飛び立つ君の背を見上げる 響け! ユーフォニアム (宝島社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 夏紀先輩。
    彼女を呼ぶこの響きがたまらない。

    南中出身の吹部生き残り4人組の物語。
    なかよし川の2人が良いねえ。大好きだ。
    そして「リズと青い鳥」のみぞれと希美。

    「リズと青い鳥」での終始リリカルな雰囲気とは違い、部活引退後、卒業までのそれぞれ4人の思惑や葛藤、悩みや悲哀を如実に、そしてソリッドに描写するストーリー。

    夏紀先輩
    鎧塚先輩
    希美先輩
    そして優子先輩。

    我々ユーフォファンにとっては、彼女たちはずっと2年生の先輩、そして1年後は3年生の、「先輩方」のままなんだよなあ、いつまでたっても。

    新シーズン開始が今から楽しみで楽しみで。

  • 「響け!ユーフォニアム」シリーズの最新文庫本。
    初めて小説読んでみました(アニメしか観たこと無かったので)。
    良かったです。
    アニメを観たときに、「あーずっとこの世界に浸っていたいなー」と思いましたが、小説も同じで良かったです。
    今作は、南中出身の4人の物語。
    小説だと皆関西弁で話しているのが新鮮でした(京都の高校なのでそれが自然なのかもしれませんが)が、
    「みぞれ」だけは関西弁では無くてホッとしました。(小説ではイントネーションがわからないので実は・・・かもしれませんが)
     
    今ストックしている小説を読み終えたら、このシリーズを最初から読んでみたいなと思いました。

  • 優子先輩世代好きとして最高の一冊。
    この4人はいつまでも仲良くいてほしい。

  • 夏紀先輩たち南中カルテットの解像度がとても上がった作品。
    それぞれバラバラな個性を持った4人の心の内が印象的でした。

    「アントワープブルー」いいですね。
    「代替品がそこらじゅうにあふれてるのに、自分を大事にする意味ってなんだよ」これからの人生で自分の代替品を目にする機会は山ほどあるだろう。その時、どうやって自分が自分でいられるか考えさせられました。
    ぜひ聴いてみたいです。アニメ化されてほしい…

  •   

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著者プロフィール

1992年京都府生まれ。第8回日本ラブストーリー大賞最終候補作に選ばれた『今日、きみと息をする。』が2013年に出版されデビュー。『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』がテレビアニメ化され話題に。同シリーズは映画化、コミカライズなどもされ人気を博している。2020年に『愛されなくても別に』が第37回織田作之助賞の候補に、また2001年には同作で第42回吉川英治文学新人賞を受賞。その他の著作に、「君と漕ぐ」シリーズ、『石黒くんに春は来ない』『青い春を数えて』『その日、朱音は空を飛んだ』『どうぞ愛をお叫びください』『世界が青くなったら』『嘘つきなふたり』などがある。

「2023年 『愛されなくても別に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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