写や会話に臨場感が感じられず滑稽。
    出来の悪い舞台を観てるかの様。
    どうでも良いのですが、マンホールの様な入り口しかないのにそれよりも大きな発電機やドア机はどうやって運び入れたのでしょうか?(笑)と、閉所恐怖症なので気を紛らわせながら読みました。
    この手のミステリーは如何に読者に気付かれずに大きく膨らませ、破裂する事が出来るか!?によって評価されるもの。そういう意味では5つ星かもしれません。

  • 楽しかった!!!!
    読み終わった第一声はこれ。

    緻密な推理→キッチリ解決→どんでん返し

    この「どんでん返し」がこの作品のミソで、トリックとかロジックじゃなくて「動機」を起点に作用→転げ落ちるような急展開→隠れていたもう一本の糸が見える→終結、という感じ(ネタバレ精いっぱい配慮)
    理論家の名探偵が読みきれなかったのが動機、つまりは人の感情だった点が新鮮だった。もちろん、見落としたのはそこだけじゃないんだけど(ネタバレry)

    平凡に始まり、非凡に終わる。
    ぜったいに最後まで読みきってほしい一冊。
    楽しかった!!!!

  • 半分まで読んで、後半飛ばしてエピローグを先に読んでしまった。あー、しまった。

    そして、今、後半読み終えた。
    後半を読んでいる間、ずーっとエアロスミスの「I Don’t Want to Miss a Thing」が頭の中で流れていた。
    全くアルマゲドンの展開ではないのに。

    登場人物には、救いがなかった。
    ブルース・ウィルスがいて欲しい。

    面白い小説には違いない。

  • さすが帯の絶賛の声&SNSでのバズりっぷりと思うくらいミステリの面白さを見事に味わえる作品!!

    物語がしっかりとパズルのように組み上がっていき組み上がったパズルの絵がきれいにまとまっていて「ほぅ」って「魍魎の匣」みたいなセリフをはいてしまった!!!

    ネタバレせずに私のように自然な「ほぅ」を出して欲しいのでネタバレフィルター全開で情報を見ずに読んでください!!!

    期待を超えてくる「ほぅ」     ★★★★★

  • 謎の巨大地下建造物「方舟」に閉じ込められた10人。
    一晩を方舟で過ごした後、10人は方舟に閉じ込められ、そして殺人事件が起きる。

    私は悲しいことにSNSでネタバレを踏んだ上で読んだので驚きはなかったのだが、手に汗握るサスペンス感は楽しめた。
    確かにとてもゾクゾクした。

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著者プロフィール

2019年、「絞首商会の後継人」で第60回メフィスト賞を受賞。同年、改題した『絞首商會』でデビュー。
近著に『サーカスから来た執達吏』がある。
『方舟』で「週刊文春ミステリーベスト10 国内部門」「MRC大賞2022」を受賞。

「2023年 『時計泥棒と悪人たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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