安倍晋三 回顧録 [Kindle]

  • 中央公論新社
4.52
  • (45)
  • (25)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 264
感想 : 38
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (440ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 購入して一年後、ようやく手にする気になったのは、米国大統領選で「ほぼトラ」が囁かれるようになったから。
    トランプが返り咲いたら、対処できる政治家は安倍さんしかいない。
    あの私怨テロリストは一体なんてことをしてくれたんだと、今さらながら無念さが募る。

    本書を読んで、彼は骨の随から政治家だったと、リアリストであったと思う。
    この国の損失がいかに大きいか、私たちにはまだ輪郭さえ見えていない。

  • 安倍元首相から見た各国首脳についてのコメントが興味深かった。 オバマはジョークにのってこずすぐに仕事の話にはいる、トランプはゴルフの話が多かった、メルケルは都合が悪いところはとぼけるやりて等。プーチンは決してウクライナをあきらめないということも現実にそうなっている。
    分厚い本なので興味のあるところだけ読んだが、このタイミングでこの本を読むことができてとても良かったと思った。

  • 厚みのある本だが、ページをめくる手が止められなかった。安倍さんが駆け抜けたこの時代は、私達国民の生きた証でもあるのだ。当時自分が何を考えて政治に関わってきたか、深く反省した。岸田さんをはじめ政治に関わるすべての方々が読むべきなのでは?安倍さんが目指したこの国の方向が、本人がもういないという事実の中で知るという矛盾があるけれど。全国民必読書だと感じる。

  • 2020〜2021
    計18回36時間の未公開インタビュー

    【最高のリーダー論ここにあり】

    他国を批判しても何の実利も生まれない
    それなら機会を利用して進展させるべき

    オバマ広島訪問の条件
    森友加計の真相
    小池百合子は常にジョーカー
    トランプはビジネスマン

    本書最後は弔いの言葉

    弔辞3名
     岸田文雄 菅義偉 麻生太郎
    追悼演説
     野田佳彦

    凶弾に倒れたあの日を思い出しました

    日本人の必読書です

  • 安倍総理が行った政策には賛否あろうが、どんな考えのもとにそれを行ったかが、本人の口から語られている貴重な資料。
    トランプとのやりとりなどは、読み物としても面白いです。
    巻末の葬儀の時の弔辞と追悼文で泣いてしまいました。

  • 安倍晋三回顧録
    読了後の感想として、とても面白い一冊でした。
    日本の憲政史上最長の宰相であった安倍晋三首相がその時何を考えていたのか、その時世はどう動いていたのかが良く分かって面白かったです。
    私の中で好きな政治家の一人だった。やっとまともな政治ができる政治家が出てきたって思っていました。憲法改正を始め、まだまだやって欲しいことが沢山あったし、何をやってくれるのか楽しでもあった。凶弾に斃れたと知った時、悲しくなって凹んでしまいました。その後のあれこれは見ていられなかった…死んで尚彼を蔑む人達の気が知れませんでした。
    菅義偉元総理の弔辞ほんと素晴らしかったです。
    私みたいな人間が言うのも何ですが、惜しい人を失ってしまった…と強く感じました。今でも残念で仕方ないです…

  • なんだかんだ言っても憲政史上最長の首相在任期間を誇った安倍さん。人事のツボ、得意な外交戦術、選挙に打って出るタイミングなどさまざまな裏話が語られれていて、とても興味深かった。外国の首脳に内政についての悩み事を相談されたりしていたと言うのも驚いたけれど、トランプが一番頻繁に電話した相手が英語がネィティブでない安倍さんで、時に1時間半も話していた(通訳を通していたから余計時間がかかったのかな?)と言うのは本当にびっくり。いろいろあったけれど、国益のために身を粉にして捧げてくれた安倍さんに感謝。

  • 自らの主義主張を通しつつ、実益を確実にゲットしていく安倍晋三、このリアリストには惚れ惚れする。勇気、胆力何も及びないが、私も以前、同じ会社に勤務し、”先輩”と呼べる権利を持つだけは自慢できる。

  • メインは第2次内閣の2013‐2019の中身を解説、いろいろな局面を思い出し、安倍さんがこんなことを考えていたんだといろいろな事件の復習できた。

  • 政権を担った年の出来事について回顧していて、質問に答えてるけどそれが忖度したものではないのでインタビューアーも優秀だと思います。
    個人的に世界各国の要人やら国内政治の要人に対する見方は正直に書かれていて、オススメできる一冊だと思いますね。
    読み終わって思うのは政治は0か1かではなく、中間の落としどころが重要ということが示唆されてるんじゃないかと感じました。

全38件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

安倍晋三(あべ・しんぞう)
1954年、東京生まれ。成蹊大学法学部政治学科卒業後、神戸製鋼所勤務、父・安倍晋太郎外相の秘書官を経て、1993年衆議院議員初当選。2003年自由民主党幹事長、2005年 内閣官房長官などを歴任。2006年第90代内閣総理大臣に就任し、翌年9月に潰瘍性大腸炎を理由に退陣。2012年12月に第96代内閣総理大臣に就任し、再登板を果たした。その後の国政選挙で勝利を重ね、「安倍1強」と呼ばれる長期政権を築いた。20年9月に持病の悪化で首相を退くまでの連続在職2822日と、第1次内閣を含めた通算在職3188日は、いずれも戦前を含めて歴代最長。第2次内閣以降はデフレ脱却を訴え経済政策「アベノミクス」を推進。憲法解釈を変更し、15年9月に限定的な集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法を成立させた。対外関係では、「地球儀 俯瞰外交」や「自由で開かれたインド太平洋」などを掲げ、首脳外交に尽力。日米豪印4か国の枠組みなど、日本の安全保障に欠かせない米欧諸国との連携の礎を築いた。2022年7月8日奈良市で参院選の街頭演説中に銃撃され死去。享年67。

「2023年 『安倍晋三 回顧録』 で使われていた紹介文から引用しています。」

安倍晋三の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×