愛されなくても別に (講談社文庫) [Kindle]

  • 講談社 (2023年7月14日発売)
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みんなの感想まとめ

自立と友情をテーマにしたこの作品は、登場人物たちの複雑な関係性や成長を描き出しています。特に、南さんの魅力的な自立ぶりや、宮田と江永の支え合う姿が際立っており、観る者に深い印象を残します。母親との決別...

感想・レビュー・書評

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  • Kindle Unlimited × 講談社のフェア作品
    より。コレをチョイスしたのは、ちょっと前に少しだけ
    ハマッたアニメ「響け!ユーフォニアム」の原作者がこ
    の作家・武田綾乃だったのが原因。だから、それなりに
    前向きな内容を予想していたのだが・・・。

    学費・生活費のためにアルバイトに明け暮れる女子大生
    が、ある日使わずに取っておいたハズの奨学金が実の母
    親に使い込まれていた事を知り、家を出て行く事に。同
    じバイト先で働く同級生の家に転がり込むのだが、そこ
    で今まで知らなかった感情に目覚めて・・・という内容。

    誤解を恐れずに言えば、ある種の「虐待」から逃れよう
    とする女性の物語。故に物語はかなり重いトーンで進む
    し、ラストまでに明確な「救い」があるワケでも無い。
    先月読んだノンフィクション『東京貧困女子』で奨学金
    のあくどい仕組みも知ってしまっただけに、主人公の将
    来が気の毒に思えてしまう。正直、読後はちょっとした
    モヤモヤが残った。

    ただ、読むのが辛い内容なのにも関わらず、とにかく最
    後まで読ませてしまう文章力はかなりのモノかと。出来
    ればもう少し明るめな内容の別作品を読んでみたいなぁ、
    この作家さん・・・。

  • 好みの映画でした。
    南さんがとても魅力的で、あまりに自立しまくってましたね。
    馬場ふみかさんはもうグラドルじゃなくて女優1本でいけますね。

    本田望結さんはやはりサブがちょうどいいかもしれません。

  • 宮田が母親と決別するシーン、憧れてしまう。自立せざるを得なかったけれど、自立する宮田と江永が支え合っているの、本当に良かったなあ…。見習いたいけれど現実はそうはいかなくて、難しい。だからフィクションで生き延びる理由が女どうしの友情とも言い難い絆っていうのが、めちゃくちゃいい。
    あと宮田からすると"恵まれてて、不幸ではない私"だけれど、もっと不幸だったら胸を張ってられる、みたいなくだりにグサリときた。私は木村と同じ存在だと思う。"不幸中毒"な自分を見つめ直すべきだと思い直させられた。悲しいことやつらいことを念頭に置いて、自分が幸せでないことをその環境のせいにして、不幸だから可愛がってくださいとどこかで求めている自分のことだと思った。苦しいけれど、時間がかかってでも改善しないといけないと考えさせられる。

  • 母親ってやっぱ自分の人生にすごい影響あるよねー
    毒親にならないように気をつけようと思いました

  • ジャケ買いしたくなるくらい文庫本のカバーの女子は可愛い。一気読みできる内容とボリューム。「止まない雨はない」という言葉が一番嫌いな主人公宮田さん。かなりひねくれているがとっても良い子だ。バディ役の江永も良い。こういう人たちがいるとすると自分の人生は本当に恵まれている。無利子で育英会の奨学金を借りられるくらいの経済状況だったけど、自分で返そうと思っていたら親が返してくれていた。感謝しかない。

  • お互い、母に搾取されていた宮田と江永とが、一人孤独に学生生活を送っていく中で出会い、絆を深めていく良作。同性愛に発展してもいいかなと思ったりもした。江永が引っ越しを話題にしつつも宮田も一緒に住むよねというシーンはジンと来た。

  • 面白かったです。
    主人公の宮田と、同じ大学に通う江永の関係性や会話が好きです。

  • 大学の学費を自分で稼いでいる宮田。父親が殺人犯である江永。お互いに複雑な家庭で育ったため、友達など作りようもなかったが、ふたりが出会ったことで生き方や考え方が変化したというお話。
    「家族」というのは閉鎖した社会なので、みんな自分の「家庭」しか知らないので、自分の「普通」が他の人の「普通」ではない。
    以前、兄の友達が来たとき、うちでは肉まんにソースをかけて食べていたのだが、友達は「え?普通しょうゆじゃないんですか?」と言っていた。
    肉まんに何をかけるか?でさえ各家庭で異なっていて、そしてみんな自分の家の「常識」が一般的なことだと信じている。
    自分の中の「普通」が、他の人にとっての「普通」でないことがわかると生きやすくなるのではと思う。うまく言えないが、宮田も江永もお互いにこれから力強く生きていけそうな気がする。

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著者プロフィール

1992年京都府生まれ。第8回日本ラブストーリー大賞最終候補作に選ばれた『今日、きみと息をする。』が2013年に出版されデビュー。『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』がテレビアニメ化され話題に。同シリーズは映画化、コミカライズなどもされ人気を博している。2020年に『愛されなくても別に』が第37回織田作之助賞の候補に、また2001年には同作で第42回吉川英治文学新人賞を受賞。その他の著作に、「君と漕ぐ」シリーズ、『石黒くんに春は来ない』『青い春を数えて』『その日、朱音は空を飛んだ』『どうぞ愛をお叫びください』『世界が青くなったら』『嘘つきなふたり』などがある。

「2023年 『愛されなくても別に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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