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感想・レビュー・書評
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前回読んだ『取引の番人』に続き今回も一気読みだった。
先祖を探す、という依頼を受ける一方で自分自身のルーツも探している風子。
風子が引き受ける案件を読んでいくと、先祖ってそんなところまで辿れるのか⁉︎と驚くとともに、賛否はあるが、日本の戸籍制度があればこそだということが分かる。
また地方郷土史に詳しい人物がいるというのも、すごいことだなあと思いつつ、こういった地味な活動は過疎が進むにつれ、だんだんと途絶えていってしまうのではないかと危惧もする。
無戸籍というのも最近よく社会問題として取り上げられているが、作品を通して、多様化が進む中でこの戸籍制度がそのままの形で続けられることへの疑問も投げかけているように感じる。
2022.6netgalleyにて読了詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
先祖探偵、良く広告で見かける「あなたの
ルーツ」お手軽料金でというやつだが、個
別の物語(ドラマ)のなかに主人公の出自を
求める目的を叶えるヒントが現れる
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