世界一流エンジニアの思考法 (文春e-book) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • エンジニアとしての思考がどのように仕事の生産性につながるかを教えてくれる本でした。足すのではなく引くと言う思考で必要なものを取捨選択していくことが大切だと言うことも学びました。また日本と言う環境におけるエンジニアの仕事のしづらさを文面からも感じることができました。日本の良さもあると思いますが、素晴らしい部分は海外からもどんどん取り入れて、日本が世界の中でもうまく成長できるような国になっていくことを願います。

  • 「世界一流エンジニアの思考法」
    を読んでいる所です。

    自分が本当にその事をちゃんと理解しているか、
    理解するにはどんなに頭のいい人でも
    当たり前に時間がかかると分かった上で、
    改めていろいろな事を確認しようと思えた事は

    今後の生き方に良い影響をもらえた気がして
    とても嬉しい。
    自信のない自分を変えられたら良いな。

    まだ途中だけど、
    すでに充分読んで良かった。

    #世界一流エンジニアの思考法

  • 欧米企業での生の勤務経験からすると、日本って変わった風土を持っているのかな~と気づかされる一冊。

    うーん、それは実態難しいかな、理想かな、と思う所もありましたが、総じてinspiredされる内容でした!

    - 「無理を承知で」のお願いの連鎖はみんなの疲弊を生み、チームや組織の業務改善に全く繋がらない。

    - 自分がしんどいと思う「努力」はやめてしまうこと。自分が「楽しくなくて苦しい」と思う時は「無理」があるサイン。自分には手を負えないことを素直に認めて、人に頼るのもいい。

    - 「仕事を楽しんでいるか?」1o1をする時に必ず投げ掛けられる言葉。リーダーは如何にメンバーたちが幸せに働けているかに高い関心を寄せる。

    - 意見が対立する時も、意見が違うだけ。他の人の脳みそを借りて、最適なアイデアを選択しようという姿勢。

    - 海外のテック企業のCEOが皆、技術畑出身なのは、現場的な鼻が利くことが意思決定に有効に働くことが増えているからにちがいない。

  • かなり話題になっているだけあって全ての章、節において良いことが書いてある。
    やはり問題はこれを実践できるかどうかで、難しいポイントとしては著者とは環境が違うところだと思う。例えば問題が発生したときに自分で調べ切るのではなく、詳しい人に任せるなどは自分が所属するチームや組織の文化にかなり影響を受けると思うし、それらを変えるだけの熱量を持ち続けるのは実践する以上に難しいと思う。
    まずは自分の心理的負担の少ない範囲でできるところから実践していくという地道な行動を文化にしていけると良いのだろう。

  • 自分自身エンジニアとして、世界一流のエンジニアの思考法なる本がベストセラーになっていると読まずにはいられませんでした。

    全体を通して、昨今SNSで見聞きするような今時の思考法が紹介されてる印象で、根本はアドラーの心理学や7つの習慣に通ずるものを感じられる内容になっています。

    特に「どうやったら自分の人生が幸せになるのかを主体的に考えて、仕事の仕方を選択している」の一文が、自分が大事にしたい感覚にも近く共感できました。

    評価や昇給昇進、損得が基準ではなく、自分の人生で考えた時に幸せになれる選択をしていきたいです。

  • 2024年で1番読んで良かった本。
    ・正しい理解をする、時間をかける
    ・マルチタスクは生産性が低いのでやらない
    ・サーバントリーダーシップ
    ・定時で帰って学習する
    ・批判的な文化、失敗に不寛容な日本

  • audibleで読了。ビジネス書なので、ビジネス書と思って読むが吉。エンジニアに限らず、使えそうな仕事フレームワーク、テクニック、考えについて書いてある本。
    ・実装する前に、簡潔な文章で表現しよう
    ・使わなくなったタブは閉じよう
    ・残業するくらいなら、本業の勉強にあてよう
    ・あるA領域という仕事の担当になったとき、A領域に詳しい人がチームにいると分かっているなら、「こんなこと聞いていいのかな」とか躊躇せずに相談しよう

  • 読みやすい、ただ、「これはアツい、今日からやろう」ってなるのがあったかというと…?「良さそう〜」の温度感には全体的になれたが覚えてられたのは
    ・理解はゆっくり行う(頭では理解したけど実践方法まで具体的にできてない)
    ・コードは全てを理解しようとするんでなく全体像を見る
    くらい…?

    ADHDという属性も同じだったので期待高まったけどこれだ!には出会えなかった…

    海外だからできるんだ、と思考停止せずに実践してみようも、ほんとにおっしゃる通りではあるんだが、とはいえ土壌が整ってない場所で文化から変えるとなるとそのコストは爆上がりになるわけでどうしてもメリットが霞んでしまう
    ・必要なことしか言わない
    も楽だし伝えやすそうと思ったがそれを日本でやったら「こいつ仕事できねえな」になるわけで
    レビューはあくまでimoとするのとかは自分主体でも始められるかも

  • 私が職場に違和感がある理由がわかった

    すごく面白かった。私は職場では変わり者として扱われています。会社は純日本風にマイクロマネジメントで報告を求めてきます。しかし、私は自分で考えて自分で動きます。単にジコチューなだけかと思ってたんですが、本書に非常に近しい動きをやっていたことがわかりました。だから今年も昇格しなかったのか。そうか会社と俺はまるであってないんだな。すごく転職したくなってきますww

    古い慣習で動いている偉い人々にこそ読んでほしいけど、古風な会社で偉くなった人は変わりたくない人だから読まないだろうな。 

    【引用】
    (障害調査など)まずは、事実(データ)を一つ見つける→いくつかの仮説を立てる→その仮説を証明するための行動を取る。むやみやたらに試行錯誤するのではない。

    理解の3要素
    * その構造をつかんで、人に説明できること
    * いつでもどこでも即座に取り出して使えること
    * 知見を踏まえて応用がきくこと

    デザインドキュメントを書くと良い(プログラマのために)
    * score...このドキュメントの範囲
    * bsckground...なぜこよプロポーザルを行っているかの背景
    * problem statement...解決したい問題
    * proposal...どういうデザインにするか、その理由

    質問を恐れない!エンジニアがより賢くなるのはチームの幸せにつながる

    メンタルモデル…人々が世界を理解し、予測し、解釈し、新しい状況に適用するための、自己の心の中のイメージや理論

    2時間以上ブロックされたなら、質問するなり相談するなりして寝かせておいて、他の仕事をやっておく

    既存システムなら、「まずエキスパートに頼る」

    Be Lazy..やることを減らす
    * 1つだけピックアップ
    * 時間を固定して、その中で価値を最大化する
    * 会議の場だけで完結させる
    * 物理的にやることを減らす

    検討ばかりしてさっさと「やらない」ことのほうが最大のリスク

    「無理を承知で」のお願いの連鎖はみんなの疲弊を生み、チームや組織の業務改善に全くつながらない。
    「計画の変更」は悪ではない。現実を見て、フィードバックを受けて納期や仕様が変わっていくのはむしろ「善」ということだ。

    マスコミュニケーションロスサインがあらわれた時点で、手を動かす前に「何かおかしいぞと」と気づいてオフラインで話そう。音声のほうが100倍以上情報量かあってインタラクティブ性があり、フィードバックが速い。

    「気軽に聞ける空気」は、「気軽に断れる空気」とセットになっている

    「相手を否定しない」「相手のアイデアを否定しない」そして「自分の考えとして意見をいう」
    「他人を否定しないこと」を職場のカルチャーの出発点にすべきなのだ。

    人をコントロールして働かせようとする時代はもう終えなくてはいけない。

    チーム全体が強くなるためには、気軽にお互いの知見を交換できるコミュニケーション文化が大切だ。聞くことを恐れずに、人に頼ろう。そして自分も役にたとう。

    チーム内ではスキルや経験に関係なく、全員が同じ責任を持っているフラットな「仲間」としてふるまう。

  • マイクロソフトで働く著者が、同僚との会話や同僚の仕事ぶりから彼らの考え方を、日米の違いも踏まえつつまとめた本。伝統とか商習慣で凝り固まった現状を打破したいエンジニアや、マネージャーが読むべき良書。
    日本の考え方と一番違うと感じたのは、品質と納期に対する考え方。日本ではQCDという考えは皆共通のはずで、口では品質品質というが、納期が絶対である。納期のためならばテストを粗くしたり、バグに目を瞑ったりが横行している。計画からの逸脱を異常に嫌うが、本当に大切なのは計画を守ることではなく品質を良くすることのはずである。マイクロソフトでは、自社製品ということもあるだろうが計画は変わりゆくものであり納期はかなり調整しやすいパラメータの一つである。一方で、品質については妥協がなく、品質を高めるために早期の(日本人の嫌いな)失敗をし、フィードバックを歓迎する。
    本当に品質を良くするためには自分たちは何をしなければならないのかを考えさせてくれる一冊である。

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