本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (665ページ)
感想・レビュー・書評
-
皆さんの小説を読ませて頂いて、実にいい加減な法律の記述に目が行く。私が最も最初に付いた正職が、憲法学の講義であっただけに、正直、壊滅的だと頭を抱える。
東京大学の法の講義は、憲法を素読(すどく)することから始まる。各学生、何の知識もないまま、憲法を黙って読み通す。私は、憲法の、その崇高さに打たれて泣いた。
それから数年、法という法を学んできた。だが、どの本も必ず、憲法に帰着する。難解な学問と思われるかもしれない。
違う。
憲法というものは、私たちが幸福に生きることを保障した、唯一かけがえのない法である。これを改憲した時、すべてが終わると私は思っている。
誰でもが読めるように書かれたもの。それが法律である。わからなくしているのは一部の識者だ。
皆さんも憲法によって、飯を食って、笑い、自由な暮らしをしていることを忘れてはならない。
日本国民なら、そして、表現者を目指すなら、当然、理解しておくべきものである。私のところに集まってくる作品にも、憲法上、間違えている作品が非常に多い。
恥ずかしいと思ったなら、この最も簡明で、わかりやすい、故・芦部信喜教授の「憲法」に触れてほしい。素直な気持ちで読めば、なんら難しいものではない。
日本人なら当然知っておくべき常識である。
一読を是非、勧める。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示
著者プロフィール
芦部信喜の作品
![有効な左矢印](/img/carousel/arrow-left-enable.png)
![](/img/carousel/arrow-left-hover.png)
![無効な左矢印](/img/carousel/arrow-left-disable.png)
![有効な右矢印](/img/carousel/arrow-right-enable.png)
![](/img/carousel/arrow-right-hover.png)
![無効な右矢印](/img/carousel/arrow-right-disable.png)