問うとはどういうことか~人間的に生きるための思考のレッスン [Kindle]

  • 大和書房
3.50
  • (3)
  • (6)
  • (7)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 124
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (185ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 考えることは問うことから始まる。この本で問い方を学べば質の高い思考スキルが身につきます。特に冒頭の森元総理の発言に関する痛快な指摘と最終章の「問わない方が良い問いの話」は共感できる点が多く気づきも多いのでお勧めです。

  • 問うという行為に潜む性質を学べる本。本書は問いとは何で、なぜそれが大切で、どのような問いが良い問いで、いつが問いのやめ時なのか、などという、問いに関するありとあらゆる方向から見たその性質を具に述べる。普通に生きているだけでも、世の中には的を得ない問いが腐るほどあることに気付く。そんな世の中で物事を本質的に見て、考えるべきことに頭を使うにはどうしたらよいのか、そのヒントを得られる書物だったように思う。

  • 哲学的に「問うこと」について、方法から実践までわかりやすく書かれています。日々の振り返りで常に自分に問う形式をとっている私ですが、本質・理由・要点・方向・大きさのバリエーションを増やすきっかけをもらえました!
    (推薦者 ノリ@サポーター)

  • ふむ

  • 読みやすい。問いを考える際のフレームワークとして活用出来る。

  • 善く生きるための思考のレッスンといったところでしょうか。具体例も豊富で言わんとする方向性はつかめたように思う。人間として、日常生活の選択時にしっかり思考したい。

  • そもそも、何のために問うのか?
    目的をもって問う
    ①知るために問う
    ②理解するために問う
    ③考えるために問う
    ④想像するために問う
    ⑤自由になるために問う

    具体的に何を問うのか
    問いの種類と役割を知る
    ①「意味」を問う
    ②「本質」を問う
    ③「理由」を問う
    ④「方法」を問う
    ⑤「状況」を問う
    ⑥「関係」を問う
    ⑦「事例」を問う
    ⑧「要点」を問う
    ⑨「意見」を問う
    ⑩「真偽」を問う

    実際に、どのように問うのか?
    問いの方向を決める
    ①一方向的に問う
    前に進む、後ろに進む
    上に進む 一般的な観点、より広い観点、全体を見る視点
    下に進む 意味を問う、理由を問う、根拠を問う、方法を問う
    ②多方向的に問う
    比較する
    違う視点から見る
    反対の立場から見る
    時間軸を移動する
    空間軸を移動する

    問の大きさを変える
    ①小さい問から大きい問へ
    個別具体的な問いから一般抽象的な問いへ向かう
    バラバラのものを一つの観点からまとめる
    ②大きい問から小さい問へ

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

龍谷大学、関西大学、摂南大学非常勤講師。
1966年名古屋市生まれ。
1997年京都大学大学院人間・環境学科博士後期課程修了。
主な著訳書
『新現象学運動』(共編)、『雰囲気と集合心性』(共著)ほか

「2002年 『シュミッツ現象学の根本問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

梶谷真司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×