- 新潮社 (2023年11月1日発売)
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みんなの感想まとめ
掌篇小説集は、25篇の短編が織り成す独特な世界観を楽しむことができます。各作品は、脈絡なくふわっとした終わり方をしながらも、読者に不思議な余韻を残します。特に冒頭の「深夜便」では、ありふれた筋書きを通...
感想・レビュー・書評
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掌篇小説25篇。全体的に脈絡なくふわっとした終わりかたに奇妙な味わいがある。突然幕が下りるのとも違う、「、(読点)」で終わるような不思議な読後感。
好きな作品は「川のほとり」「夜は更けゆく」「離婚熱」「コロナ追分」「塩昆布はまだか」「プレイバック」。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者曰く「これがおそらくわが最後の作品集になるだろう」、巨匠がこれまで蓄積した技倆と思索の全てを注いだ掌篇小説集。
冒頭の「深夜便」でノックアウトされた。こんなありきたりな筋を、どうしてここまで心に迫るように書けるのか。きっと山岡は、もう彼女が亡くなったことを知っていて、だからこそ深酒しているのだろう。このやり取りも、もう何十回と繰り返しているに違いない。そうした背景を語らずに読者に悟らせる手腕が、凄まじい。
「花魁櫛」では、イッちゃってる眼を「虹色の目」と表現するのがすごい。筒井康隆の作品には、まるで映像で見たかのように伝わる表現が随所に見られる。
『プレイバック』のラストの文章。
「知りませんよ」
泣きそうになりながら、おれは先達たちに向かって訴えかける。
「だって、あんたたちがあまりにも早く死んだんだ。最長老なんて言われて、あんたたちのことを書いたり言ったりするSF作家がおれしかいなくなって、いろいろ対応することがたくさん出てきて……だから、長生きするしかないでしょうが。長生きするしかないでしょうが」
泣ける。90代まで長生きして創作活動を続けている人にしか言えない、重みのある言葉だ。
筒井康隆の大ファンなので全作楽しめたが、中には人を選ぶ作品もあるかもしれない。とはいえ、彼はジャンルを問わず多くの作品を生み出してきた作家だ。どれかしら好みに合うものが見つかるのが、筒井康隆の魅力でもある。本作は集大成でありながら、入門カタログとしても楽しめる一冊だと思う。 -
「これがわが最後の作品集となるだろう」と著者。いやいや、編集者氏同様そうは思いませんし、思えません。「コロナ追分」の毒気ある言葉遊びと批評精神などまさに往年そのものじゃないですか。筒井作品を飾る主人公たちが次々と登場する「プレイバック」。これにはさすかにジンときましたが…これも筒井流エンターテナー。決して“枯れ”などではありません。オススメです〜。
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なんですかね。
小説の体言止め。余韻が終わり。の様な短編集。 -
話しのオチ?が
よくわからなくて -
本人曰く「最後の作品集」
もちろんわしとて文芸誌にまだ掌編を載せている以上信じているのではないのじゃが、愛息伸輔氏に先立たれめっきり意気消沈してしまい、最近では入院したり手術したり齢九十にならんとする先生に一方的に期待を寄せるのも酷というもんじゃろう。
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筒井康隆の作品
