超ミニマル・ライフ [Kindle]

  • ダイヤモンド社
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感想・レビュー・書評

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  •  本書の前作『超ミニマル主義』が個人的に大当たりの本でしたので本書も読んでみました。結論から言って本書も大当たりでした。運動、食事、人間関係、お金、生き方、それぞれ1冊の本で取り上げられるような話題が、1冊にシンプルにまとまっていました。少しづつのおかずがバランスよくよせられた幕の内弁当のような1冊でした。

     主観ですが、筆者はかなりストイックな方だと感じました。例えば丸一日断食することも月1でありますし、山を何日もかけて登ります。また、ニュージーランド在住で、配偶者や子供もいるのに、1月10万円で暮らせると言います。さすがはミニマルライフを過ごされている方だなと感じました。

     しかし、本書の内容は非常に一般人向けでした。例えば断食は丸一日ではなく、16時間のファスティング(睡眠の4時間前に食事をする→8時間寝る→4時間白湯や味噌汁で朝を乗り切りブランチを食べる)を金曜日など翌日が休みの日にすればいいと比較的簡単です。

     運動もハタヨガを20分、超スロージョグを15分でいいといいます。ストイックに極めたうえで読者の目線まで膝を折ってレベルを合わせてくれる本書は本当にためになることばかりでした。2札連続の当たり本オススメです。

  • 「超ミニマル主義」の続編。
    どうでもいいことに注ぐ労力・お金・時間を最小化して、可能性を最大化するための合理的な人生戦略が書かれています。
    運動、食事のところが参考になった。
    やってみようと思ったことは、
    ・超スロージョグ(話せるくらい、口呼吸にならないくらいのスローペース、遅い午後に着替え、シャワーまでで1時間以内でできると習慣になる)
    ・一汁一菜(汁は豆腐多めの具だくさん味噌汁、菜は漬物、納豆、キムチといった伝統的な発酵食)
    ・1口30階噛む、忘れがちなので食事の一口目を100回噛むといい。

  • 自分自身が好きな分野(健康まわり)がかなり厚めにまとめられていて、まさに自分の大切にしている考えがそのまま本にまとめられているような本。
    生産性高く生活するには、土台が重要。その土台を安定させる上で大切な知見が一冊にまとまっている。

    キャンドルナイト、セルフケアタイムは丁寧に確保していこうと思わされ早速実践。サステナ関係の情報もありがたい!

  • step5までの、身体や食事、ストレスへのアプローチ部分は最近読んでいた本にも通じるところがあり、理解を深める形で読み進められたけど、stap6の人付き合いあたりからあまりしっくりこなくなってしまった。
    あと全体的にやはり比較的極めてる人だなと思うので、一応一般人でも取り入れやすいレベルのことでは書かれているけど、根本が極端に感じてなかなか共感や実感しながら読むことが難しかった。

  • 今あるものを重視し、最大限発揮できるように無駄なものをそぎ落とす。
    そのために食事も運動も、自分のための投資でありメンテナンスコストである。

  • なんか違うなと感じるのだが、何が違うのかうまく説明できない。
    極端な失敗例との対比で自分の生き方を良い生き方として描いていて、極端に良くない例にも共感できないし、筆者の生き方も筆者ならではの特殊事情だからできたように思う、またそれがいいと感じるかはかなり価値観によると思う。

    自分のペースで働くことを重視して上昇志向を捨てる、これは本当に楽しいのか?向上心が最も強い強みな人間としてのアンフィット感がある

    目的としての成長は違うが、手段としての成長はありうる、これは激しく同意

    生活の質を落とせるか
    ボロい車、質素な生活、見栄を張りたいわけでもなく、欲しいと思って買うこともあり、そのために働いてるわけでもないが買うこともある

    仕事の位置付けも、楽しいならやり続ければ良くて、最低限の食い扶持を稼ぐ逃げの位置付けにする必要もない。

    健康法の熱意が強いが、自分でこうだったからという理由が多く本当なのか?疑問

    ペルソナが働きすぎ、寝不足、ストレス発散のための暴飲暴食みたいなところでだいぶ違う

    fire実践が終盤、fire仕事自体が趣味というケースを考慮してない

  • きのう立ち寄った書店で、偶然本書を見つけて読んでみた。

    刺さった。
    貫通した。

    競争社会であくせく働くことにずっと違和感があった。

    窓のない小さなオフィスのなか、つねに誰かに管理され、命令され、会社のために貴重なプレイベートの時間を無償で捧げる日々に疑問があった。

    誰とも争わず、成果を求められるプレッシャーに心を削ることもなく、ちょうどいい心地の環境で減速した生き方がしたかった。

    貯蓄を進め、自分のビジネスを育て、お金の問題から少しずつでもいいので自由になる。そして、会社に奪われ続けていた時間をこの手に取り戻す。

    けれど同時に、筆者のおっしゃる「社会にコミットしたい」という思いも大切にして、自分のできることや好きなことで社会貢献しながら生きていく。

    すばらしい。
    すばらしすぎる・・。

    そんな素敵な生き方をするために、もうムダなものは何一つ要らない。

    見栄のために、高い買い物をするのはやめよう。
    タバコを吸うのは百害しかないから、やめよう。
    悩みのタネになる人間関係は、思いきって手放そう。
    自分で稼げるようになり、小さな事業で独立しよう。

    そして、社会の価値基準に惑わされるんじゃなく、「自分自身が本当に幸せだと思える人生」を作っていこう。

    やってやる。かならず。

  • ミニマリスト四角大輔が長年かけて突き詰めた「ミニマル・ライフ」についての指南書。
    ここに語られる人生哲学の一つ一つが本当に自分が求めていた言葉に近かった。
    体の軽量化→食事の軽量化→ストレスの軽量化→人間関係の軽量化→働き方の軽量化という順番で、身軽さで現代社会をサバイブするに必要なことを存分に教えてくれた。
    いつでも読めるように近くに置いておきたい一冊

  • 必要なものを新たに得るために「手放す」ことの大事さと、その方法を学べる1冊です。
    新たな知見や仕事は、可能であればいくらでも受け入れたいところですが、当然、肉体的にも精神的にも限界があります。
    変化の激しい時代では新しいものを受け入れる必要があるので、何かを「手放す」ことが重要となってきます。
    これまで大事だったものを手放すのは躊躇しますが、その重要性を改めて認識し、方法を学ぶことで、人生が良い方向に変わりそうです。

    【特に覚えておきたいと感じた内容の覚え書き】

    「言葉をソフトに変換する(嫌いを『ニガテ』など)、心の距離を置いてみる(話題に出さないなど)、物理的な距離を置いてみる(徹底的に礼節は尽くしながら)、という3つを心がけると、楽で効果的な人間関係をデザインできる。」
    「仕事の目的は、みんなと仲良くすることでも、誰からも嫌われないことでもなく、会社と社会にとっての『いい結果』を目指すこと。傾聴から入るのが絶対ルールだが、目的達成に必要ならば、感情ではなく考え方やアイデアの違いで、衝突せざるを得ない時は堂々とやる。」
    「ライフワークの真の意味は、具体的な職種や職業ではなく、抽象度の高い『生きがい』や『生きる目的』という言葉が近く、仕事はそれらに向かうための『乗り物』に過ぎない。『内なる部分』『手の届く範囲』『広大な世界』と真剣に向き合ってみると、ヒントが見つかる。」

    【もう少し詳しい内容の覚え書き】

    ・「選ぶことは手放すこと」。人は何かを得る時、必ず別の何かを手放さないといけない。不要な物事を徹底的に削り取った後に残るのが、本来の自分。自分に「無いもの」ばかりに目を向けず、「外」に答えを求めず、意識を自分の「内」に向け、「すでにあるもの」に気づきたい。
    ・モノ、情報、人間関係、肉体と自然環境への負荷、全てが「過剰」の現代で、問題解決には「ミニマル=足るを知る」技術の習得しかない。全てをギリギリまでミニマル化し、辛くなったら少し戻して心地いいラインを見つけるのが、身の丈ポイントを見つける唯一の方法。

    ○思い込みの軽量化
    ・「快適な身軽さの維持」と「自分なりのペース配分」の2つの徹底で初めて、安定的なパフォーマンスを維持できる。誰も気付かないような「小さな成果」をコツコツと積み上げていると、その中の1つが必ず「大きな成果」を引き起こし、人生にブレイクスルーが起こる。

    ○体の軽量化
    ・パフォーマンスを上げるには体と心の両方を整えるべきだが、先に整えるべきは体。メソッドが具体的で、基礎科学の裏付けもあり手法が確立され、個人で実践できてお金もかからず、継続すれば成果を可視化できる。健康を維持しているとメンタルヘルスも安定する。
    ・“非生産的な時間”こそが、心身をリカバリーさせ、結果として“人生のパフォーマンスと幸福度”を高めてくれる。できる限り多くの“非効率な時間”を生み出すために、“効率化”を徹底する。

    ○食事の軽量化
    ・「体とメンタルへの影響」「価格」「栄養」「味」といった項目を総合的に見れば、安全な食材は「決して高い買い物ではない」。全てを安全食材にするのが予算的に難しければ、調味料、オイル類、お米など、普段からよく食べるもの、使うものからオーガニックに変えてみる。
    ・安くて美味しくて、新鮮で栄養価が高く、それぞれの季節に合った効能をもたらしてくれる「地元産で旬のもの」を食べるだけで、病気を防ぐことができる。季節外れの生のものより、旬の作物を保存食にするほうが栄養価は高まる。

    ○人間関係とコミュニケーションの軽量化
    ・言葉をソフトに変換する(嫌いを「ニガテ」など)、心の距離を置いてみる(話題に出さないなど)、物理的な距離を置いてみる(徹底的に礼節は尽くしながら)、という3つを心がけると、楽で効果的な人間関係をデザインできる。
    ・仕事の目的は、みんなと仲良くすることでも、誰からも嫌われないことでもなく、会社と社会にとっての「いい結果」を目指すこと。傾聴から入るのが絶対ルールだが、目的達成に必要ならば、感情ではなく考え方やアイデアの違いで、衝突せざるを得ない時は堂々とやる。

    ○お金と働き方の軽量化
    ・お金とは「捉え方、使い方」でエネルギーの質が変化する不思議な存在。「ライフワーク」が見つからないなら、目の前の「ライスワーク」を「ライフワーク」にできないかと試行錯誤し、創意工夫を重ねたい。
    ・ライフワークの真の意味は、具体的な職種や職業ではなく、抽象度の高い「生きがい」や「生きる目的」という言葉が近く、仕事はそれらに向かうための「乗り物」に過ぎない。「内なる部分」「手の届く範囲」「広大な世界」と真剣に向き合ってみると、ヒントが見つかる。

  • 色んな考えの人がいるんだなと思った

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著者プロフィール

モバイルテクノロジーを活用することで場所の制約を受けないワークスタイルを構築し、
ニュージーランドの湖で半自給自足の”森の生活”を、
年の数ヶ月は世界中で”移動生活”を送りながら様々なプロジェクトを手がける。
Instagram、多数の連載、公式メディア〈4dsk.co〉を通して独自のライフスタイルシフト論を発信。
アーティスト育成と大自然への冒険をライフワークとしながら、複数の企業の役員やアドバイザー、
大学非常勤講師、会員制コミュニティ『Lifestyle Design Camp』学長を務める。
著書に、12万部を突破し若者のバイブルともなっている、『自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと』や、
『モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには』、『The Journey 自分の生き方をつくる原体験の旅』など。
レコード会社プロデューサー時代に配信を含めて10度のミリオンヒット、CD売上2000万枚を記録。

「2018年 『人生やらなくていいリスト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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