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Amazon.co.jp ・電子書籍 (179ページ)
みんなの感想まとめ
青春とファンタジーが交錯する物語が描かれています。舞台は京都で、草野球大会を通じて繰り広げられる独特のユーモアと疾走感が特徴です。万城目の描写力は鮮やかで、読者をまるで夏の京都にいるかのような感覚に引...
感想・レビュー・書評
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十二月の都大路上下(カケ)る
高校女子駅伝の話です。万城目さんの文章は相変わらず映像としてするすると頭にはいってきます。主人公があり得ないくらい方向音痴と言うのも面白いし、変なキャラが駅伝という真面目なテーマの中に違和感なく入ってくるのが面白いです。万城目ワールドっぽさを残しつつ青春小説にちゃんとなっている。新しい万城目作品。でも「バベル九朔」のようにぶっ飛んだ作品を期待しています!
八月の御所グラウンド
6チーム対抗の草野球大会の話です。ファンタジックな要素がさりげなくちりばめられています。まるで夏の京都にいるように感じられます。万城目さんの映像として浮かび上がる描写が京都に読者を引き込みます。こんな爽やかな話が書けるのかと思いつつも、やはりぶっ飛んだ話を期待してしまいます。
万城目さん、直木賞受賞!
まさかのこの作品。
まだまだ面白くて好きな作品があります。
本屋大賞にノミネートされてはいたものの、
芥川賞直木賞は候補にとどまっていました。
受賞しないのが今まで不思議でした。
最高に面白かった「バベル九朔」にも誰か賞をください!
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昔、「となりのトトロ」を繰り返し観た。今、観ても夢中になれる。
この二つの作品にもファンタジーの要素がある。
一つ目の都大路の駅伝の話にはひきこまれた。私自身も沿道で熱く応援したことがあったから。方向音痴の一年生のピンチランナーの心理描写がいい!青春の瑞々しさを感じる。ファンタジー要素があまり必要ないぐらいに。
でも、その話はあっという間に終わってしまい、謎の草野球の話になってしまった。この話と駅伝がどう繋がるかが楽しみだった。
でも、二つはそれぞれ京都という部分とファンタジーしか共通点を持たずに終わってしまった。
ファンタジーは説明しすぎるとファンタジーの謎めいた面白さが半減する。そう感じた作品だった。 -
万城目学の第170回直木賞受賞作。
万城目ワールド満載で物語には疾走感と独特のユーモアが上手く表現されている。
舞台は京都。そもそも表題にある「御所グラウンド」の存在を知らなかったのだが、この京都という設定が重要だ。京都だからこそ沢村栄治が出ても幕末の志士が出ても何故かまあいいかと思えてしまう。
短編集で読みやすく、万城目学の初心者にはうってつけかも。 -
万城目学氏の久しぶり京都の物語。
京都御所のグラウンドでたまひで杯という教授達の野球チーム対抗戦に出ることになった朽木。
人数が集まるかもわからない早朝野球にイヤイヤ参加したが、なぜか人は来る。
奇跡のようなメンバーの一人は伝説の野球選手だった。
終盤にホロリとしまして、じわーっと温かい気持ちで読み終えました。
万城目学氏、ホルモーみたいなおふざけ青春ストーリーも好きだけど、深みを感じる青春ものもとても良かった!
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2023年 179ページ
第170回直木賞受賞作です。
万城目学さんは初読みです。
田舎住まいの私は、近くに大きな図書館もないので、Kindle Unlimitedにお世話になっているのですが、今回はナイスタイミング、グッジョブのKindle Unlimitedです。
『十二月の都大路上下ル』
京都で行われる全国高校駅伝。補欠だった一年生のサカトゥーは、急遽先輩の代役として本番の都大路を走ることにーーー
全国高校駅伝は、なんと明日でした! このお話を読んで、今までとは違う気持ちでTV観戦できそうです。物語は爽やかな青春ものでした。
『八月の御所グラウンド』
若い頃、私はプロ野球が大好きでした。毎日のようにTVの前にかじりついて野球を観戦していました。だけど、野球の歴史については詳しくはなく、沢村栄治という名前を知っていてもそれだけでした。この物語をきっかけに、沢村栄治の栄光と悲しい経歴を知ることができました。
物語は、ライトな文体でサクサクと読み進めることができますし、ところどころで自分の感性が刺激されるような文章がありました。登場人物の描写がなんかいい感じで、シャオさんの「アイヤー」が、らんま1/2のシャンプーを思い出してうけてしまった(笑) 終盤がちょっと物足りないなあって感じで、続きやちょっとしたオチが欲しかったところです。
京都、また行ってみたくなりました。
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野球の話かと思いきや、都大路の駅伝の話かと思ったら、新撰組かと。
その後、野球の物語が始まりました。
野球好きにはちょっと面白い話で、飽きずに読めました。
戦争はよくないですね。。。スポーツ界も揺るがしてしまうし… -
令和6年第170回直木賞受賞作
12月の都大路を舞台とする女子高校駅伝と8月御所グランドを舞台としたへっぽこ朝野球大会。いずれも万城目ワールドのファンタジー作品となっており面白く一気に読めましたよ。万城目さんは今回6度目のノミネートで念願の受賞とか -
めちゃくちゃいい話で一気読みしてしまいました。
とても構成がしっかりしており、読みやすくストーリーに引き込まれました。
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「ここ、京都だし」が全てを物語る、瑞々しい駅伝編と切ない野球編。表題作の方はまさに万城目版フィールド・オブ・ドリームス。一野球ファンとして、あの伝説の大投手の人生とその時代に改めて思いをはせ、平和について考えるいい機会をもらった。
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初めて万城目学作品を読了できた。
地獄の釜のような暑さの夏と、底冷えする冬の京都が舞台。京都ならあるかも知れぬと、思わせる不思議な物語。
心が無いと彼女に振られた主人公の心が揺さぶられる哀しい物語でもある。
ふざけた感じで始まる物語が最後は「生きたかっただろうな」「俺たち生きてるって言えるかな?」って感じになります。
大学生カップルの彼女が先に就職すると、大体男は振られるは、あるあるである。
万城目学作品は何度もトライしたのだが、モルホーや鹿男、しゅららぼんの世界に入っていけず断念していました。ところが今作はファンからすると物足りない感じですが自分にはちょうど良い味付けでスープまで飲みきれました。
色んな万城目学作品に再度挑戦しようと思います。 -
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駅伝も野球もスポーツを通して、人と人の絆を確かなものにするところが、爽やかで素敵なお話だと感じた。特に、シャオさんがお気に入りで、何度も吹き出してしまった。「オリコンダレ」は忘れられない。
万城目先生の作品は初だったので、自分にはサプライズだったのだが、不思議要素が盛り込まれる作風なのだろうか?お盆だからなのだろうか? -
万城目学のファンでほとんど全作読んでいます。
個人的には、ホルモー、鹿男、しゅららぼん、トヨトミなどの初期作品の世界感が良いなぁと思っていて、風太郎ぐらいをさかいに、九朔やヒトコブはなんだか新しい境地を試行錯誤しているなぁと勝手に思っていました。
本作は京都が舞台で作風も初期のものに回帰した感があり、色々試した結果、初期の作風をバージョンアップしたような作品を書いていただけたら嬉しいなぁと思ってます。
オリコンダレー! -
京都でのスポーツにまつわるスピリチュアルなお話。
「十二月の都大路上下ル」: 高校女子駅伝で、急遽アンカーを任された1年生のサカトゥーは生粋の方向音痴。レース中に右か左かわからなくなったサカトゥーが取った行動は…
「八月の御所グラウンド」: 死にそうなほど暑い8月の京都にいることになった朽木は、友達の多聞に頼まれ「たまひめ杯」で野球をすることになる。寄せ集めのメンバーで毎回人数が足りないが、何故かいつも9人揃って野球ができてしまう。いやいや参加していた朽木も最後には野球ができる幸せを感じることに…
烈女のシァオさんがいい! -
夜に京都に旅行っていう気分。
面白かった、新選組も出てきちゃって見えちゃう、方向音痴のJK。
野球もちょっとホルモーを思い出したけど面白かったな。でも、戦争のことも考えられて八月。なるほど。八月は終戦、そして今の戦争について考える時期なのだ。 -
Audibleにて聞く読書。
6度目の候補にしての直木賞受賞作。
冬と夏の京都の物語が二篇綴られている。
「十二月の都大路上下(カケ)ル」
全国高校駅伝に急遽出場が決まった、1年生女子の坂東。
自分で良いのか。他の選手でなくて良いのか。そして救いようのない方向音痴も心配の種。
最終第五走者でたすきを受け取り、走り出した。
気になるライバル選手と走っているなかで、ある異変に気がつく。
「八月の御所グラウンド」
失恋したばかりで夏の予定が予定がなくなった大学生・朽木。
高校時代の同級生の頼みで、真夏の早朝に野球大会にかり出されることに。
どこからともなくメンバーが集い、試合は成立する。
一緒に参加した中国人留学生シャオさんは、日本の野球について研究していた。
頭脳明晰な「烈女」シャオが、あることに気がつく。
戦争ほど、残酷なものはない。
戦争ほど、悲惨なものはない。
平和ほど、尊きものはない。
平和ほど、幸福なものはない。
今も世界では、戦争が続いている。
だが、戦争に抗うのは、文化の力であり、教育の力。
そして、人間の善性を信じ抜く力だ。
京都を舞台に時空を超えた万城目学の世界に酔いしれた。 -
万城目学氏の作品を初めて読んだ。
読みやすいね。とても。
こういう作品が多いのかはよくわかりませんが。。
「十二月の……」の方と何か関わりがあるのかと思ったけど、特にそれもなく、うーんなんだか尻切れな感じ。
表題の方は、まあ面白かった。 -
一冊目を読むのは「バベル九朔」は、なかなか読むのが大変だった。でもこれはどんどん読み一日ほどで読み終えた。とても興味深く、面白かった‥‥私たちの年代には特に響きそうに思えた。
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学生時代にちょっと御所でお昼寝したり、新京極に友達と買物に行ったりした、オーバーツーリズム以前の穏やかな京都を思い出した。
八月の御所グラウンド、展開は読めるのだけど、それでも泣いた。
優しいお話、夏休みにまた読み返したい。 -
京都を舞台にした、学生たちの不思議な体験を綴った作品。駅伝大会にでる女子高生の話が短編として収められている他、夏休みに野球大会に駆り出された男子大学生の話が表題作として収められている。
この作者の作品は久しぶりに読んだが、不思議な出来事の描写がはっきりとしていて、わかりやすい。
出来事に遭遇した前後の主人公の心境の変化もきれいにまとまっていると感じた。
駅伝の話は幽霊?が出てきた理由や女子高生たちに与えた影響が効果的に感じられなかったので、今ひとつという印象を受けた。世界観やキャラクターの造形は好き。
著者プロフィール
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