薔薇色に染まる頃 紅雲町珈琲屋こよみ (文春文庫) [Kindle]

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  • 今回はこれまでとは違った展開だった。用事で出掛けたお草さん、出先の東京で殺人事件現場に遭遇。その後、京都に向かう新幹線の中で出会った少年がその殺人事件に関係し逃避行の手助けをする。殺人者の影に怯え、緻密な判断と思いきった行動を取るお草さんだが、とても高齢者とは思えない。小蔵屋で焼きもち心配する久実や一ノ瀬。緊迫した場面が続いた。琵琶湖から紅雲町に戻るお草さんと少年を送り届ける丹山と一ノ瀬たちの連携に圧巻。小蔵屋でのいつものまったりした接客場面が少なかったがこういう話もたまにはいいのかな?

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著者プロフィール

1964年、埼玉県生まれ。群馬県立女子大学文学部美学美術史学科卒業。2004年、「紅雲町のお草」で第43回オール讀物推理小説新人賞を受賞。著書に「紅雲町珈琲屋こよみ」シリーズ『誘う森』『蒼い翅』『キッズ・タクシー』がある。

「2018年 『Fの記憶 ―中谷君と私― 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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