プログラマー脳 ~優れたプログラマーになるための認知科学に基づくアプローチ [Kindle]

  • 秀和システム (2023年2月15日発売)
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本 ・電子書籍

感想・レビュー・書評

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  • 混乱には3種類が存在
    知識不足
    情報不足(ライブラリなど)
    処理能力不足

    文法はフラッシュカードのようなもので手っ取り早く覚えた方がいいかもしれない

    変数名はそれぞれ役割がある。それらを分類わけすることで、理解が進む
    コードをプリントして読みながら書き込むのが理解するのに最善。練習が大事

    作業を中断する際、そこに適当な文字を挿入してコンパイルエラーを起こさせる

    かなり示唆に富む本。まだ完全には理解できていない部分があるが、コードリーディングに詰まった時に助けになる本

  • よくある記憶の話とプログラミングの話を掛け合わせた内容で、一時期話題になっていた認知的負荷の種類(課題内在性負荷、課題外在性負荷、学習関連負荷)の話も記載があったのは良かった。

    何度も読みたくなるようなものではなかったけれど、チームで、なぜ名前が大事か、なぜシンタックスになれるのは大事か、なぜコメントは大事か、みたいな話の共通認識を得るためには一読の価値があるかもしれない。

  • よい

  • やってみたい、考えておきたいというところがあった。
    ・言語の文法をフラッシュカードで覚える
    ・言語を覚えるときは簡単な競技プログラミングを解きまくる
    ・ソースコードの特性の分析
    ・オンボーディングの改善(抽象→具体→既存知識の紐付け)

  • Felienne Hermans the programmer's brain

  • プログラマーの勉強法やコードの読み方、書き方を認知科学的アプローチで書いた本。
    何故コードがわからないのかを原因別に分け、それぞれの対策を書いている。
    ただし、ある程度熟練したプログラマーだと知ってて当たり前なことを認知科学的に書いてるだけなので、初心者レベルならオススメだけど、中級者以上だと当たり前すぎてしまうので注意。
    ただし、原因を切り分けできるようにするのは中級でも難しい人はいるので良いことだと思う。

  • プログラムを読む、書くといったプログラミングに関わる行為での認知プロセスを詳細に解説し、認知の観点からより良いプログラミング・ソフトウェア開発のための取り組みを解説している。折々に演習を交えて読者に体感させる方式は好感が持てる。
    まず、コードをよりよく読むことが最初に出てきた点に個人的には意外だった。プログラミングを行う、という観点だと書く方が先だという思い込みがあったので。
    ただ、よく考えてみれば、何かを外界から認識するというアプローチや、言語の習得や何かしら考えた時に書く以上に読むことが重要であるのは合理的である。

    短期記憶や長期記憶、認知フレームワーク、アンチパターンなどを用いて解説している。
    目の前の仕事からいったん離れてプログラミングを振り返ってみるときによい本だと思った。

  • - 後書に、「認知を知ることによって、何かをしているときに訳がわからなくなったり認知的に圧倒されたと感じた時も、それは問題ではなく、学習の一部であるというと認識することができる。そのことにより、自分の頭が悪いんだ思うのではなく『これは自分にとって認知的負荷が高いんだな』と自分に優しくなれる」という旨のことが書いてあって、まさにその通りのことを体感している。
    - この本に書かれている認知的負荷という概念を知ることによって、うまくできない事柄に直面した時も、パニックになったり頭が悪いんだ…と変に悲観的にならず、認知的負荷という側面から俯瞰して自分の状態を見ることができるようになったし、この認知的負荷が高い状態をどう解決すれば良いか?と建設的に考えることができるようになった気がするので、この本にはとても感謝です

  •  プログラミングという作業を認知科学的に解き明かした本です。他人のコードはなぜ読みにくいのか、自分にとって書きやすい言語と書きにくい言語の差はどこにあるのかなどを明確に言語化してくれるので、読み始めは感動します。キーワードは「認知的負荷」です。

     ただ少し内容が冗長ですね。もう少し項目を絞って薄い本にした方が良かったのではないでしょうか。

  • 認知負荷(cognitive load) という切り口でプログラマの活動を考察した良書。

    一つ一つの話は経験的には知っていた内容ではあるものの、体系的でアカデミックな論拠とともにまとめられているのがよい。

    特に最終章のオンボーディングに役立てる部分は有用性が高いと思う。

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