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感想・レビュー・書評
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俳優朗読読書の第4弾。
河合優実と諏訪珠理の共同朗読。
最近テレビドラマでブレイクした河合優実だけど、わたしは3年前から大注目していたのが密かな自慢である。
アンニュイな語り口という「個性」はその儘なのに、憑依型でキチンと人物になり切っているから聞いていてちゃんと聴き分けられる。
一章の小春は、「由宇子の天秤(2021)」の影のある女子高生のようだった。小春は朝日という飯屋の若者に出逢って解決方向を見いだしてゆく。
「サマーフィルムにのって(2021)」SFオタクの女子高生のような、芯のある明るい中学生若葉も出てくる。けど、彼女にはダイエットの悩みがあった。
猫まんまのおにぎりと落とし卵のお味噌汁、
超シンプルパスタと簡単トマトスープ、
巣篭もり卵と焼き椎茸、
ホットミルクと豆腐の鮭茶漬け、
ごろごろ野菜とチキンのポトフ。
解説付きで出てくる料理は、全部簡単に出来そうなものばかり。何となれば、作ってくれた料理を作ってみたくなるような料理こそ、人に一歩を踏み出させる料理だから。
学生はワンコイン(100円!)で食べられる夜食専門店。世界一優しいお夜食で再生していく感動作。らしい。
河合優実さん、初めての朗読だったらしい。最初こそ、ぎこちなかったけど、途中でスイッチが入ったように乗ってきたのが感じられた。まだまだこれからの新人俳優である。応援している。
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作者はジブリ好きなのだろうか。そんなふうに思わせる描写がところどころにある。
読みやすい文章なのでさっと読めた。 -
こんなに温かいご飯屋さんがあるのは羨ましいです。どれもすごく温かみのあるストーリーで感動しました。
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汐見作品にしてはいまいち。
私も昔、フィギュアスケートの羽生くんが注目される中、宇野くんを「この子、なんかすごい!」と密かに推...
私も昔、フィギュアスケートの羽生くんが注目される中、宇野くんを「この子、なんかすごい!」と密かに推していた過去を思い出しました^^;
こちとら、高橋大輔の生家の近くなので、腫れ物を触るが如くスケート試合前後の嫁さんに接していた男...
こちとら、高橋大輔の生家の近くなので、腫れ物を触るが如くスケート試合前後の嫁さんに接していた男を数人知っています。
「サマーフィルムにのって」(傑作です)で主役の伊藤万理華ではなく脇役の河合優実を発見し、その後約15作品もの映画出演、全部役柄が違う脇役をこなす異能の新人女優です。しかも、主役級扱いは最近始まったばかり。これからもっともっと花開くと思われます。