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- 本 ・電子書籍 (281ページ)
感想・レビュー・書評
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江戸を舞台に役者の物語である。
冒頭からぶっ飛ばしの世界観。超個性的な語り口で突き進む。読者がついてこられるだろうか、という迷いは一切ないような痛快さである。
この波に乗ることができたらもう、癖になること間違いなし。ただひたすらに役者の物語で、その生きざまの壮絶さに、化け物とはこういうことなのだなあ、と胸が熱くなる。
芸の道を究めようともがく者たちの物語でもある。
芸の道とは無縁の主人公が、かろうじて「常識」を示してくれるのだ。狂気とは、鬼とは。それを問われる物語。 -
エグって感じた時代ミステリ
なかなか輪郭を見せない物語と足を斬られた女形がうまいなあって感じました。
2743冊
今年182冊目 -
時代物は敬遠しがちだけど、これはちょっと読んでみたくなり読んだ結果、面白かった!
慣れない言葉遣いも気にならない小気味よい文体と、気になる話の筋運びで、あっという間に読了。 元稀代の名女形が主要人物なもので、どことなく艶かしさも漂う文章が癖になる。
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著者プロフィール
蝉谷めぐ実の作品





