レインメーカー (幻冬舎文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 著者の作品としてはやや物足りない寄り。
    ハゲタカみたく主人公のキャラが立っていないのがちょっとね。
    ビジネス小説の書き手はキャラ造形とか繊細な描写が苦手な傾向があると思っていて、その傾向が顕著に出てしまった気がする。
    他方で医療訴訟の展開については誇張は目につくもののわりと面白かった。欲をいえば、ダメな証人の尋問とか原告の諦観とか法案のポシャりなど外的な要因で訴訟の帰趨が決定するのでなく、弁護士の力量を戦わせる法廷闘争が見たかった。弁護活動は淡々としていてそこまで話の展開を左右していなかったのが、少しだけ物足りない。まあそれは俺の仕事柄的なわがままかもしれないが。

  • 初めて読む作家さんで、期待をしていましたが、自分にはいまひとつ。登場人物の人柄に惹かれる人もいなく、話の展開も盛り上がりに欠ける印象。

  • 医療過誤訴訟で有名な弁護士の娘と元部下
    方針の違いから仲違い

    政界進出を企てる娘の自己都合な医療過誤訴訟
    病院、医師側の弁護につくのは袂をわかった弁護士

    亡くなった幼児の祖父母が暗躍するも、事実を伝えた結果、幼児死亡の直接の原因とも言える父親が訴え取り下げ

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著者プロフィール

1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収の壮絶な舞台裏を描いた『ハゲタカ』でデビュー。映像化された「ハゲタカ」シリーズをはじめ、 『売国』『雨に泣いてる』『コラプティオ』「当確師」シリーズ『標的』『シンドローム』『トリガー』『神域』『ロッキード』『墜落』『タングル』など話題作を発表し続けている。

「2023年 『それでも、陽は昇る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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