決定版 V字回復の経営 2年で会社を変えられますか? 「戦略プロフェッショナル・シリーズ」第2巻 (角川書店単行本) [Kindle]
- KADOKAWA (2023年4月26日発売)


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本 ・電子書籍 (467ページ)
感想・レビュー・書評
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決定版になって内容がリアルに近づいたらしい。
前回読んだの何年だったか覚えてないが、その時より読んでて辛くなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『V字回復の経営』は建設機械で有名な当時1兆円企業の『コマツ』の7年連続の赤字の垂れ流し事業部を2年でV字回復させたレベルの高い会社改造の経営のノウハウ本でした。
プロジェクトメンバーの選定、旧勢力の抵抗をもろともせず進めていく内容はとても面白く、参考になる。 -
スピードと責任感
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上場企業が『死の谷』から脱出するのを手伝う著者が、コマツ(本書では太陽産業)の業績を見事にV字回復させた際の顛末がストーリー仕立てで書かれている。本書に書かれている内容を真似することは相当難しいだろうが、経営に対する一つのアプローチとしては非常に勉強になる。
著者は戦略だけでなく、組織の問題に切り込むことが必要と説く。
> 組織と言ってもただの人事の話ではなく、社内の仕事の流れ、いわゆるビジネスプロセスの問題が大きいのです。組織が非効率になっていて、競争上のハンディになっている場合が多いのです。
> 不振企業の場合、社員のマインド・行動を変えさせるために、いくら「経営意識を持て」「危機感が足りない」と叫んでもその効果は長続きしない。そんな言葉では組織を構造的に強くできないのである。
本書のストーリーは、著者が「成功9つのステップ」と呼ぶパターンに沿って展開されている。加えて、多くの企業に当てはまるような傾向が話の中に現れた場合にはtips形式で観点を紹介し、関連する場所で当事者のインタビューを挟み、経営ノートという形で著者のフレームワークなどを紹介しながら進む。理解を促進するよく考えられた構成になっている。
著者の他の書籍「戦略プロフェッショナル」「ザ・会社改造」なども読んでみたい。 -
組織変革のリアルなストーリーを手触り感を持ってイメージしながら体感できた。
組織変革はこういうステップで行なっていくべきである、とロジックで説明する本は他にもあるが、ストーリー仕立てで構成されている本書は、没頭して読み進めることができた。
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<メモ>
・本部長の思考を理解するのにもよい
・前半の描写は、社内で似たような部分も多く、反省。
・改革推進者と抵抗者、のフレームワークは興味深い。社内で当てはめてみてなるほど、と思う点あり。タイプごとに接し方を変えていこうと思った。
・スピードに関する組織カルチャー
著者プロフィール
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