頭のいい人が話す前に考えていること [Kindle]

  • ダイヤモンド社 (2023年4月18日発売)
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本 ・電子書籍 (315ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすい内容でした。
    納得させられます。
    実践しようという気分になる、前向きにコミュニケーションをしてみようとポジティブになる本です。

    具体的です。具体の本です。

    この本に限らず、どの本にも割と書かれているのですが、傾聴が大事です。

    ただ最近、傾聴が基本とか自分の話をしないとか、あらゆる本で言われ過ぎて、自分の話をしたあとに、非常に落ち込んだ気持ちになっている自分がいます。

    影響され過ぎないよう気をつけます。

    その場の雰囲気がよければ、相手が話そうが自分が話そうがいいんじゃないかと気楽にコミュニケーションをとりたいです。

    私は、頭がよくなるより、周りを癒せる人になりたいです。

    とはいえ、コミュニケーションのスキルの向上に役に立つ内容だったのでおすすめです。

  • 評価が良かったのでなんとなく読み始めたが、参考になる点が多々あった。

    例え話や引用が上手くて、大体の人は「ああ、これ自分のことだ‥‥」と感じてしまうはず。だからこそ本の内容が頭に入ってきたし、先へ先へと読み進めてしまう。

    以前もコンサルの方の仕事術を読んだけど参考になる。特別なスキル、というより一般の方が蔑ろにしがちな基本的なことを磨き上げてるなぁと感心するし、真似したいなぁと意欲が湧いてきます。

  • 頭のいい人が話す前に考えていること / 安達裕哉

    最近職場で仕事を教えてくれてる先輩が、物事を理路整然と教えてくれる人で、「この人頭いいなぁ〜。どういう思考回路してるんだ?」と思ったのがことの始まり。

    その気持ちのままぶらっと書店を歩いてたら「頭のいい人が話す前に考えていること」というドンピシャな本を見つけたの
    もうそれは即買い

    早速帰って読んでみることに。
    本書は2部構成で、1部は頭が良くなるための哲学(本書では黄金法則と呼んでいる。)が7つ書いてあった。
    2部では1部で学んだことを念頭に起きつつ、実際に頭が良くなる方法が5つ紹介されていた。

    1部と2部でそれぞれ特に印象に残ったのは以下。

    1部
    黄金法則その4「人と闘うな、課題と闘え」
    その5「伝わらないのは、話し方ではなく考えが足りないせい」
    2部
    1章「客観視の思考法」 ・・・成り立ちを知ろう
    2章「整理の思考法」・・・考えるとは整理すること
    3章「傾聴の思考法」・・・他人が話している時に、自分が話すことを考えていないか
    アドバイスするな、交通整理せよ

    特に最後の「傾聴の思考法」では、相手は何を話したいのだろう?
    ということを重きに置いていて、ハッとするものがあった。

    結局頭のいい人というか、人のことを考えられる人に人はついていくんだろうなぁと再実感。
    本書はアドラーの他社貢献と共同体感覚の考え方に近しいものを感じた。また、概念的な話にとどまらず実用的な思考の深め方についても提示してくれており、大変勉強になった。

    ここで注意しなければいけないのは、1部と2部は単発の概念、方法ではない。ということ。
    それぞれの話が円環を成して補い合うようになっていると感じた。
    伝えるために考えを深くするためには2部の方法で成り立ちを知り、整理し、傾聴する。そしてテクニックのジレンマに陥りそうになった時は話し方が足らないのでは考えが足らないのだと思い出す。
    そうしてまた次のサイクルを始める。
    このサイクルを繰り返すことで思考の深度はどこまでも深くなるのだろう。

    本書では、導入部分に「本書は読み返さなくていい本を目指した。」
    とあり、確かに付属のシートを使えば読み返さなくてもいいのかもしれない。
    けれども私は本書を何度も読み返したくなる本だと思い、それは間違いなく「いい本」なのだろうなぁと感じた。
    2025年の初めにこの本に出会えて本当に良かった

  • 頭がいい人になる思考の深め方について書かれた本です。
    ◯「理解している」とは、「整理出来ている」ということだ! 
    ◯言葉の定義を考えてみる。
    ◯傾聴の仕方。
    などは、とても参考になりました。

  • 著者自身が実践していることが書かれているため、非常にわかりやすい。
    知性と信頼をもたらす7つの法則
    1:とにかく反応するな
    2:頭の良さは、他者が決める
    3:人はちゃんと考えてくれている人を信頼する
    4:人と闘うな課題と闘え
    5:伝わらいのは、話し方ではなく考えが足りていないせい
    6:知識は誰かのために使って初めて知性となる
    7:承認欲求を満たす側に回れ

    所感:
    自分が妻に対する話の聞き方が悪いことがよく分かる。妻にいつも言われていることが書かれているようであった。
    これからは相手が何を言いたいかに好奇心を向けて、自分の話をしたいという欲求を抑えるようにしたい。相手の話を聞くことに欲求を向ける。

  • 賢さで誰かを突き放すことのない謙虚な本だった。
    なんであの上司はあんなに頭がいいんだろうと思った時、話す前に徹底して考えているし、スローな思考を大事にしていることに気付いた。私はスピード感を気にしすぎていたが、結局のところ一つの自分が考えた意見を磨く時間を確保しようと思う。
    新しいことに出会った時、分かり得る言葉で表現していきたいと思ったし、これまで学んだことも分かったと思わず再定義し続けていく気持ちで臨みたい。

  • 本書の冒頭には「読み返さなくてもよい本を目指す」とあったが、私にとっては早速もう一度読み返したい内容だった。それは決して理解が追いつかなかったからではなく、それだけ内容が深く、自分の中にしっかり定着させたいと感じたからである。

    怒りの感情をコントロールすること、意見・感想・事実を分けて整理することなど、一見すると当たり前に思える内容も多かった。しかし、実際にはそれらを日常できちんと意識できていなかったことに気づかされ、大きな気づきと学びを得た一冊となった。

  • 常に冷静になり、相手のために使うから知性となる
    受け取る言葉を想像し、定義の齟齬がでないように話をする

  • 所感:こういった啓発本は実践しなければ意味がない中で、7つの黄金法則でマインドセットし、5つの思考法で日常生活で実践してみるという構造となっており、工夫されていて良い。
    しかもそれぞれ1ページにまとめてくれているので、時折見返して、深く見直したい場合は著書をじっくり振り返るという使い方ができる。例題が載っているのがイメージしやすいのも良書。
    世の中いわゆるテクニック本が多い中で、根本的な心構えや人との接し方を見直す機会となった。

  • 人と話すときに考えながら話すようになりました。まだまだなので、7つの黄金法則を時々見返したいと思います。

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著者プロフィール

1975年東京都生まれ。筑波大学環境科学研究科修了。世界4大会計事務所の1つである、Deloitteに入社し、12年間コンサルティングに従事。
在職中、社内ベンチャーであるトーマツイノベーション株式会社の立ち上げに参画し、東京支社長、大阪支社長を歴任。大企業、中小企業あわせて1000社以上に訪問し、10000人以上のビジネスパーソンとともに仕事をする。
その後、起業して、仕事、マネジメントに関するメディア「Books&Apps」(累計1億2000万PV、月間PV数200万にのぼる)を運営する一方で、企業の現場でコンサル ティング活動を行う。

「2023年 『頭のいい人が話す前に考えていること』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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