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- / ISBN・EAN: 4589921416405
感想・レビュー・書評
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リューベン・オストルンド監督。
パルム・ドール受賞作。前作『ザ・スクエア 思いやりの聖域』でもパルム・ドームを受賞している。
どんな天才かと身構えた。
で実際に観てみたらそんなこんなどうでもいい話が吹っ飛ぶほどに笑える映画だった。
あらゆる階級・人種・社会常識などが次々と反転していく痛快さといったらなかった。
とはいえまあ、観念的でひたすら二項対立的な映画だと言えなくもないが、それらを凌駕する過剰な祝祭性がきっと審査員たちを魅了したのだろう。
いちばんのお気に入りの場面は、嵐の中の豪華客船で、酔っ払った船長とロシアの富豪が船内放送のマイクを使ってクダを巻く場面。
この2人がアホすぎてもう最高だった。しかも詳しくは書かないが船長室以外ではたいへんなグロテスクな騒動が起きている。
突き抜けたアホさに感動して涙ぐんだのはこれが初めてだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
普段実は目にしている矛盾、偽善、軽薄をシニカルにみせる
構造的格差をリセットするシチュエーション
この長さは必要だったか?
前作”スクエア”もそうだったが見ていて腹立たしい
その点、製作側の意図通りと思う
苛立たしさの対象はそれぞれか
欧州ではこうした格差意識が日常の底流にありそれが審査員に刺さったのかな、あるいは知識人として一票入れざる得ない同調圧力も働いたのかな、そこまで計算してたのかな、などと思う -
富裕層下げの映画最近多いけどそれほど格差問題は世界中で深刻なんだね
人々がゲロとクソまみれになるシーンが長々とあるので注意が必要。
この監督は他の作品もだけど、わざと人をイラつかせるようなシーンを入れてくる。
そこが好きだしまんまとイライラする。 -
この転覆劇、あなたは笑えるか?!
現代の超絶セレブを乗せた豪華客船が無人島に漂着。
そこで頂点に君臨したのは、
サバイバル能力抜群な船のトイレ清掃婦だった。
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予告なのか、何かの情報で面白そうと思ったので観てきた。
観終わった感想としては、ビックリした。
あまりにも面白くなかったから。
まぁ、面白い、面白くないなんて、個人の好みの問題もあるし、私は、好みってほどたくさんの映画を観てきた訳でもない。
でも、これは映画館に足を運んだことを後悔するぐらい、面白くなかった。
隣の席の人は、事あるごとにクスクスと笑ってて、
きっとこの人にとっては、面白かってんやろなと思いつつ。
家に帰ってから、この映画の口コミを見ると、面白いって人が多いんかな。
たまに、私と同じで面白くないと書き込んでる人もいた。
人の口コミや感想で、逆転のトライアングルの意味を知ったり、あー、あの時は、こういう意味やってんやと思ったり。
ただ、かなりショックやったんは、
主演で出ていた女優が「2022年8月29日死去、32歳。」とあり。
もうそれが頭から離れへん。 -
いまのところ今年のベスト