グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない (&books) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • オーディブルで聴了。結局は人間関係かー。

  • 久しぶりにじっくり読むに値する本。
    いい人生が何なのか。
    特定の人物を永年のインタビューでおいかけたハーハードの研究をもとにわかりやすく書かれている。
    時代は違うかもしれないがいい人生を考えるには非常に参考になる本だと思う。
    読み終わると大切な人に贈りたくなる本。

  • 人生は良い人間関係こそ大事。
    誰しも感じていることだけど蔑ろにしてしまいがち。
    長期にわたる研究実績が淡々と書かれているだけに説得力がある。
    50歳で心地よい人間関係に送れている人は80歳になっても満足度が高いと、、日々の過ごし方を見直すいい機会だったかもです。

  • 豊かな人間関係こそが
    人生を有意義にし、素晴らしいものにしてくれる。
    そのためには、相手としっかり向き合い(注意と気配り)
    共感する努力を怠らないことである。

    当たり前に感じていることを、エビデンスベーストで構築している。JFケネディも被験者だったのには驚いたが。

    斜め読みだが、それだけでもエッセンスは伝わる。
    必要なときに、必要な項目を読み返そうと思う。

  • 人間関係を築くこと
    仕事以外に自分が没頭できるものを持つこと
    ふれあうこと
    思い切って連絡してみる
    人生を支えてくれる10人
    他人に誠実な関心を向ける

  • 100年以上に亘り、幸せな人生を送るために必要なものは何か?を研究し続けたプロジェクトについて書かれた本。調査の過程では健診やストレス値の検査などの科学的なデータも取られたようだが、本書は科学論文ではなくルポタージュに近い。

    最初は、被験者の大半は白人男性と知って「普遍的な意味はないのでは?」と思ったが、読み進めていくうちに意見が変わる。ボストンの貧困地域で生まれ育ったが非行に走らなかった被験者群と、ハーバード大の若き学生群、当初は二つのグループを第一世代として始まった研究だったが、どちらにもそれぞれに困難や有頂天になる時期があり、その人生の物語は地域・年代を問わない普遍性があった。
    結論としては、感情を分かち合える人が、本人に必要なだけいる人が、主観的な幸せ度合いが高い。結婚しているか、子供がいるか、友人が何人か、などの定量的な目安はない。結婚して子供もいても、コミュニケーションが足りていなければ人は幸せとは感じない。
    また、社会的成功も幸福度にはあまり影響を与えない。経済的な成功は、ある程度までは幸福になりやすさと比例するが、ある地点を越えると関連は一定の割合になる。
    人事面談でどんな管理職になりたいか、なぜ管理職になりたいか、を聞かれ、自分の中に一つもそんな気持ちがなかったので「私はダメな人間だ」モードに入っていたが、そんなものと幸せは連動しないという当たり前のことを他の人が言ってくれて救われた気がした。
    私はこれからも家族と自分の親兄弟を大事にして、地域のコミュニティとゆるく繋がっていることに幸せを感じていて良いのだ、と太鼓判を押された気分。

  • 年齢を重ねるにつれ、辛いことが増えてもそれに対処する方法が身につくから、幸福度が高まるという旨があり、印象的だった。考え方が素敵でニコニコしているおばあちゃんになりたい。

  • 職場の人間関係が幸福度に大きく影響するという話、まあそうなんだろうね…とは思う。覚悟を促す内容だな。

  • DIE WITH ZEROや、LIFE SHIFT、死ぬ瞬間の5つの後悔など読んだ上で、人生は、「可処分時間とお金を十分に得て、仕事はしすぎず、家族とすごす時間を増やせば幸せになる」というイメージが強かった。ただ、実際はそんな単純なものではない。

    自分は医局をやめることである程度上の条件に近づいてきたが、幸福度が上がったかどうか疑問だった。

    そこでこの本を読んだところ、刺さりに刺さった。

    この本が主張するのは、良好な人間関係が健康や幸福度に密接に関与しているという、ある意味単純な結論だ。

    ただし、この本の特筆すべき点はいくつかある

    まずは、これが誰かの思いついた方法というわけではなく、科学的な本であるという点。縦断研究という、半端なく時間とお金と労力が必要な研究で得られた知見を1000円ちょっとで読めるのは、いい時代だ。

    2点目は、家族だけでなく職場、趣味の合う友人などの人間関係、正確にいうなら、「人間関係を維持する力」=ソーシャルフィットネスが大切であるという主張を知ることができたこと。親友や知り合いは、一度できてもその関係を維持するのが大変だ。それをきちんと意識して注意を向ける努力をすることで、よき人間関係が得られる。

    良い本だった

  • オーディブルにて。

    「晩年期の幸福度は人間関係で決まる」というのはなんかわかる。
    調査研究の結果を並べている前半は面白かった。

    でも後半、個別のケースに対して調査結果をこじつけてこう振る舞うべきだったのかもしれない、みたいにいうのはよくない。

    娘が成人して父から連絡を取らなくなった。関係が遠くなったが、それを寂しく思う娘から父へ働きかけがあって関係を築き直した。
    これは自然なケースだと思うし人間関係は相互作用だからなんの問題もない。なのにこのケースを取り上げて、父親は関係を続けるべきだった。離れてしまったのは父親のせい。それを、愛を注いでもらっていた娘が同じように父親には働きかけて絆が復活した、みたいなストーリーにするのは恣意的。

    家族の絆を神聖化し過ぎている感じがして後半ちょっと気持ち悪い。前半では、家族に限らない人間関係と幸福度の関係も話していたと思うのだけど。友人関係も少なくてもいいはず。

    無理やり絆を作ろうとする親は気持ち悪いとおもうぞ。離れていくのを見守っていればいいし。
    夫婦関係もいろいろあるやろ。

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