THE LEGEND & BUTTERFLY [DVD]
- TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) (2023年11月1日発売)


- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988101224197
感想・レビュー・書評
-
格好ばかりの織田信長(木村拓哉)と密かに信長暗殺を目論む濃姫(綾瀬はるか)は、敵対する隣国同士の政略結婚で結ばれるが全く気が合わない。
ある日、濃姫の祖国の美濃で内乱が起こり、父・斎藤道三(北大路欣也)が命を落とす。帰る国が無くなったことで自身の存在意義を失い自害しようとする濃姫に、生きる意味と場所を与えたのは信長だった。
そんな信長もまた、大軍に攻められ窮地に立たされた時、濃姫にだけは弱音を吐く。
自暴自棄になる信長を濃姫は鼓舞、奇跡的に桶狭間の激戦を勝ち抜き、これをきっかけに芽生えた絆はさらに強くなり、いつしか天下統一がふたりの夢となる。
だが戦さに次ぐ戦さのなか、信長は非情な“魔王”へと変貌してゆく。
本当の信長を知る濃姫は、引き止めようと心を砕くが、運命は容赦無く“本能寺”へと向かってゆくのであった。
“魔王”と恐れられた信長と、“蝶”のように自由を求めた濃姫。
激動の30年を共に駆け抜けたふたりが見ていた本当の夢とは……。
「るろうに剣心」シリーズの大友啓史監督が、織田信長と謎に包まれたその正室・濃姫の知られざる物語を木村拓哉&綾瀬はるか主演で映画化。
臆病な本性を隠す為、わざわざと荒々しい振る舞いをするうつけ者の織田信長と文武両道に秀でた濃姫が、お互いにぶつかり合いながらも、濃姫が天下布武の夢を託し、軍略や部下を鼓舞する方法などをうつけ者の信長に指南し、素顔の自分を知り文武に優れた濃姫を頼りにし天下を夢見る同志として濃姫と支え合う織田信長の激動の夫婦愛を軸にした時代劇大作。
最初の頃の臆病者ぶりを見せないように荒々しい振る舞いをしていたうつけ者時代のツンデレな可愛げから、家臣の命を背負い負けられない天下布武の戦の中で魔王になっていく中年期、濃姫を心の支えにし果てない夢を見ようとした壮年期まで、新たな織田信長を演じ切った木村拓哉。
文武両道に秀で、織田信長に天下布武の夢を託し、織田信長をうつけ者から天下人に育て上げる新たな濃姫を演じ切った綾瀬はるか。
ふたりの熱演もさることながら、短い出番でしたたかな徳川家康を演じた斎藤工、魔王である織田信長に魅入られた新たな明智光秀を演じた宮沢氷魚の演技、桶狭間の戦いや本能寺の変などに新たな新解釈を加えたサプライズ満載な展開もあり、織田信長と濃姫の物語に新たな新風を吹き込んだ時代劇大作。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なるほどね。この脚本なら売れなくて当然だよね。
みんなが大好きなキレッキレな信長ではないし。
うつけで格好だけつけたがる平凡な信長を非凡な濃姫が尻を叩いて育てていくストーリーは面白くないだろう。
おまけに本作は戦国時代映画の見せ場である大合戦のシーンは全くないという割りきり作。それなのに3時間の長さ。
本作の明智様は「麒麟がくる」と同じタイプのキャラクターで、最後は家康と組んで信長に一芝居打ってくる。
しかしなんと言っても最も残念なのは最後、史実でも焼け跡から信長の骨は見つかっていないんだからさ、あのまま二人して居なくなっちゃってビックリするくらい幸せになってくれてもファンタジー作品として良かったんじゃないかと思う。
幸せそうに笑う綾瀬はるかの濃姫はきっと気になっただろう。
そしたらもっと話題になって売れていたんじゃないかな。 -
制作年:2023年
監 督:大友啓史
主 演:木村拓哉、綾瀬はるか、宮沢氷魚、市川染五郎
時 間:168分
音 声:
尾張の織田信長のもとに美濃の濃姫が嫁いでくる。威圧的な態度の信長とそれに怯まず抵抗する濃姫。
敵対する隣国同士の政略結婚であった2人は、互いを出し抜き寝首をかこうと一触即発の状態だった。
そんなある日、攻め入ってきた今川義元の大敵との圧倒的な戦力差に絶望する信長は、濃姫の言葉により励まされ奇跡的な勝利を収めることに成功する。
この日を機に2人は固い絆で結ばれ、天下統一を目指し歩きだしていく。 -
キムタクが信長の映画。
映画にしては3時間は長すぎる。
信長にしては3時間は短すぎる。
なかなか良いです!このメンツで大河ドラマとしてじっくりやってほしい。キムタクも前半のうつけの部分も後半の孤高の部分も全部良かった!全部キムタクって揶揄されるけど最近は味がでてきた!!そしてそれを凌駕する濃姫の綾瀬はるかはもっと良かった。 -
キムタクが演じる織田信長。
稀代の魔王、という狂気の武将を、妻の視点から描いたストーリーになっていて、この魔王は妻が作ったものだ、という仮説から成り立たせていく。特に、後半魔王性を失っていくのも、妻のせいで、最後それが本能寺の変の引き金になったというのは、やや少し無理がある展開ではある。
愛こそ、全ての原動力であったことに後から気がつく信長の最後は、夢と儚い。 -
最初はダイジェストぐらいの勢いで進み、後半からダラダラしてくるので途中で長いなーと思ってしまった。あくまで恋愛映画なのだと割り切って見たとしても、信長と濃姫の絆の深まりがいまいち伝わってこなかった。