す ば る 2023年10月号

制作 : すばる編集 
  • 集英社
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・雑誌 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 4910054591033

感想・レビュー・書評

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  • 正直に言おう、もう全然読んでないです。半分以上はスルーしている。
    今月の哲学特集は面白かったけど。
    約一年前に、小説すばると間違えて定期購読してしまったすばる、来月でやっと終わってくれるという思いしかない。いや、内容が面白かったり、理解できたらもちろん読むのだが、やっぱり連載ものにあらすじがないのがでかくてそもそも途中から入れないことと、内容も内容でよくわからんことが多かった。

    ・きのう下田のハーバーライトで
    戯曲の台本を模した小説というおもしろいスタイル。しかも最後に公演の場所や時期まで書いて… って、もしかしてこれ本物なのでは?と調べたらやっぱり本物だった。本物の台本を載せているだけというのは逆に斬新…
    って、このなんか不思議な内容のものが演劇になるのか。どうなるのかよくわからんなぁ。
    とりあえず原が嫌いでした。

    哲学の言葉が必要だ
    ・「生」に対して問いを立て続ける
    自分が哲学好き、というか考えるのが好きというのもあってこの対談はとても面白かった。

    「この生に対して、この世界に対して、どういう問いを立てられるのか考えることが哲学の持つ力なのかなと。」
    この対談でも言ってるけど哲学は誰でもできることで、ふとした拍子に「人生とは?」とか「死ぬってどういうことだ?」みたいのを考え始めた時点でもう哲学してるんだと思っている。それを一人で考え続けようと、誰かと対話しようとどっちも哲学。

    「自分をサポートしてくれる主体が国家以外に何もないという感覚」
    確かにいきなり国を恨み始める人多い気がする。というよりも、国を恨み始めるものがバズりやすいのではという気もちょっとした。市役所恨んでも共感度が低いのかも。
    「私たちは、健康的な成人として労働に従事できる人をこの社会の中心として捉え過ぎなんですよね」
    それはそう、とは思うが、仕事できないと社会も構築できないという事実もあるしなぁ。って、そういうことではなく、若い男女だけじゃなく、例えば昔の大家族での子育てみたいに、祖父母がサポートするのも十分に社会の中心であるってことかな。

    追悼 ミラン・クンデラ
    ・ミラン・クンデラとの45年
    チェコ作家で、小説の技法とか書いてるのは一度読んでみなければ。しかし、途中からフランス語で書き始めたとかすごいな…

    ・虹に彩られる季節(後編)
    LGBTQ日記の続き。
    「『あなたは愛されている』これはまさに愛に渇く性的マイノリティが最も必要とするメッセージであるように、私には感じられた」
    やっぱり色々と考えてしまう。親にすら愛されないというのは確かに厳しいが、他人から愛されたいと思うことが当たり前であり、その権利を剥奪されていると思っているという前提がなんかなぁ。

    イベントに参加して仲間たちと盛り上がったり、紀伊國屋書店に行ったりしたところまでは面白かったが、後半突然日本の政治にひたすら罵詈雑言を浴びせかける内容になり、呪詛過ぎて読み飛ばした。なんだろうなー。新しいシステムを入れようとするときに、万人に理解されないのは当然だし、強い反発があるのも当たり前で、以前と違って色んな人がこの事実を認知しているというこの状況自体がかなりの進歩なのではと思うのだが。でもまあ、全然求めてない法案でわちゃわちゃされるのもやってられないだろうけど、結局のところ自分としては「人の恋愛なんて死ぬほどどうでもいい」から、こんなに一般の人達が恋愛話ばかりしていることに辟易してるわけで。LGBTですか、ふーん、色んな人がいますね、じゃあゲームの話しようぜ、ってできないのかなぁ。

    ・いろいろ対談
    知らない人たちが知らないトピックについて対談してるの読む意味がなさすぎるのでどんどん飛ばす。
    でも江戸POP道中文字栗毛は面白かった。2篇とも書き方はPOPなのに全く救われないのはびっくりしたけど。

    ・記念日 10
    今月も主人公がサイコパスっぽいミナイになってる。ルームメイトのお見合いが超絶大失敗に終わったあとにお見合い相手の家に行くわ嘘をつくわというなんかサイコパスというよりもはや頭がおかしいふるまいをしているミナイ。何をしたいんじゃ。

    ・虚史のリズム
    内容は全く読んでないが、ここ数ヶ月dadadadaって並んでるだけの箇所がたくさん出てきて、これで金もらってるのすげえなと思ってしまう。

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