やさしさを忘れぬうちに [Kindle]

  • 2023年3月13日発売
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本 ・電子書籍 (235ページ)

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  • コーヒーが冷めないうちにシリーズ第5作目。

  • 泣けた

  • 過去未来に移動できる喫茶店の話。第五弾。

    ・離婚した両親に会いに行く小学生の息子。父と母の幸せを願うと、父母は離婚してそれぞれ別の相手と再婚した。どちらの暮らしもやってみたが、最終的にはじいじと暮らす。最後のご飯で泣いてしまった事を後悔し、笑って送り出そうと過去に行くも、やはり泣いてしまう。

    ・子供が生まれた瞬間に殉職した旦那に会いに行く。娘の名前を決めてもらった。

    ・駆け落ちした娘が、父親に会いに行くも会えずに、逆に父親が未来に娘に会いに行く。お互いがお互いを許すために。

    ・美人の女の子とブスの女の子が、高校時代にお城オタク同士で意気投合。ブスの好きな子がどんどん美人に告白していき、嫉妬して疎遠になる。が、実は美人はブスが好きで、そのために城の勉強もしていた。美人はガンで死ぬ時に会いたいと連絡し、10年後のブスが会いに来る。

  • コーヒーが冷めないうちに、第五弾。誰にでも戻りたい過去はある、そんなふうに感じさせてくれます。そしてコーヒーショップに過去に戻る仕組みが少し説明されます。

  • とある町のとある喫茶店の決まった席に座るとコーヒーが冷めるまでの間だけ望んだ過去に行ける
    ただそこには面倒なルールがいくつかある

    内容はいいと思う…
    が、どうにも表現が私には合わないというか…
    感情を表現するのがいちいち説明調なのがやたら気になってしまった
    脚本読んでるみたい
    大作を読んだ後のブレイクタイムにはちょうどいいかも

  • 人の気持ちは、すれ違い易いもの
    切ないことだが
    それぞれの話が、凄く優しさにあふれていた

  • 離婚することの告白に泣く子ども。
    過去に戻り泣かないようにしようと思うも、泣いてしまった。それでいい。

    結婚に反対し追い出した娘。未来からやってきた娘には孫もついていた。なぜ未来から戻ってきたのか。理由を推察した父はこの後どんな心情で過ごすのか気になった。

    消防隊員の夫。危ないから転職をと進めるも。結局職場とは違う場所で危険につかまり命を落としてしまう。子供に名前を付けてほしい。過去に戻り名前をもらう。妻はそれで満足だろう。では夫は?なぜ戻ってきたのか思い至って。夫はどうして過ごすのか。残酷だなと思った。

    最終話は読んでない。
    次回の楽しみに。

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著者プロフィール

大阪府茨木市出身。1971年生まれ。小説家・脚本家・演出家。舞台『コーヒーが冷めないうちに』第10回杉並演劇祭大賞受賞。同作小説は、本屋大賞2017にノミネートされ、2018年に映画化。川口プロヂュース代表として、舞台、YouTubeで活躍中。47都道府県で舞台『コーヒーが冷めないうちに』を上演するのが目下の夢。趣味は筋トレ、サウナ、シーシャ。モットーは「自分らしく生きる」。

「2023年 『やさしさを忘れぬうちに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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